原人ブームと漢字馬鹿(PART 1 OF 3)


Subj:バンクーバー市立図書館から
本を6冊借りてきました。
きゃはははは。。。

Date: 20/05/2009 5:37:06 PM
Pacific Daylight Time
(日本時間:5月21日 木曜日 午前9時37分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com
午前中は曇り空だってけれど、お昼を過ぎてから晴れ上がり
ほぼ快晴になりました。
僕の気分も快晴で~♪~す。
\(*^_^*)/ キャハハハ。。。
最近、ダウンタウンの中心で工事中のところが多いのですよう。
ロブソン・スクエアには UBC(ブリテッシュ・コロンビア州立大学)のダウンタウンキャンパスができるようですゥ。
社会人教育のセンターになるようです。
デパートのイートンの前のグランヴィル・ストリートは、かれこれ半年も通行止めで工事をしていますよう。
大掛かりな工事です。
地下鉄はできているし、
地下のショッピング・モールはできているのに、
他に何を作ろうとしているのか?
何ができるのか?さっぱり分かりませんが、大掛かりな工事に変わりはありません。
昔の裁判所が美術館に改造されて、
その前の広場ではニューヨークのタイムズスクエアを真似て、
大晦日には、たくさんの人が集まって、
NEW YEARのカウントダウンが行われるのだけれど、
今日、美術館とイートン・デパートの間の通りを歩いてTD銀行へ行く途中で美術館の裏を見たら、カフェテラスになっているのですよう。
ストリートから階段で二回へ上がれるようになっていて、そのテラスが青空喫茶になっているのです。
美術館の裏ですからね。格調高い雰囲気がありますよう。

あのテラスからは、ロブソンスクエアが見渡せる位置にあるから、
テラスに座ってべーグルを食べながらヴィエンナコーヒーを飲んだら、
さぞかしルンルン気分になれるだろうと思いましたよう。
小百合さんがバンクーバーにやって来たら、ぜひあのテラスで、のんびりとコーヒーでも飲みながらダベリたいと思いました。
小百合さんは、いつ頃バンクーバーへやって来るのだろうか?
そんなことを思いながら銀行のロビーに入ってゆきました。
珍しく、この前と同じ、かわゆいお姉ちゃんでした。
プエルトリコから移住した来たキャッシーちゃんがニコニコと迎えてくれました。
黒人だけれど、黒い肌というよりもアメ色の肌をしています。
髪は茶色混じりのちじれ毛です。

アメリカの黒人と白人のハーフの人気女優ハリ・ベリー(Halle Berry)に似ているのですよう。
「ハリ・ベリーに似ているね?!」と僕が言ったら、
うれしそうにニターとして、「銀行辞めて女優になろうかしらァ~」って、冗談言ってました。
「その時には、僕にマネージャーやらせてねぇ~、うしししし。。。」
こんなことでも言わないと、銀行って所はつまらないところですよう!
/( ̄Д ̄;)\ うへへへへ。。。
ブルックリンのマリアさんのことが思い出されてきました。
彼女も黒人と白人のハーフです。
今頃、どうしているのかなあああァ~?

■ 『ブルックリンと小百合さん』
(2008年1月23日)
■ 『かみに祈りを込めて』
(2008年1月25日)
■ 『虹の女 (2008年1月29日)』
■ 『浮世絵の女 (2008年1月31日)』
軽井沢はどうですか?
快晴ですか?
きっと、涼しすぎるだろうね?
あの室生犀星の文学碑のあたりは、夏は、本当に涼しいだろうねぇ~。
夏に日本へ行くことは無いけれど、
夏、あの文学碑を訪ねたら、全く別な印象を持つかもしれない!
でも、あの文学碑は秋か冬に見るのがいいよね。
室生犀星は、軽井沢の秋と冬が似合いますよう。
夏ならば、小百合さんと一緒にサイクリングして防人の歌碑を訪れたいですよう。
小百合さんがルンルン気分でサイクリングした小道を一緒に走りたいね。
\(^_^)/ うしししし。。。
バンクーバー市立図書館では日本語の本を6冊借りてきました。
ジェームズ・ヘリオットさんの英語の本を探したら、すべて借り出されて1冊も無かった。
漱石の孫(夏目房之介)が書いた『漱石の孫』を読むのが楽しみです。

角川書店編 ビギナーズクラシックス 『源氏物語』も借りてきました。
この本は2001(平成13)年に出版されたのだけれど、
「はじめに」を読んだら、“現在、一大『源氏物語』ブームです”、と書いてある。
日本では2001年頃から源氏物語のブームだったのかな?
知らなかった。
去年の11月に日本へ帰省した時には源氏物語完成1000周年特集をNHKでやっていたのを見たけれど、それ以前には、テレビで取り上げられていなかったよう。
きっと隠れたブームだったのだろうね。
また、本のことで記事を書きますよう。
ところで、帰りにデンマン・モールのスーパーに寄って食料品を買い出してきました。
札幌ラーメンの棚を良く見たら、札幌ラーメンの焼きそばがありましたよう!!
作っているのはカリフォルニア州の Garden Grove という町ですう。
あとで地図で調べてみます。
袋を見ると、どこにも日本語は書いてない!
すべてローマ字です。
カナダだから、公用語の英語とフランス語で書いてある。
sapporo ichiban
Chow Mein
(つまり、チャウメン、焼きそばのことです)
Nouilles Japonaises (フランス語)
Japanese style noodles (英語)
Yaki Soba 100g
Made in USA
Printed in Japan

この上の写真の焼きそばはアメリカで売られているもの。
カナダで売られているものには日本語が書いてない。
カナダでは1個が69セント
日本円にして55円ほど。
製品はアメリカで作られているけれど、袋は日本で印刷されているのですよう。
しかも、カナダに輸出するために英語とフランス語で書いてある。
札幌ラーメンも国際化したわけですよう!
今夜、早々に作って食べてみますう。
\(@_@)/ キャハハハ。。。
では、小百合さんも軽井沢でルンルン気分になってエンジョイしてね。
♪┌(・。・)┘♪ ルンルンル~♪~ン。。。
ランランラ~♪~ン
そして、ランラン気分で梅雨の前に十分に羽を伸ばしてね。
じゃあね。
(\__/)
(+'.'+)
(")_(")

『梅雨の前に…(2009年5月31日)』より

デンマンさん。。。原人ブームと漢字馬鹿さんが関係あるのですか?

大いに関係あるのですよう。
でも、どうして急に原人ブームなのですか?
あのねぇ、小百合さんに書いた上のメールにあるように5月20日、図書館に行った時に6冊ばかり日本語の本を借りてきたのですよう。

これはデンマンさんの図書館のアカウントですか?
そうですよう。
現在、図書館から20冊借りているのですね。
そうです。以前、借りたものを更新したので20冊だけれど、5月20日に借りたのは上のリストのうちの6冊なのですよう。
そのうちのどれが原人ブームについて書いてあるのですか?
6番目の『発掘捏造』という本ですよう。レンゲさんも原人ブームって知っているでしょう?
かなり以前の話ですけれど知っていますわ。原人ラーメンだとか、原人まんじゅうだとか、原人パン、。。。すごかったですよね。
そうなのですよう。僕の実家は埼玉県だけれど、2000年2月に秩父で考古学上の大発見があった。そのときのニュースをちょっと読んでみてください。
秩父原人祭り

発掘されたのは前期旧石器時代の小鹿坂遺跡。
そこには建造物跡とみられる規則的に並んだ柱の穴や石器が発掘されました。
これがおよそ50万年前と推定されることから大きなニュースとなったのです。
見学会も大勢の人でにぎわいました。(いまは遺跡は埋め戻されていますが)
そして今年(2000年)7月には近くにあるおよそ35万年前と見られる長尾根遺跡で、人の墓の跡かも知れない穴も見つかっています。
そこで秩父市では原人にちなんだイベントやお菓子などが登場してちょっとした「原人ブーム」なのです。
(2000年)9月の16日には「ミューズパーク」という公園で「秩父原人祭り」が行われ、およそ1万人の参加者でにぎわいました。
この祭りには市役所の職員や青年会議所のメンバーが原人に扮して登場、「原人太鼓」が披露されました。
猪や鹿を使った「原人鍋」がふるまわれたり、原人の体験をしようと火をおこすコーナーもあって子供達にも人気でした。
祭は最後に原人を先頭にたいまつで照らされた道を歩く「原人パレード」でしめくくられました。
11月にはドイツから考古学者を呼んで「旧石器フォーラム」も開かれます。
地元商店街も動いています。「木村屋」では「原人パン」だけでなく「原人クッキー」も売っています。
好評のため、秩父鉄道秩父駅前の地場産センターでも売られています。
また西武秩父駅から秩父駅に向かって歩きますと、原人大福や原人サブレなどを売っているのもみかけます。
地元の酒造会社は「原人ワイン」や「秩父原人酒」を売り出しました。
秩父ではすでにかなりの原人ブーム。駅などで売られることで、観光客にも存在を知られ始めました。
『現場にアタック (2000年9月21日)』より
すごかったのですわねぇ~。。。、原人パン、原人クッキー、原人ワイン、原人パレード、。。。もう、何から何まで原人だらけですわねぇ~。うふふふふ。。。
そうなのですよう。発見当時は「北京原人よりさらに昔の世界最古の原人で、洞窟で生活していたという定説を覆す人類史上の大発見だ」と大騒ぎだった。ところがこの大発見は、藤村新一氏の捏造であることが発覚してしまった。
『発掘捏造』というのは、そのことが書いてある本なのですか?
そうなのですよう。実は、2000年の11月僕は埼玉県の実家に帰省したのだけれど、ちょうどその時テレビのニュースでこの捏造事件の記者会見をやっていましたよう。
藤村さんがうつむいて無言で座っていた映像をデンマンさんもご覧になったのですか?
見たのですよう。呆れましたよう。僕は歴史馬鹿・歴史オタクだから、この原人ブームには大いに関心を持っていた。でも、僕でさえ不思議で仕方がなかった。
どうして。。。?
藤村さんは“神の手”と言われて、かなりの発見をしたのだけれど、いくらなんでも、発見のやりすぎでしたよう。
それで、小百合さんの“愛の手”が『発掘捏造』の本をデンマンさんに取らせたのですか?うふふふふふ。。。
あのォ~。。。レンゲさんは、僕をおちょくっているつもりなのですかァ?
いえ。。。別に。。。どうぞ、お話をお続けくださいな。
(すぐ下のページへ続く)