もう一人のモナリザ(PART 1 OF 3)
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モナリザの妹
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モナリザ本人
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デンマンさん。。。 “もう一人のモナリザ”というのは“モナリザの妹”さんのことですか?
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いや。。。 違うのですよ。。。
でも、タイトルの下の絵にデンマンさんは“モナリザの妹”さんの絵を貼り出しているではありませんか!
実は、モナリザに妹が居たかどうかは全く解らない。
でも、デンマンさんは“モナリザの妹”と書いてるではありませんか!?
あのねぇ~、実は バンクーバーの無料タウン情報誌に次のような記事が載ったことがあるのですよ。。。
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去年の記事だけれど、フランスの科学者が あの有名なもモナリザの絵の下に 肉眼では見えない3枚の絵が下書きのようにして隠れているのを発見したというのですよ。
その下書きにモナリザの妹さんの絵が描かれてあったのですか?
いや。。。、誰もそんな事は言ってないのですよ! (微笑)
つまり、デンマンさんが勝手に言っているのですわねぇ~。。。
いけませんか?
いけませんわよゥ!。。。 そのような根も葉もない事を言うのは レオナルド・ダ・ヴィンチを侮辱するようなものですわァ~。
でもねぇ~、僕が そのように言うのには理由があるのですよ。
じゃあ、その理由というのを聞かせてくださいなァ。
実は、その事についてはすでに記事を書いたのです。。。
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■『モナリザの妹』
上の記事の中でジューンさんと語り合っているのですよ。。。
いつのことですか?
去年の12月ですよ。。。 ジューンさんは忘れてしまったのでしょう!?
去年の事を言うと鬼が笑い出しますわ。。。 うふふふふふふ。。。
ジューンさんは結構忘れっぽいのですねぇ~。。。
要するに、“もう一人のモナリザ”というのは、また誰か他の人がモナリザの絵の下に肉眼では見えない絵を発見したと言うのですか?
2番煎じでは、もう誰も驚きませんからねぇ~。。。 僕も、そのような話題には、もう飛びつきませんよ。。。
じゃあ、マジで別のモナリザの絵が発見されたのですか?
いや。。。、前からあったのですよ。。。 でも、僕は知らなかった。。。 ジューンさんも知らないはずですよ。。。 知っていたら、これまでに僕に突っ込みを入れたはずですからねぇ~。。。 (微笑)
偽のモナリザの絵が発見されたというのではないでしょうねぇ~?
いや。。。 そういうネタで記事を書くと、あとでジューンさんに馬鹿にされるから、偽のモナリザは取り上げませんよ。。。
解りましたわ。。。 じゃあ、さっそく“もう一人のモナリザ”の絵を紹介してくださいなァ~。。。
あのねぇ~、ここですぐにその絵を見せたら、、それでこの記事が終わりになってしまうのですよ。。。 それじゃあ、つまらないでしょう! だから、どうして僕が“もう一人のモナリザ”に出会うことになったのか、それをこれからジューンさんに話すわけですよ。。。
そのような事を話すと、この記事が長くなるだけですから、さっさと“もう一人のモナリザ”の絵を紹介して、それで終わりにしてくださいなァ~。。。 わたしは、これでも忙しいのですわァ。。。 たまには早く切り上げてロブソン通りを散歩したいのです。
あのねぇ~、せっかくジューンさんがやって来たのですよ。。。 ジューンさんに会いたさに この記事を読み始めた人も居るのだから、しばらく僕に付き合ってくださいよ。。。
分かりましたわァ~。。。 デンマンさんがそうおっしゃるのなら、しばらくの間お付き合いしますわァ~。。。
実は夕べ、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の絵に出くわしたのですよ。
青い衣の女
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ふくよかなのは描かれた婦人の二の腕だけではない。
コローの色と筆づかいがふくよかなのだ。
人物と絵画の正面性を何気なくずらしたこのポーズ(構図)によって、コローの色と筆先のふくよかさだけを100パーセント味わうことができるのである。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
70-71ページ 『ルーヴル美術館の楽しみ方』
著者: 赤瀬川原平 熊瀬川紀
1997年2月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社 新潮社
あらっ。。。 『ルーヴル美術館の楽しみ方』をまだ借りて読んでいるのですか?
いけませんか?
だってぇ~、7月14日にも『ロトの娘たち』という記事を書いて 『ルーヴル美術館の楽しみ方』の本から絵を引用したばかりではありませんかァ!
ルーカス・ファン・レイデン作 「ロトと娘たち」 16世紀前半
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謎の夜空の大爆発。
都市に引火して建物が崩れ落ちる。
港では船が沈没。
いっぽうそpのころ、手前の橋の上をのんびりと人が通る。
赤いテントがやけにきれいで、男女が何かしている。
何が何だかわからない。
いずれ神話上の物語があるだろうが、こういう夢をいつか見たような気がする。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
上の写真はデンマン・ライブラリーより)
108-109 ページ 『ルーヴル美術館の楽しみ方』
著者: 赤瀬川原平 熊瀬川紀
1997年2月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社 新潮社
『ロトの娘たち』に掲載
(2016年7月14日)
ジューンさんはよく覚えてますねぇ~。。。
だってぇ、まだ1週間と経ってませんわァ。。。 デンマンさんは、他に読む本がないのですかァ~?
あのねぇ~、僕は“バンクーバーのヴィーナス”に刺激されて 『ルーヴル美術館の楽しみ方』を隅から隅までじっくりと読んでいるのですよ。
“バンクーバーのヴィーナス”ってぇ~、そういう絵があるのですかァ?
やだなあああァ~。。。 次の記事の中で僕にとって“バンクーバーのヴィーナス”はジューンさんのビキニ姿だと、告白しているではありませんかァ!
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■『サモトラケのニケとミロのヴィーナス』
そう言われてみると、上の記事でも『ルーヴル美術館の楽しみ方』の中から文章を引用してましたよねぇ~。。。
ジューンさんはよく覚えてますねぇ~。。。
そんな事より、余計な事を言わずに本題に入ってくださいなァ~。。。
僕は“バンクーバーのヴィーナス”も素晴らしいと思っているのだけれど、“青い衣の女”を見て、この絵に無性に惹かれたのですよ。
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それで、わざわざ わたしを呼び出して今日の記事を書く気になったのですか?
そうですよ。。。 (微笑)
つまり。。。、つまり。。。、上の“青い衣の女”が“もう一人のモナリザ”だとデンマンさんは言うのですかァ~?
もちろん違いますよ。。。 そうだとしたら、上の絵を見せたところでこの記事は終わりになりますからねぇ~。。。
それなら、どうして上の絵を持ち出してきたのですか?
あのねぇ~、上の絵を描いた画家は、どういう人物なのだろうか?。。。 そう思ってウィキペディアで調べてみたのですよ。。。 すると次のような記事をゲットしたのです。
(すぐ下のページへ続く)