獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

障害者自立支援サービスの通院介助を申し込んだ。

2012-04-05 19:39:13 | 網膜色素変性症と私
 大腸内視鏡検査のためガイドヘルパー(同行援護)を利用した。網膜色素変性症な私デスペア。視野狭窄と視力低下が進行している私の目。月36時間ガイドヘルパーが利用できる私。いままではこの36時間で毎週のスポーツジムと時折のハロプロ遠征に利用していた私。

 今回検査にガイドヘルパーを利用したことにより、月36時間の持ち時間がその分減った。するとスポーツジムにいける時間がへる。

 ヘルパー事業所の担当者によると、通院でのガイドヘルプは本来お使えない。通院でガイドヘルパを利用するには通院介助というのがあり、それが認められれば月36時間とは別に月5時間程度通院のガイドヘルプが認められるとのこと。

 そこで今日役所の障害福祉課に行って、申請をしてきた。申請には医者の意見書が必要とのことでそのためにまたガイドヘルプを利用して病院にいかねばならない。なんか面倒だな。しかも1時間ぐらいかけて106の質問に答えないといけない。今回の申請で認められれば、通院介助の他に週1時間程度の家事援助(掃除)も利用できるとのことで申請をした。(私は部屋の掃除というのはしない主義なので掃除をヘルパーさんにお願いはしないと思うが、たまりにたまったDVDや写真集や生写真の整理をヘルパーさんにお願いしたいとは思う。担当者におると整理整頓も掃除の一部だそうだ)

 申請に1時間ほどかかった。おおくの時間は私の介助の必要度合いを判定するための106の質問。寝返りができるか、とこずれはないか、ひとりでたちあがれるか、片足で1秒たっていられるか、徘徊はしないか、迷子にならないかなどなど。この質問は身体障害者や知的障害や精神障害の人すべてにたいしての質問なので視覚障碍者の私にはちょっとピンとはずれな質問もあるが、それはしかたない。

 その中の質問でいくつかドキッとした質問があった。

デスペア的障害自立支援サービスの聞き取りのポイント

1、「あなたはなにか収集癖はありますか?」
 えっ!勝ってから2年も3年も見ないままのたくさんのハロプロDVD。須藤茉麻や宮本佳林の生写真や、70枚以上あるヲタT。使い道のないものを意味もなくあつめ私。これは収集癖なのか?

 ちょっと口ごもっていると、担当者は、「なにかを勝手にもってかえったりそんなことはしますか?」

 ああそういうのはないな。「ないですね」と答える私。だけど8年前の竹下通りの電柱にかざられていたBerryz工房のフラッグを早朝のぼってはぎとっていたヲタはこの収集癖の質問にはいと答えないといけないね。

2、「あなたはなにか強いこだわりがありますか?」
 えっ!たしかに私はハロコンではたくさんいるメンバーの中で須藤茉麻と岡井千聖と宮本佳林の名前しかコンサート中に叫ばないな。いままでにみやびーとか一度も叫んだことがない。

 ハローのコンサートや舞台で同じ公演を何度も見る。しかもわざわざ遠征してまでみる。これらは強いこだわりなのか?

 口ごもる私。すると担当者が「かならずこれをしないと先にすすめないとそんなこだわりです」

 まぁそこまでのこだわりはないな。

3、「あなたは突然大声を出したりしますか?」

 ドキッ!。たしかにハローコンサートのメンバー紹介の時にあらんかぎりの声をはりあげて「かりーーーん!」ていきなり叫んでいるな。だけどこれはメンバー紹介映像とかのきっかけがあってはじめて私は叫ぶのでいきなりではないな。

 この質問に「はい」と答えるべきなのは、コンサートの開演15分前からまだ客席があかるく客席もひともまばらななか、「あいりあいりあいりあいりあいりあいりーーー」とか「さゆさゆさゆさゆさゆーーー」とか叫んでいる人たちであって、私は該当しないな。


 もろもろの申請はめんどうだが、サービスをうけはじめたら生活の質があきらかに向上するのでよしとしよう。
 

コメント
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