獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

視覚障害者あるある ひとりで歩いていると

2020-10-31 22:27:05 | 網膜色素変性症と私
私も左目は見えへんねん

今日は土曜日、10月最後の日。もう明日は11月なのね。はやいね。すると12月は佳林バースデー、そして12月10日木曜日18時30分日本武道館での卒業コンサート。あっという間に過ぎていくんだろうな。

そんな今日、私はいつもの土曜日のスケジュール。ジムに行って、その後図書館にいってのボランティアさんに雑誌を読んでもらう。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。目が見えないので、雑誌とかはボランティアさんに読み上げてもらう。対面朗読という障害福祉サービス、図書館サービス。

高齢の女性のボランティアさん、もう6年ぐらいハロ☆プロ雑誌を読んでもらっている。こんな中年の私でも、ボランティアさんから見れば、かわいい息子みたいな年齢なのかな。とてもよくしてくれる。今日も、箕面のもみじの天ぷらをもってきてくれた。もみじの天ぷらって私のイメージではふにゃふにゃしているとおもったけど、そうじゃなくて、おどっちかといともみじょのおかきだね。食べたことがあるとおもっていたけど環退社はじめて。ほんのり甘くておいしいね。カリカリして触感もいいね。

もみじょの天ぷらのほかに、靴墨というか靴にぬるワックスももってきてくれて、私の黒いスニーカーのよごれをふきとり、そしてワックスをかけてくれた。目が見えないと靴がよごれているかわからないので、気にしなくなる。どうやらかなり白くほこりがかぶったようになっていたよう。そういえば、このチャック式のミズノのスニーカーもこのボランティアさんにおしえてもらったんだった。

対面朗読おわったら、ドラッグストアの買い物にも付き合ってくれるし。ほんとありがたいね。

こういった無償の愛というか、一方的な親切、見返りをもとめない親切って、ほんと不思議。

こういったことを私もいつか誰かにしたいな。

ドラッグストアのあとは、おわかれして、ガストへ。広島さんかきフライが399円。通常価格599円ぐらいかな。4つのカキフライ。数はすくないけど大きさはそれなりにあっておいしかった。ただこれだけだとmのたりないので、山森フライドポテトも追加注文。

2時間ほどまったりして、19時すぎにガストを出る。家に帰ろうと、横断歩道の前で立ち止まる。はてさて、ここの横断歩道の信号機の音響は、19時すぎてもなっていたかな?夜になるとカッコーもピヨピヨもならなくなる音響式信号機がほとんど。

様子をうかがう、じっとしている私。
すると、同じように横断歩道をわたろうとしていたおばあさん。自転車を押しながらのおばあさん。

赤やで。

しばらくして、カッコーカッコーと音響がなる。まだ音響はなるのね。この時間でも。

青に変わったで。とそのおばあさん。

横断歩道をわたって、そのおばあさんにありがとうございますと言っう私。
すると、そのおばあさんは、

私も左目は全然見えてないねん。

よくこういうことがある。私のおじいちゃんが実は目が見えないとかが多いかな。その場合は、なんの病気ですか?と聞いてみる。
でも、今日のように、私も左目が全然見えへんねnと言われた私は。どうレスポンスすべきかいまだにわからない。

今日も、へぇーそうですかと言って、私は私の道をすすむ。

こういったとき、どういったレスポンスが一番ふさわしいんだろう。

もし、右目が見えなくなっても、大丈夫ですよ、私はもう両目とも見えなくなりましたけど、こうやって一人で歩くことも、そして明日は長崎にハロー!プロジェクトのコンサートを見に行くために一人で長崎旅行してきます。

そういいたいけど、これは不適切だおるな。

かといって、
右目が見えてて、ほんとうらやましいですよ。自転車ものれていいですよね。

これもちょっと卑屈だね。



さて、明日は4時起き、はやく寝なくちゃ。ゴッドぶれすゆーといって別れるのが一番かっこいいね。

コメント
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