トキとカラス(PART 1)
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Subj:小百合さん、おはよう!
GWを楽しんでますか?
きゃははははは。。。
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Date: 04/05/2010 11:26:20 AM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間: 5月5日(水)午前3時26分
From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
CC: barclay1720@aol.com
おおおおォ~~、雛が初めて頭をもたげたよう!
小さいけれど、頭と比べたら馬鹿でかい口ばしを広げて母カラスから餌をねだっているのがわずかに見えましたよう!
オレンジ色の口ばしが見えました。
\(*^_^*)/ キャハハハ。。。
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生まれていたんだよう!
父カラスが忙しそうに餌を運んでいますよう!
本能とは言え、父カラスが餌を頻繁に運んでいる姿は涙ぐましいですよう!
やっぱり野生の命の息吹(いぶき)を感じますよね。
カナダにはバンクーバーのような大都会にも自然があちらこちらに残っていると言う、何よりの証拠だよね。
だから、金メダルが14個も取れるんだよね。
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デンマンさん!
それは論理の飛躍ですわよう!
小百合さんが、そういって笑うのが聞こえてくるようですよう。
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でもねぇ~、考えてみれば、日本ではトキが絶滅してしまった。
現在居るトキは中国産のトキですよう。
完全な野生のトキではない。
だから、ニュースでも“放鳥のトキ”となっている。
つまり、人間の手がかかっている、いわば「人間に育てられたトキ」ですよう。
要するに、野生のトキが生活できるような自然が日本から消え去ってしまった。
だから、トキが無精卵を抱いて卵を孵そうとしたけれど、結局、口ばしでつまんで巣の外へ捨ててしまった。
野生のトキなら、初めから無精卵など抱えないよう!
やっぱり、野生の本性が失われてしまっているんだろうね。
今の日本を見ていると、正に“野生の本性を忘れてしまった日本人”を見るような気がするのですよう。
だから、バンクーバーオリンピックでも金メダルがひとつも取れない。
人口が日本の4分の一でも、カナダ人は金メダルを14個も取ってしまった!
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それに比べて、日本は自殺者を毎年3万人以上も出している!
一日に100人近い人が自殺している。
一時間に4人が自殺している。
かつての経済大国日本は自殺天国になってしまっている!
今になって、ツケを払わされているようなものですよう。
そのツケとは。。。?
無能な政治家がやっている日本の無能な政府が「ゆとり教育」を失敗させてしまった。
あれだけ拍手で迎えられた民主党政府も、今では支持率が20%!!
自民党は、もうガタガタになってしまった!
つまり、放鳥のトキが3つ目の卵を捨てたように、現在の日本は、経済大国も投げ出し、ゆとり教育も投げ出し、ただ自殺者だけを毎年3万人以上も生み出している!
そして、小百合さんまでが、役所のヤラシいおっさんにいじめられ、心にゆとりのない学校の先生にいじめられている!
小百合さん、分かるでしょう!?
小百合さんがバーナビ-に居たら、そのような問題もなく、ルンルンル~♪~ン、ランランラ~♪~ンと言って楽しく陽気に充実した毎日を過ごしてこられたのですよう!
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きゃははははは。。。
だから、今は、嫌な事は何もかも忘れてGWを楽しんでねぇ。
では、いつものように小百合さんが軽井沢タリアセン夫人になって、楽しく陽気に愉快に一日を過ごせるように祈ります。
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ラーメン。。。
\(^Д^)/ ギャハハハハ。。。
じゃあ、小百合さんのために書いた楽しい記事を読んでね。
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■『ロンドンの軽井沢タリアセン夫人』
(2010年5月4日)
じゃあねぇ~♪~。
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小百合さん。。。GWはどうでしたか?
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まあまあでしたわ。
なんだか、あんまり嬉しそうではないですねぇ~?
デンマンさん。。。あまり私をイジメないでくださいな。
僕は小百合さんをイジメてませんよう。。。それどころか、いつでも元気付けながら応援しているのですよう。。。小百合さんにも僕のこの気持ちが分かっているでしょう?
ええ。。。分かっているつもりですけれど。。。日本に居ると心が晴れないのですわ。
だったら、カナダへ来ればいいじゃないですか!
デンマンさんは、簡単に言いますけれど、角のマクドナルドへ行くのとは訳が違いますわ。。。そんなに気楽にヒョイヒョイと行けるものではありませんわ。
でも、小百合さんだって10年以上も、毎年、夏休みをカナダで過ごしたのでしょう?
ええ。。。でも、家庭の事情で、もう別荘は借りないことにしたのですわ。
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せっかく自然に囲まれたカナダの素晴らしい環境の中で別荘生活を楽しんでいたのに、まるでカナダと絶交したようにして日本に引きこもってしまった小百合さんの心が僕には良く分からないのですよう。
家庭の事情で、どうしても日本に留まらねばならないのですわ。
家族、丸ごとカナダに引越しすればいいではありませんか?
そのような訳にもゆきません。日本から離れられない事情もあるのですわ。年老いた母親を置いてゆくわけにもゆきませんもの。
だから、いっそのこと年老いたお母さんも連れてカナダへやってくればいいではありませんか!
デンマンさんは、なんでも簡単に考えてしまいますけれど、平均的な日本人にとって、海外に生活の場を移すということは、生まれ変わるような大決心が必要なのですわ。
だから、大決心をするのですよう。
でも、大決心ができないような“しがらみ”があるのです。
小百合さんの話を聞いていると沈んでゆくタイタニックと共に沈んで行くように聞こえるのですよう。何も沈んでゆくタイタニックと運命を共にする必要はないのですよう。
デンマンさんの目に、日本は沈んでゆくタイタニックのように見えるのですか?
小百合さんは放鳥のトキが3個目の卵を捨てたというニュースを聞いたでしょう?
ちょっと忙しかったのでトキの卵のことまで心配する心の余裕がありませんでしたわ。うふふふふふ。。。
分かりました。じゃあねぇ、小百合さんのために、そのニュースを書き出しますから読んでみてくださいね。
トキ、3個目卵も捨てる
ひな誕生期待、次は5月か
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新潟県佐渡市の山林で巣作りし、自然界では34年ぶりとなるひな誕生が間近とみられていた放鳥トキの雄(4歳)と雌(1歳)が29日夕、3個目の卵を捨てたことが環境省の観察で分かった。
環境省は巣の中に卵はなくなったと発表。このつがいが温めていた卵からのひな誕生はなくなった。
佐渡市ではほかに1組が産卵したとみられていて、5月にふ化する可能性を残している。
環境省によると、卵を捨てる際に黄身のようなものが見えたといい、無精卵か発育が止まった有精卵とみられる。
巣に座って卵を温めていた雌が午後4時半ごろ、くちばしで卵を割って、巣の外に放り投げた。
雄はいなかった。このつがいは22日に雌が、26日に雄が卵を捨てていた。
SOURCE: 【共同通信】 2010/04/29
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放鳥のトキが3個目の卵を捨てたというニュースがそれ程大きな問題なのですか?
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あのねぇ~、確かに放鳥のトキが3個目の卵を捨てようが4個目の卵を捨てようが小百合さんの生活に直接かかわってくるような問題ではありません。
だったら、どうしてデンマンさんは、さも重要そうにトキの卵の事を取り上げるのですか?
あのねぇ~、放鳥のトキが3個目の卵を捨てたと言う事が、僕には、沈みゆく日本丸を目にするような気がしてならないのですよう。
トキが3個目の卵を捨てたぐらいで、日本が国際的に沈んでゆくようにデンマンさんには見えるのですか?
ちょっと、トキの受難の様子を読んでみてください。
日本産トキの絶滅
かつてトキは日本国内に広く分布したが、肉や羽根を取る目的で乱獲されたため、1925年か1926年ごろには絶滅したとされていた。
その後、昭和に入って1930年から32年にかけて佐渡島で目撃例が報告され、1932年5月には加茂村(→両津市、現佐渡市)の和木集落で、翌昭和8年(1933年)には新穂村(現佐渡市)の新穂山で営巣が確認されたことから、1934年に天然記念物に指定された。
当時はまだ佐渡島全域に生息しており、生息数は100羽前後と推定されていた。
終戦後は、1950年を最後に隠岐に生息していたトキの消息は途絶え、佐渡での生息数も24羽と激減していたことから、1952年3月に特別天然記念物に指定され、1954年には佐渡で、1956年・57年には石川県で禁猟区が設定された。
しかし、禁猟区には指定されたものの生息地周辺での開発などは制限されなかった。
また、民間の佐渡朱鷺愛護会や愛好家の手でも小規模な保護活動が行われるようになったが、1958年には11羽(佐渡に6羽、能登に5羽)にまで減少した。
1960年、東京で開かれた第12回国際鳥類保護会議において国際保護鳥に指定され、会議を記念してトキをあしらった記念切手も発行された。
1971年には、能登半島で捕獲された『能里(ノリ)』が死亡し、佐渡島以外では絶滅した。
トキの減少の一因として農薬(による身体の汚染・餌の減少)が取り上げられることが多いが、日本で化学農薬が使用されるようになったのは1950年代以降であり、その頃にはすでに20羽ほどにまで個体数を減らしていた。
1965年、幼鳥2羽(『カズ』と『フク』)を保護したことから人工飼育が試みられるが翌年、カズが死亡。
解剖の結果、体内から有機水銀が大量に検出されたため、安全な餌を供給できる保護センターの建設が進められる。
1967年トキ保護センター開設。
フクと、1967年に保護された『ヒロ』『フミ』の計3羽がセンターに移された。
翌1968年『トキ子』(のちに『キン』と命名される)を保護。
1970年には能登の最後の1羽『能里(ノリ)』を保護し、トキ保護センターに移送する。
キンがメス、能里がオスだったことや盛んに巣作りを行っていたことから、繁殖に期待が持たれたが、1971年に能里が死亡。
人工飼育下のトキはキン1羽となった。
(フク、ヒロおよびフミは1968年に死亡)
1968年にNHKがトキの営巣地である黒滝山上空にヘリコプターを飛ばし空撮を行ったが、1969年にトキが黒滝山の営巣地を放棄し人里近い両津市へ移動したのは、そのためだという指摘がある。
番組の放送があるまで空撮があったことに気付いていた者はいなかったが、空撮は通年にわたって行われた(はずだ)と批判する声もある。
しかし、番組の責任者によるとヘリコプターを飛ばしたのは一度だけで、それも営巣期を避け、空撮以外の取材も慎重に行ったという。
1981年1月11日から1月23日にかけて、佐渡島に残された最後の野生のトキ5羽すべてが捕獲され、佐渡トキ保護センターにおいて、人工飼育下に移された。
(センターで付けられた足輪の色から『アカ』『シロ』『ミドリ』『キイロ』『アオ』と命名される)
その後、繁殖の試みが続けられたが全て失敗し、2003年10月10日朝、最後の日本産トキ(キン)の死亡が確認され、日本産のトキは絶滅した。
ただし、生物学的にはまったく同一種である中国産のトキを用いて人工繁殖を行っているため、日本におけるトキの扱いは「絶滅」ではなく「野生絶滅」のままである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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