獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

アップアップガールズ(仮)ライブ@大阪BIgcat夜 に行った。

2014-12-27 23:24:37 | コンサート舞台
アプガのアンコールリバースがすごい

今日は朝8時に家をでてカニ食べ放題ツアーに参加した私デスペア。網膜色素変性症な私。ガイドヘルパーさんも一緒。バスの仲では昨日宮本佳林が好きだといっていた松本隆作詞の松田聖子の歌をリピートして聞く。赤い靴のバレリーナ、赤いスイートピー、蒼いフォトグラフ、ピンクのモーツアルトを聞く。どれもスローバラードで松田聖子の歌声と松本隆の歌詞がとっても耳にここちよい。これが80年代ポップスのよさだな。90年代に入ってコムロサウンドそしてEDMとどんどんスピードアプしている歌謡曲。もう一度松田聖子の歌みたいな曲がはやったらいいな。その時はぜひ宮本佳林にうたってほしいな。あとそのほかの時間ではデイジー図書()録音図書の「乳とタマゴ」という小説を読んでいた。短い小説だったので帰りのバスの中で全部読めた。

 かに食べ放題とうにいくら丼1700円を食べて、黒豆塩大福を買って帰る。バスに7時間ぐらいのっていて滞在時間は3時間もないぐらい。バスツアーっていうのはこういうものなのね。

 17時にもどってきて、そこから大阪心斎橋のBIGCATというライブハウスへ。11月30日に宮本佳林がセンターをつとめるJuice=Juiceのライブではじめて行った私。今回は2度目。客は2階席もうまって500人。ぎゅうぎゅうづめではないけど十分な客入り。JJと同じぐらいの動員力。

 今回のアプガライブはノンストップライブということで2時間10分アンコールをはさんでノンストップ。昼公演と夜公演の1日2回公演だったけど、夜公演でもアプガはぜんぜん電池がきれることなく最後までテンションアゲアゲだった。

デスペア的アップアップガールズ(仮)ハイスパートキングダムの見るポイント

1、アンコールがすごい。
 1時間30分ぐらいノンストップで曲披露のアプガ。途中3度ぐらいMCみたいなのがあったけど、どれも2分もないぐらいの短いMC、はじめの自己紹介MCもとてもあっさり、途中のMCも最近のあった出来事トークなどメンバーがおしゃべりすることはない。ほんとノンストップライブ。

 ふつう1曲おわれば、っ客の拍手や歓声があがって、それをまって次の曲へいくのだが、今回のアプガライブは、その曲と曲の間も短い間隔しかなく、客が完成をあげたり拍手をできるような間隔がない。どんどん次へ次へ。

 そしてあっという間に本編終了で、アンコール。アンコールもふつうはBGMはながれないんだけども、今回は、最後にうたったアッパーカットインストがずっと流れていて、そのリズムにあわせての客席からのアンコール。とっても店舗があってよいかった。ふつうアンコールはゆっくりすぎたり逆にはやすぎたりするけど、こういう風にBGMにあわせてのアンコールっていうのはいいね。

 そしてアプガメンバー再登場で、ここから関根梓がアプガリバース2014!と宣言し、アンコールがスタート。てっきり2曲ぐらいかとおもたら、なんとなんと。いまさっきやってきた本編の曲20曲ぐらいをもう一度おわりから逆に淳をおってサビ部分を再演していく。

 よく縁者がこれが最後の曲ですというと、客席からえーーという悲しいおたけび。なかにはまた最初からやってよーという客もいる。アプガは最初からではないけど、最後の曲から逆にはじめの曲までリバースしていく。これはすごい。ノンストップで本編で20曲ぐらい曲披露  したあと、アンコールでそれらの曲をサビの部分を逆打ちしていく。

 四国八十八か所めぐりを逆にまわるのを逆打ちおというらしいくて、それをすると死者がよみがえる?とかいう映画が昔あったけど、そのように逆打ちをしていくアプガ。リバースは逆戻しという意味のほかに、りーバース、ERE:BIRTH、生まれ変わりという意味もあると思う。

 アプガのそのアンコールリバースを聞いていて、涙がでてきた私デスペア。2階席の上手後ろ席でにスペースを確保してもらって椅子にすわって見ていた私。私の左となりすぐには飼料用の撮影カメラがあって、あまり叫んだり手振りもしなかったけど、涙はでた。

 まずアプガのこの驚異的な体力と精神力。ライブをおわりからはじめまでまた同じ曲を歌っていく彼女たち。これはすごい。

 それと、生まれ変わりというか死ぬ時のことを考えて涙がでた。年老いて死ぬ時に、死ぬ瞬間に過去が頭の中をかけめぐるというけど、もしかしたらそれは今から順をおって過去にさかのぼっていくんじゃないかと思った。いいことだけどんどんさかのぼって思い出していく。そして子供のころの記憶がよみがえり、赤ん坊のころの記憶、そして母親からうまれたときの記憶、そこまでさかのぼって、人は、記憶をさかのぼってそして死ぬんじゃないかと思う。あぁなんてすばらしい死に方なんだろう。生きてきた順番を、逆にさかのぼって死んでいく。あぁなんてセンチメンタルなんだろう。もう一度初恋のときのあの胸のたかなり、小学生の時の遠足や運動会の前日のあのドキドキ、サンタさんをまだ信じていてワクワクのクリスマスイブ、そんなもう今はあじわえない感情をもう一度あじわってから死んでいく。リバース。涙がでた。

 アンコールリバースが30分ぎうらいあり、18時30分開演で終演は20時40分だった。これでチケト代が3900円とはおどろき。当日券は4400円だけど、これは行く価値あるな。当日券でも区価値あるな。明日12/28は名古屋でアプガのライブあるので、お近くの人はぜひ行ってみてね。リバースにはほんとびっくりすると思います。そして私みたいに泣けるかも。

2、その他
・アップアップタイフーンの森咲樹の並盛上森特盛モリモリのかってが4回聞けた。おちょぼ口の森咲樹が早口でいうこのフレーズがとってもいいね。一番高まった。

・アップアップタイフーンンの出だしの佐保明梨の演歌のところで客席からどっこいしょという合いの手がはいっていた。たしか去年見たときはこういった合いの手はいってなかったな。あと合いの手というかコールで面白いのがあった、ハローでではオイオイという掛け声が客席からはいるが、そのおいおいはウラ拍、だけどアプガのある曲ではオモテ拍でオイオイをいれるところがあって、とても新鮮だった。歌詞で飛べ!飛べ!ジャンプというのがでてくる曲。あれはなんていう曲だったかな?オイオイがとっても気持ちいい。

・短いMCの間BGMでずっとカウントダウンみたいなリズムがながれていた、さいごの10秒はテン、ナイン、エイトとカウントダウンするナレーションあって、MCがとっても店舗があった。このカウントダウンナレーションがあるからノンストップ感がよく持続できていた。

・新井愛瞳は棒読み歌唱かとおもったけど、棒読みぽく歌うときもあれば、感情はいった歌い方もできていた。客煽りは前にくらべるとすっごくよくなていて、感情がはいったあおりだった。

・MCで佐保明梨がかわら割をしていた。はじめヤーと叫んでいたのでそのときに割ったのかとおもったら
その声は気合い入れだった。

・終演後、客席の一人がやっぱアプガだね!と大声でさけぶと、2階席のほうの客がたくさんそれにこたえてなにか言っていた。何度かそのやりとりがあって、なんかかっこよかった。あれはなんて叫んでいたのかな?

・客席から客がでていって、スタッフが客席の柵を撤去しはじめて、だいぶたっても私はすわったまま、終演後迎えにきますといった誘導スタッフが私を迎えにこない。まさかずっとおいてけぼり?とおもって撤去作業中のスタッフに声をかけたら、しばらくしてスタッフが迎えにきてくれた。


 帰り道自分の手をかいでみたらかにくさかった。外に出て手袋をはめて心斎橋駅にむかう。よぼよぼ歩きだったらしく、カップルに声をかけられて、お手伝いしましょうか?肩をもってくださいといわれたので、遠慮なく女性の肩をもたせてもらった。地下鉄入り口の近くまで手手引してもらった。かにくさい手だけど手袋をしていてよかったと思った。

 手引してもらった若いカップルに、アップアップガールズのライブに行ってきましてね、これがとってもすごいライブで、アンコール曲が30分ぐらいあって、本編の曲を再度全部やったんですよ!と自慢したかったが、この私の興奮は幸せそうな若いカップルには伝わらなそうだったのでやめた。この若いカップルはまだ過去を振り返ってセンチメンタルになることよりも今が一番楽しいんだろうな。

 センチメンタルになりたいあなた!明日12/28にもアップアップガールズ(仮)のライブが名古屋であるのでぜひ行ってみてね。

 名古屋のダイヤモンドホールで14時30分からと18時30分からの2公演です。当日券はたぶんあるのでぜひ会場までいってみてね。

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