獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

℃-uteショッキングコン昼(単独コン100回目)@なんばハッチ に行った。 

2010-05-08 21:16:13 | コンサート舞台
 「こんな私を、こんな私なのに・・・・」by岡井千聖

 エグゼパワーで整理番号60番台のチケットの私デスペア。網膜色素編症で視野狭窄があきらかに進行していてなんどかいったことのあるなんばハッチなのに駅からの出口がわからずあたふた。なんとか1405に入場列発見。ちょうど整理番号の呼び込みがはじまったばかり。

 すぐに私の番号がよばれて、エレベーターをのぼり、客席へ。いつもは客席の中ほどの扉から入って行くのだが、今日はエスカレーター下りてすぐ右手の扉から入場している。なんとなくいつもとちがう雰囲気。

 さっそくちょっと高台になった柵の前のポジションを確保しようとするも。どうやら柵が一列しかない。そこで私のあとから入ってきた女性の2人づれの会話

 「えっ 椅子じゃん!」

 そうスタンディングかとおもいきやなと客席の前から4分の3は椅子席。ちょっと丈夫な折りたためないパイプいすがきれいに並べられている。私が最初に見た柵というのは、客席最後方のスタンディングスペース立ち見席と椅子席をしきる柵。たしかに1週間前に夜公演チケを落札しようとヤフオクを見るも、出品数が少なく、200磐梯までのチケしか出品されてない。わたしの目当ての1,000番台のチケットがない。

 こういうライブハウスはホールと違って室内の照明がくらいくらい。手さぐりで椅子の背もたれをさわりながら、前のほうの座席へ。千聖は下手のポジションが多いのと、君の戦法ででだしなっきぃの語りをゼロズレで見たかったので、一番下手の前の席があいていないかライトを照らしながら探す。人がまだいない椅子をみつけて座る。ただ視野狭窄と夜盲の網膜色素編症な私の目では、この私の席が何列目なのかわからない。すでにフラッグがステージ上に設置されていて、そのフラッグがライトで照らされているので、ステージまでの距離はわかるが、何列目の席なのか分からない。

 ステージがまばゆい光で照らされ、メンバーがでてきて思った。「近いっ!」。まるで大画面にうつっているメンバーを見ているような感覚。ステージの光で前を確認すると、私は4列目だった。


 デスペア的℃-ute単独コン100回目見るポイント

1、そんな岡井千聖がいとおしい、

 今回の昼公演が℃-ute単独コン100回目という節目。ヤフオクでチケを見ていてはじめてそのことを知った私。会場についても別にペンライト企画もなく、メンバーもはじめのMCでなっきぃが中盤MCでだれかが(まいまいか?)が100回目だということをしゃべっていたぐらいで、とくにそのことを祝う雰囲気はなし。

 コンサートも終盤アンコール後のオーラす曲夢があるかも歌いおわり、メンバーがステージに横一列にならんでこれから客席に手を振りお辞儀をしてはけていくシークエンスに入る直前。ステージが暗くなる。客から歓声があがる。

 ステージのスクリーン(液晶大画面でなくスクリーン)に初コンサートから今までのコンサートのダイジェスト映像が、℃-uteの最初の持ち歌「わっきゃないZ」(ボーカルなし)BGMつきで流れ始めた。そこには初々しいメンバー。初ツアーの自己紹介MCのダイジェストからはじまり(ちなみに梅田や有原の映像はなし)、みんな若い。とくに不思議ちゃん時代の眉毛が太く垂れ眉毛の中島早貴とまだ顔が子供の岡井少年がいまとだいぶ変わっていてびっくり。ベリキューの唄じゃないけど、このときの千聖は今思えば「あかんぼ見たくかわいい」

 ところどろこ、BGMのわっきゃないが一時停止し、そのたびに、メンバーの名言?シーンが映る。中島早貴だと「胸キュンキュンだね」、まいまいはキューティガールズコントのワンシーン(頭を千聖?の肩にもたれかけさせてすねるシーン)、千聖は(おそらく初コンのときの)感動して泣きじゃくっているMCシーン(このシーンで千聖はなぜか「太ってないもん!」と言っているように聞こえた。このシーンはどのライブDVDでおさめられているのかわからなかった。初めて見る映像のように感じた)

 4分ぐらいの過去から現在のコンサートのダイジェスト映像がながれて、最後はツアータイトルがエンドロール表示。そしてステージ明るくなる。

 明るくなって、結び泣いているリーダー舞美。ステージ上にはスタッフが大きなケーキ(だと思う)を台車にのせてもってきているのに、舞美のむせび泣き(ただこのとき舞美はマイクを口からはなしていたので泣き声は聞こえず、舞美をかこんで舞美を解放するかのような千聖愛理マイマイの様子から舞美はむせび泣いているんだなと認識した私)

 あまりにも泣くので、いったん舞美ははけて(たように見えた)、下手ステージそでからティッシュボックスを持ってきて、化粧が落ちないように涙をティッシュでふく女性特有のあの目がしらと目じりをティッシュで押さえて涙をふくあの独特な涙ふきで涙をぬぐう舞美。

 涙を拭いて呼吸を落ち着かせるための間が必要であり、その場つなぎとして、急きょ一人ずつ100回目の感想を述べることになる。じゃ私からねと涙など流していないしっかり者のなっきぃ。ただなっきぃがしゃべりはじめて、客の目線は、泣いている舞美とそれを取り囲む千聖、まいまい、愛理に集中。

 そこでなっきぃ。

 ノソ*^ o゜)<「もう こっちに注目して~!!(プンプン)」

 それはあたかも君の戦法に出てくるなっきぃ演じる女の子そのもの。

 その後、なんとかもちなおし、他のメンバーも100回の感想のべていく。そして岡井千聖。当初は舞美にばかり気を取られていたが、千聖も泣いている。感想がなかなか言えないぐらい、途中泣きだしてしまうのを必死でこらえるためコメント中一呼吸をなんども置く千聖。涙声で今の思いを述べる岡井千聖。

 リ ・一・リ<「こんな私を こんな私なのに こんな私を、応援してくれる人がいて・・・・(うつむきき涙をこらえる)。他のメンバーのファンの方も握手会とかでやさしい言葉をかけてくれて・・・・」

 ダイジェスト映像の初ツアーMCで泣きじゃくる千聖と同じように泣きながらしゃべる千聖。今の千聖はあの時の千聖がシンクロする。メンバーの中で一番やんちゃで少年ぽくておふざけ大好きな千聖なんだけど、メンバーの中で一番の感動屋さん。そんな千聖が実にいとおしい。

 このときほど、4列目で緑の岡井ソロTを着、くびには緑の岡井マフラータオルを巻いていた自分にグッジョブ!と思ったことはなかった。

 確かに、舞美のようなん透き通る白い肌と彫刻のような6分割された腹筋は千聖にはないし、愛理のような育ちの良さと長い手足は千聖にはない、なっぃのようにいつも潤んだ物憂いげないまにも抱きしめたくなるような雨にぬれた子犬のような大きな目は千聖にはない、小さいころのまいまいは天使のようにかわいかったがちいさいころの千聖にそのかわいらしさなかった。

 だけど、だけどね。集合時間にはいっつもぎりぎりにくるし、今日東京から来たのにゴロゴロ(キャリーバッグ)を忘れて(着替えのパンツからなにから)必需品をスタッフに買ってきてもらい、野外ステージでも日焼け止めぬらない、まいまいとプロレスごっこをするけど一緒にお風呂い入ってあげる、自分のビキニ水着映像を見ておなかのお肉ヤバイヤバイって言う、コンサートMCで「こんな私を応援してくれて」と他のメンバーは決して言わないコメントを言う、そんな千聖だからこそ、私は千聖を一番いとおしく思うのです。もし私に娘がいたならあなたのような女の子になってもらいたいと思うのです。


2、べしゃりがうまくなってきた萩原舞。
 愛理のひとりMCがとっても上手で感心した。昼はダイエー甲子園ハロショ臨時店イベからの帰り道の話をしていた。時系列にそった情景描写をしっかりいれて、前振り(マクドナルドで昼ごはんを買った)、そしてオチ(ギリギリ乗れた新幹線内でマクドを食べるマネージャー)と構成がすばらしかった。

 もう一人おしゃべりがうまくなったなぁと思ったのは萩原舞。数年前までは、ボキャブラリがすくないのと頭の回転が子供だったためか、よくラジオでも「あれ なんだっけ あれあれ」と言葉がでてこなくて他のメンバーに助け舟をだしてもらって「そう!それそれ」っていうパターンが多かったが、最近の音楽番組のトーク部分でもまいまいがしっかりテンポよくしゃべっていてまいまいも成長したなと思っていたが、今回の100回目の感想を一人ずつしゃべていき最後のリーダーがうまくまとめられなくて、再度まいまいがうまいことを一言言ってしめくくっていた。なかなかあっぱれだった。

3、その他
 ・なんばはっち4列目からだと腹出し衣装の千聖のおへそあたりの肌感がよくわかる。他のメンバーの白い肌だと明るいライトの下では陰影がはっきりしないが、千聖の過食の肌だと陰影がよくわかり肌感がリアルにかんじられた。

 ・千聖と何度か目があった(気がする。先日の中野最前でずっと茉麻を見ていたけど茉麻とはまったく目が合わなかった(と思っている)私が、思うのだから真実味をある。私のほぼ真正面で生きようぜ!を歌う千聖の振りまねをしていて、そんなにうまく振り真似ができなくて、そんな時千聖と目があってなんか恥ずかしくなったのを覚えている。)

 ・MCでの客あおり「遠方からお越しのみなさーーん!」と「地元のみなさーーん」の客席からのレスポンスの声の大きさは前のほうの席だだと遠方のみなさんへのレスの声が大きかった。意外。

 ・今までキュートコンはホールコンしか見たことがなかったので、ライブハウスだとステージ小さく見えて、音響もそれほど大音量でなく、箱が小さいのでヲタの声や雑談が耳について、なんか地下アイドルの雰囲気を感じた。

 ・100回目記念のダイジェスト映像はメンバーも知らされていたかった様子。舞美の涙は、舞美いわく、「最後のMCで100回目について言いたいこと考えていたのに・・・・」「いままでつらいことこともあった」。

 ・網膜色素変性症な私デスペア。実は100回目記念ダイジェスト映像の2割も視認できていない。今回映像は英起床大画面でなくてスクリーンに映写するタイプだったので、画面うすぐらく私の目では見えなかった。しかも4列めだったのでスクリーン全体を目でとらえることが難しく、ヲタの歓声と音声から映像を推測した。途中ツアー回数の数字がカウントアップしていたようだが、私が認識できたのは「84」と「100」という数字のみ。でも初ツアーの千聖の泣きじゃくりMCのときの千聖の過食の顔はなんとか認識できた。

 ・客席からのメンバーの名前コールの大きさは、かつては愛理への声援がダントツだったが、今日は5人とも差がなかった。ただ舞美、なっきぃ、愛理へのコールがちょっとだけ大きかった。

 ・開演前4列目の席にすわり後ろをみたら、まだ座る椅子はいっぱいあるのに、最後方のスタンディングスペースの柵の前で一人赤いヲタTを着た男性が柵に両肘をのせスタンバッていた。はやい整理番号ではいってもなぜか最後方に陣取る人たちがかならず少なからずいる。

 ・アンコールあけ、なっきぃの前髪が汗でぬれて束になってぴたっとおでこにくっついていた。

 ・千聖とまいまいは最後客席に手をふるとき両サイドをいったりきたりするときよく二人でひとことふたことしゃべっていた。100回目感想いうときもまいまいはよこの千聖からマイクをとおさず小さな声で「いいこといいなよ」といわれたと言っていた。千聖<「ねぇまいちゃん、なんか千聖のTシャツ着てる人今日多くない?」って私を見て言ってくれているんだなと脳内妄想全開の私。


 今回のツアーは今日で私は参戦最後。9回参戦。同一ツアー参戦数最多個人記録。5人になってパワーダウンするかなとおもいきや、それぞれソロ曲もあり、個が目立ってよいコンサート。人数が減った分、千聖への注目もあつまり、千聖ヲタも増えたように思う。5人の人気に昔ほどの差がなくなってきたように思う。ツアー当初、曲中の千聖コールが次にくるなっきぃコールやまいまいコールと比べ声の大きさで格段の差があったが、ツアー終盤になりそれほど差をかんじなくなった。とくに今日のなんばハッチでは差がほとんどなかった。

 今日の千聖の「こんな私を」コメントで千聖ヲタが増えると予想する私デスペアであった。

 
コメント (2)
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