獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

小説「あの日三田花の名前を僕たちはまだ知らない」を録音図書で読んだ。」

2021-01-16 10:34:32 | 網膜色素変性症と私
メンバ!!見ーつけた!!

今日も朝4時に起きる私。前の夜は21時にはもうふとんの中なので、早起きできるね。ただやっぱり夜中に2度ぐらい目が覚めるのよね
トイレで目が覚めるのよね。これをなんとかしたいけど年だとおもってあきらめよう。

年といえば、年をとってからたのしめる物語とか小説があるね。青春小説。きっと現役の高校生が読んでもピンとこないだろうけども、もうそれをすっかり通り越してしまった中年には青春物語が胸につきささるね。

思い返してみれば5年ぐらい前、ラジオで爆笑問題の太田光があつくアニメについて語っていた。あの日三田花の名前を僕たちはまだ知らないというアニメ。すばらしいと絶賛の太田。アナルがでてくる小説とのこと。

早朝目が覚めて、佳林のブログにコメントをしてそれでもまだ朝6時。ということで、インターネット図書館サピエ図書館で検索。あの日三田で検索。。アニメ映画の音声ガイドつきがないかと調べてみる。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。目が見えない人が登録すれば使えるサピエ図書館。

いくつかヒットする。アニメ映画はなかったけども、小説であの日三田があった。ボランティアさんが朗読してくれた録音ファイルをダウンロードしてそれを2倍速ぐらいで聞く。上下巻あったけど、3時間もあたら読めた。

防水のソニーのイヤホンで聞きながら、お風呂につかる。鼻水と涙がとまらない。いいやとおもって、湯船の中で花をかむ。まだ読みあ初めて1時間もたっていないのにもう涙がとまらない。

高校1年生のひきこもりの少年、昔はガキ大将で仲間を5人ひきつれて、町のはずれの炭火小屋を秘密基地。小学5年生のガキ大将。

でも、そんな彼も、いろいろあって、いまではひきこもり。ほかの仲間はみんなかがやいているのに自分だけひきこもり。一人の少女をのぞいては。

高校1年生の仲間があつまって、小学5年のころをなつかしむ。そして一人の少女を救い出そうとする物語。センチメンタルだね。

好きななのに、ついついいじわるをしちゃうところ、ブスといってしまうところ、交換日記にひそかにたてよみ、かきつばたをちりばめる、すこしおませな女の子。なつかしいね。

最後のシーンでみんなで声をあわせるシーンがいいね。見えなかったものが見えた喜び。

おすすめ。ぜひ読んでみてね。

イヤホンでずっと聞きながら、上下巻全部よみおわったところで、ちょうど家のドア本がなる。時間は9時35分。ガイドヘルパーさんが来た。はずかしいので、目がはれているのを「かくすために、いそいでマスクとサングラスをかける私。さて、スポーツジムに行こう。

ps
サピエ図書館の登録は、おおさか肥後橋の日本ライトハウス情報文化センターにといあわせてみてね。日本ライトハウスは盲導犬訓練所も運営しているけどもそちらっではなく、情報文化センターのほうね。

日本ライトハウス情報文化センター - 目の見えない方・見えにくい方の“情報・文化・コミュニケーション”の拠点
http://www.lighthouse.or.jp/iccb/
コメント
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