いまだに謎 (PART 1)
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ケイトー。。。 “いまだに謎”というのは、マレーシア航空のMH370機がまだ見つかってないということ?
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そうです。。。 2014年3月8日に消息を絶ってから いまだに機体が見つかってないのですよ。。。
すでに4年以上経過したのに、いまだに解明されてないのねぇ~。。。 でも。。。、でも。。。、どうして急に、この失踪事件を持ち出してきたわけぇ~?
7月31日のバンクーバーの無料タウン情報紙を開いたら 次の記事が載っていたのです。
Missing Flight MH370 was
possibly ‘manipulated’
off course by a third party, report says
By Angus Whitley Bloomberg
Chong Pooi Koon
Mon., July 30, 2018
Malaysia Airlines Flight 370, missing since 2014, was probably deliberately steered off course and flown to the southern Indian Ocean,
according to the Malaysian government’s safety report into the disaster.
MH370 vanished on March 8, 2014, en route to Beijing from Kuala Lumpur with 239 people on board.
Investigators have never been able to explain why the jet abandoned its route shortly into the flight, traversed Malaysia and then cruised south over the Indian Ocean.
It’s difficult to attribute the change in course to any system failure, according to the report released Monday.
“It is more likely that such manoeuvres are due to the systems being manipulated,” the report said.
Experts mapped the Boeing 777’s course only after picking through hourly data hookups with a satellite.
Extensive sonar searches of remote waters off Australia’s west coast failed to locate the wreckage.
Monday’s 449-page report offered little to solve modern aviation’s biggest mystery and stopped short of apportioning specific blame.
There’s nothing to suggest the plane was evading radar, or evidence of behavioural changes in the crew, it said.
Significant parts of the aircraft’s power system, including the autopilot function, were probably working throughout the flight, the report said.
“We are unable to determine with any certainty the reasons that the aircraft diverted from its filed planned route,” Kok Soo Chon, chief inspector of the MH370 investigation team, told reporters in Putrajaya, outside Kuala Lumpur. “The possibility of intervention by a third party cannot be excluded.”
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マレーシア政府の惨事安全報告書によれば、2014年以降に行方不明のマレーシア航空便370号が意図的にコースから離脱し、インド洋南部に飛行した可能性がある。
MH370航空機は2014年3月8日に、クアラルンプールから北京へ239人の乗客・乗務員を乗せて出発した。
調査官は、なぜ飛行機がすぐに飛行ルートから離脱し、マレーシアを通過し、その後インド洋の南に巡航したのかを説明することができなかった。
月曜日に発表された報告書によると、飛行ルートの変更がシステム障害によるものと結論することは難しいとしている。
「それよりも、システムが人為的に操作された可能性が高い」と同報告書は指摘する。
専門家は、ボーイング777のコースを、衛星からの1時間ごとに取得したデータにより地図上に表示した。
オーストラリアの西海岸の遠隔海域の広範囲なソーナーの調査では、機体の残骸を発見することはできなかった。
月曜日の449ページの報告書は、現代航空の最大の謎を解決するためにはほとんど役に立たず、責任の特定はできなかった。
飛行機がレーダーを回避しようとした形跡はなく、乗組員に異常な行動があったという証拠も認められなかった。
オートパイロット機能を含む航空機の電力システムの重要な部分は、おそらく飛行中に異常はなかったものと考えられる。
MH370調査チームのコク・スー・チョン(Cok Soo Chon)チーフ調査官は、クアラルンプール郊外のプトラジャヤで記者団に対して次のように語った。
「航空機が規定のルートから逸脱した理由を確定することはできない。 また、第三者による介入の可能性を排除することもできない」
【デンマン訳】
SOURCE: Digital Version
結局、ほとんど何も解明されてないということじゃない!
そういうことですよ。。。
要するに、上の報告書で判ったことは次の5点なのよね。。。
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1) 飛行機がレーダーを回避しようとした形跡はない。
2) 乗組員に異常な行動があったという証拠も認められない。
3) オートパイロット機能を含む航空機の電力システムの重要な部分は、おそらく飛行中に異常はなかった。
4) 航空機が規定のルートから逸脱した理由を確定することはできない。
5) 第三者による介入の可能性を排除することもできない。
僕は、第三者の介入による犯行だと思うのですよ。。。
つまり、乗客の誰かがハイジャックしたということォ~?
そうです。。。 仮に、犯人の名前をバダウィ・ラザクと呼ぶことにします。 彼は50代のマレーシア人で軍では戦闘機に乗っていた経験がある。 アメリカの大学を卒業して軍を退役してからは民間航空の機長を経験している。。。 もちろん、ボーイング777の操縦経験もあり機体のこともよく知っている。
そのバダウィさんが、どういうわけでハイジャックしたのォ~?
アメリカの大学に留学している時に、彼はある一冊の本に巡り合うのですよ。
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これが その本なのォ~?
そうです。。。 この本がバダウィさんの人生を変えてしまったのですよ。
これはあの有名な“バミューダトライアングル”について書かれた本じゃないのォ~?
その通りですよ。
バミューダトライアングル
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バミューダトライアングル(Bermuda Triangle)は、フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域。
昔から船や飛行機、もしくは、その乗務員のみが消えてしまうという伝説がある。
この伝説に基づいて、多くのフィクション小説、映画、漫画などが製作されている。
超常現象を取り扱う雑誌や書籍やテレビ番組の報道によると、通過中の船舶や飛行機が突如何の痕跡も残さず消息を絶つ海域とされる。
消息を絶つ直前にコンパスや計器の異常等の兆候があるとされる。
100年以上前から100を超える船や飛行機、1000以上の人が消息不明となっているとされる。
「魔の三角地帯(または三角海域)」とも呼ばれている。
バミューダトライアングルの「伝説」が広く知られるようになるにつれ、来福丸転覆事故やシティ・オブ・グラスゴー号遭難事件のように大西洋上の異なる地域(数百キロ、あるいは1000キロ以上離れた場所)で起きた事故や遭難もバミューダトライアングルで遭難したかのように語り継がれることが増え、実際にこの地域で起きた事故を遙かに上回る数の遭難が関連付けられる事となった。
中には1902年のフレヤ号遭難のように発生現場が遠く離れた太平洋であるにも関わらずこの事例に入れられたものも存在する。
その結果ますます「伝説」の信憑性が増すという悪循環を引き起こし、実際にはこの地域での事故がそれほど多くはないにもかかわらず「事故や遭難が多発する地帯である」という誤った認識が広まってしまった。
多くの場合はハリケーンなどの悪天候時に起こったものや操縦ミス、計器の確認ミスであり、船や飛行機などの遭難件数が他の一般的な海域よりも多いという事実はない。
この地域はハリケーンや霧の多発地帯として有名であり、ハリケーンに遭遇して遭難したと証明されている案件も多い。
また、周辺に目印となる島や構造物も無いため遭難しても救助されにくい。
特にこの海域は強力なメキシコ湾流が流れており、短時間で航空機や船舶の残骸が遠くに流されるという事も考えられうる。
一例として、1945年12月5日にアメリカ海軍のアヴェンジャー雷撃機5機が訓練飛行中に消息を絶った事件について、バミューダ・トライアングルの典型的な飛行機消滅の超常現象として長期にわたり出版、報道されている。
しかし、事故は、悪天候に加えてパイロット達の訓練不足が重なったことで方向を見失ったことにより起きたものだと現在では考えられている。
なお、このエピソードの紹介の際に語られることが多い「どっちが西かも分からない」「白い水に突入」などの隊員の台詞は、実際の通信記録には存在しない。
出典: 「バミューダトライアングル」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バダウィさんは、この“バミューダトライアングル”の謎に取り憑(つ)かれてしまった。
でも。。。、でも。。。、マレーシア航空370便墜落事故はインド洋の海上で起こったわけでしょう!?
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“バミューダ”とは全く方向が逆じゃない!
あのねぇ~、本を読んでみれば解るけれど、謎のトライアングルは“バミューダ”だけじゃない!
他にどこにあるの?
例えば、日本の近海には“ドラゴンのトライアングル”と呼ばれる謎のゾーンがある。
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本の著者によると、このゾーンでは1952年から1954年の2年間に5艘の軍用船が消息をたったというのですよ。
つまり。。。、つまり。。。、マレーシア航空370便が墜落事故を起こしたゾーンも、この危険な謎のトライアングルだとケイトーは言うのォ~?
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いや。。。、僕が言っているわけじゃなくて、本の著者が理論的にインド洋にもある可能性がある、と言ってるのですよ。
それで。。。、それで。。。、“バミューダトライアングル”の謎にハマッてしまったバダウィさんが それを確かめるためにハイジャックしたとケイトーは言うのォ~?
そうです。。。
ただそれだけの動機で。。。?
いや。。。、バダウィさんはハイジャックする前に癌で余命1年足らずだと宣告されていたのですよゥ。
つまり、バダウィさんは、どうせ余命1年しかないとするなら、自分が実験台になって“魔の海域”が“バミューダトライアングル”や“ドラゴンのトライアングル”だけじゃなくて、インド洋にもあることを実証するために、ハイジャックしたとケイトーは推測するのォ~?
実際、バダウィさんの思い通りに マレーシア航空370便は、2014年3月8日に消息を絶ってから4年以上経っているのに、いまだにその所在が分からない。。。
“インド洋の魔の海域”にハマッたバダウィさんは、マレーシア航空370便の乗客・乗務員239人と共に“魔の海域”に眠っている、とケイトーは言うのねぇ~?
そう考えると、なんとなくミステリーが現実っぽくなってくるでしょう!?
でも、バダウィさん一人の夢の実現のために、道ずれにされた239人は可哀相じゃないのォ~?
確かに、そうですよう。。。 僕が乗り合わせていたら、決死の覚悟でバダウィさんと機上で対決したと思うのですよう。。。
それって、まるで9.11テロ事件のユナイテッド航空93便上の出来事じゃない!
そうですよ。
ユナイテッド航空93便
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ニューアーク(ニューアーク空港)発サンフランシスコ(サンフランシスコ国際空港)行きユナイテッド航空93便(ボーイング757-200、機体記号N591UA)は、午前8時42分、乗客37名(日本人1名を含む)(乗客37名中4人はテロリスト)・乗員7名を乗せて、滑走路の混雑で30分遅延で出発した。
93便離陸の僅か数分後、アメリカン航空11便が世界貿易センター北棟に激突した。
乗客の機内電話からの通報によると、午前9時27分にハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた。
オハイオ州クリーブランド付近で進路を南に変え、さらに南東へ向かった。
ワシントンD.C.へ向かうことを管制官に通告、標的はアメリカ合衆国議会議事堂かホワイトハウスであったと推測されている。
午前9時57分、機内電話や携帯電話による外部との連絡で、ハイジャックの目的を自爆テロと認識した乗客が機の奪還に乗り出す。
その僅か数分後、ワールドトレードセンター・ツインタワー南棟が完全崩壊した。
午前10時03分、93便は、490ノット(時速563マイル、時速907km)の速度でペンシルベニア州ピッツバーグ郊外シャンクスヴィル(ワシントンD.C.北西240kmの場所)に墜落した。
離着陸時の速度の倍以上の高速で地上に衝突したため、機体の残骸はほとんど原形を留めていなかった。
なお、地震計のデータから墜落の時刻を午前10時6分と公式記録と異なる報告がなされたが、後にこの時刻を算出した地震学者本人により撤回されている。
乗客たちがハイジャッカーたちに反撃した際に「Let's Roll.(さあやろうぜ)」を合図にしたと言われている。
この9・11事件以降のアフガニスタンへの「報復戦争」において、この「Let's Roll」は軍用機に描かれたり、空母乗組員が人文字を空中撮影する際に用いられたりするなど、しばらく「テロと戦うスローガン」とされた。
しかし乗客はコックピット内に進入できず、テロリストの操縦により機体を墜落させたと結論づけている。
なお、離陸からハイジャック、墜落までの乗員乗客の行動を基にした映画『ユナイテッド93』として2006年に公開された。
この映画ではハイジャッカーたちに対して反撃した乗客たちがコックピットに進入した様子が描かれているが、公式の調査報告書では、実際にそこまで辿り着けていないと結論されている。
一方で遺族向けに公開されたCVRの音声には墜落前にコックピットのドアの開く音が記録されていた。
出典: 「アメリカ同時多発テロ事件」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
もしかすると、マレーシア航空370便でも、同じような出来事が起きたんじゃないのォ~?
その可能性も十分ありますよ。。。 とにかく、バダウィさん一人の犯行だったから、大勢の乗客が バダウィさんを取り押さえようと決起したわけです。。。
つまり、その格闘中に飛行機がコントロールを失ってインド洋に落ちてしまったと言うのォ~?
そうですよ。。。
だったら、機体の残骸が発見されてもいいじゃない!?
だから、その場所が たまたま“インド洋の魔の海域”だったので、未だに行方不明なのですよ。。。
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