20万アクセスの謎
デンマンさん。。。何も記事を書かないのにブログのアクセスが20万を突破してしまったのですか?
そうなのですよう。今年の元旦から3月1日までのアクセス数が20万を突破していたのですよう。
わずかに2ヶ月の間にですか?
そうなのです。
。。。で、どのブログですか?
Realogの『デンマンのブログ』ですよう。
この上のリストは今年の1月から3月1日までの月別のアクセスです。僕はこの期間、アクセスできなかったから、全く記事を書かなかったのですよう。
でも、ヴァイアグラ馬鹿さんはスパムコメントを飛ばし続けたのでしょう?
その通りですよう。
■ 『やっぱり不倫はいけませんか?(その1)』
(2005年8月14日)
上の記事には、1万件以上のスパムコメントが書かれていますよね。
そうですよう。Realogの僕の記事の中では最も読まれているのです。これには3月1日現在で 13、918件のコメントが付いているのですよう。その内の 13、900件が、ヴァイアグラ馬鹿が送ってきたスパムコメントですよう。
だから、20万アクセスのほとんどがヴァイアグラ馬鹿さんがアクセスした記録だと、あたしは思うのですわ。
僕も初め、そうではないだろうか?。。。と思ったのですよう。
でも、違うのですか?
違いますよ。
どうして違うとデンマンさんは断定できるのですか?
理由は簡単な事ですよう。上の「アクセスログ」の「機種別」の閲覧数(PV、ページビュー)を見れば分かります。
「機種別」って、どういうことですか?
つまり、どのブラウザを使ってアクセスしたかということですよう。もし20万のアクセスのほとんどがヴァイアグラ馬鹿のアクセスの記録だとしたら、これほど多くのブラウザが表示されません。多分1つか2つだけですよう。
ところで、上の「機種別」の中で“other”と書いてありますけれど、これはどのブラウザの事ですか?
僕も良く分からなかったので調べてみましたよう。
2008年ブラウザシェア推移
Net Applicationsの報告によると2008年12月におけるWebブラウザのシェアは次のようになった。
Firefoxのシェアは2008年11月にはじめて20%代に入ったが、その後もシェアを伸ばし12月には21%を超えた。
Safariも急激にシェアを伸ばしているほか、Chromeも順調にシェアを伸ばしている。
Operaは先月と同じシェアを維持した。
68.15% - IE ↓(IE7 46.77%↓, IE6 20.46%↓, IE8 0.82%↑)
21.34% - Firefox↑ (Firefox3 17.18%↑, Firefox2 3.77%↓)
7.93% - Safari↑
1.04% - Chrome↑
0.71% - Opera
IEはシェアの下落が止まらない。
ここ数カ月の間はIE7がシェアを伸ばしたかわりにIE6のシェアが減るという傾向があり、合算するとIE全体ではシェアが下落していた。
2008年12月はこれまで純増を続けていたIE7もシェアを落としている。
IEの中では低いシェアになるが、現在開発が進められているIE8のシェアが伸びているところは注目点だ。
IE8のシェアはすでにOperaのシェアを超えている。
Net Applicationsの報告するデータによれば2007年12月から2008年12月までの1年間でブラウザのシェアは次のように変化したことになる。
括弧内は元々のシェアに対する変化割合。
IE 7.89%↓ (10.37%の減少)
Firefox 4.54%↑ (27.02%の増加)
Safari 2.34%↑ (41.86%の増加)
Chrome 1.04%↑
Opera 0.07%↑ (10%の増加)
主要ブラウザではIEがシェアを落とし、ほかのブラウザはシェアを増やした結果になった。
元々のシェアに対する変化割合を見るとSafariが42%弱とほぼ1.5倍ほど自身のシェアを伸ばしたことがわかる。
Operaは年間を通じて増加傾向にあるが、全体からみたシェアは0.70%前後であまり変化なく推移している。
『2008年ブラウザシェア推移』より
「機種別」のリストの中に、IE(インターネット エクスプローラー), Firefox, Safari, Opera は出てくるのですよう。 Chrome だけ出てこない。
つまり、“other”とは、GOOGLEが開発したブラウザ、 Chrome のことですか?
僕も初め、そう思ったのですよう。でもねぇ、日本では Chrome って、ほとんど知られていないと思うのですよう。それなのに、Firefox, Netscape, Safari を飛び越えて IE についで2位になるなんて考えられない。僕は、さらに調べてみましたよう。
モバイル端末からのインターネットアクセス
iPhoneが引き続き断トツの1位
Symbianを抜いたAndroidのモバイルブラウザシェア
2009/03/03
調査会社の米Net Applicationsは3月1日、モバイル端末からのインターネットアクセスに関する最新調査報告を発表した。
調査は全世界のほとんどの国をカバーしていて、月間160万ページビューとなるデータから集計しているという。
調査によれば、2009年2月のモバイル端末からのインターネットアクセスは0.72%。デスクトップの98.93%と比較すると比率はごく小さい。
しかし、前月の1月と比較すると0.69%から0.72%へと増えていて、同社は「モバイルからのWebブラウジングの比率は急速に伸びている」としている。
プラットフォーム別に見るとiPhoneが66.44%で2位のJava ME(9.11%)に大差を付けてトップ。
以下、Windows Mobile(6.90%)、
Android(6.26%)、
Symbian OS(6.17%)、
Palm(2.37%)、
BlackBerry(2.24%)と続く。
BREWは0.51%。
調査報告では、AndroidとBlackBerryが急速に市場シェアを獲得していると指摘している。
ただ、モバイル端末市場自体が伸びているため、こうした新興勢力によってiPhoneのシェアが縮んでいるわけではない。
Androidは2008年10月のリリースから約4カ月でSymbian OSをかわして6%超のシェアを獲得したことになる。
またモバイル検索市場ではグーグルのシェアが97.5%と独占に近い。
ただし、今後数カ月で米国の有力キャリアVerizonがマイクロソフトとの協業でLive Searchの利用を開始するものと見られている。
『Symbianを抜いたAndroidのモバイルブラウザシェア』より
上のリストではiPhoneが断トツの1位ですよね。つまり、“other” とは、iPhone のことですか?
いや、違いますよう。なぜならば、すぐ上のリストの中に表れたどの項目も「機種別」のリストに載ってない。
。。。で、いったい、“other” とは何ですか?
僕は、さらに調べてみましたよう。
ブラウザ戦争
Windows環境でのブラウザ戦争
2006年~2007年
Windows Internet Explorer 7の正式版が公開されると、それに対抗するかのごとく同年10月24日にMozilla Firefox 2がリリースされた。
12月19日にはOpera 9.10がリリースされた。
このときはWindows XP/Vista向けインターネットブラウザーはIE・Firefox・Operaの競争であった。
2007年に入るとOpera 9.20が4月11日にリリースされた。
その後β版ながらも6月11日にSafari for Windowsがリリースされた。
翌年2008年3月18日に正式版がリリースされた。
2007年~2008年
2008年3月18日にSafari for Windowsが正式リリースされた。
IE・Firefox・Operaの競争にSafariが加わると、マイクロソフト陣営もInternet Explorer 8の開発に着手した。
3月11日にBeta1(英語版のみ)を公開した。
その後6月12日にOpera 9.50、6月17日にMozilla Firefox 3がリリースされた。
8月28日にInternet Explorer 8 Beta2が公開された。
直後の9月2日にはGoogle社がSafariと同様のレンダリングエンジンであるWebKitを採用したGoogle Chromeのβ版をリリースした。
12月4日にはopera社がアルファ版ながらOpera 10.00を公開した。
この点で、Windows XP/Vista向けブラウザーが、旧来のIE・Firefox・Operaの競争に加え、Safariが加わった。
更にGoogle Chromeが加わる事になると予想される。
Mac OS環境でのブラウザ戦争
1997年までは、Netscape Navigatorが標準ブラウザであったが、マイクロソフトとの提携により、Internet Explorer for Macが標準となり、Netscapeはシェアを落とすことになる。
Internet Explorer for Macが標準となった後は、2003年にアップルがSafariをリリースし、IE for Macは縮小していき、2007年に公開終了。
一方その頃、Windows同様Mozilla FirefoxやOperaの進出もあり、世界的にもWindowsのシェアが大きく、WindowsでもMac OSでも同様な環境を享受できるクロスプラットフォームなブラウザへの注目度が集まっている。
UNIX系OS環境でのブラウザ戦争
UNIX系OSでは Netscape Navigatorが長らく標準であり、競合相手も特に見当たる事が無かったが、Netscapeシリーズの開発停滞により、Netscape流れを組むMozilla Firefoxと新興勢力のOperaにシフトしていくようになる。
その後、オープンソース故に開発競争が起きた事でX Window Systemのデスクトップ環境の乱立により、そのデスクトップ環境標準のブラウザでGecko・KHTML・WebKitをベースに開発されている。
但し、メジャーなブラウザとしてはクロスプラットフォームである、Mozilla FirefoxとOperaとの間での競争である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』