獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

盲人ひさしぶりにフェリーにのる。今回はガイドヘルパーさんと二人で乗船 名門太陽フェリー 大阪2号 大阪南港から新門司港まで

2023-11-10 23:51:50 | 網膜色素変性症と私
3710円

コロナ前、たまにフェリーをつかって、遠征をしていた私。当時も今とおなじ、目が見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。

愛媛とか、別府とか、福岡とか鹿児島とか大阪からフェリーでで言っていた私。フェリーの魅力は、寝ていたら、到着すること、そして、障害者割引で半額になること。

新幹線だと乗車券しか半額にならなくて、特急券は半額にならない。でも、フェリーだと半額になる。いわゆる1等席の個室から3等席の雑魚寝まで、すべての料金が半額になる。うれしいね。

当時もひとりで遠征していた私。盲人ひとりだとやはり、雑魚寝は不安。なので、いつも、個室を予約していた私。たしか、15000円ぐらいかな。でも、これでも、障害者割引で半額になるのがうれしいね。一番いい個室は、ベッド、洗面台、シャールームが完備されていて、たしかちっちゃなテーブルとイスもあったね。

でもそれでも1万円ほどかかる。4月から無職になった私。なんとか費用をやすくできないか。

それで考えた。雑魚寝でいこう。雑魚寝だと3710円で、大阪南港から、福岡の新門司港までいける。

ただ、盲人ひとり雑魚寝は不安にかわりないので、ガイドヘルパーさんと一緒にいくことにする。

17時に大阪南港を出港する、名門太陽フェリー大阪2号。フェリーターミナル駅をおりて、通路をずっとあるいていくと、船着き場の待合所までたどりつける。2階建ての建屋で1階がチケット発見、2階が待合所兼フェリー乗船口。いぜんは、この2階に売店があったけど、コロナおわってみてれば、売店がなくなっていたね。残念。

前回、ひとりで乗船したときは、1時間ほど前にチェックインしたけど、今回はガイドヘルパーさんが一緒ということで、乗船開始の30分前16時30分にチェックイン。

フェリー大阪2号に乗船すると、そこはフェリーの6階。ここがエントランスロビー。客室はどうやらおもに、6階と7階にあるよう。のぼり階段があるし、エレベーターもある。
視覚障害者にうれしいのは、フェリーの中の通路には、てすりがあって、かならず、そのてすりには点字がうってある。

今日の私の客室は、雑魚寝、エコノミークラス、C1客室の20番寝床。

このC1部屋には、真ん中に通路があって、その両サイドが寝床。右に10人、左に10人眠れるスペースがある。通路に足をむけて寝る。頭のところには、30センチぐらいのシキリ板があって、隣の人の寝息が直接かからないような、プライバシー配慮。うれしいね。
私が、40年ぐらい前にはじめてフェリーにのったときは、畳部屋でほんととの雑魚寝だったけど、今は、こういったプライベートスペースが一応確保されているのね。幅90センチ、たて2メートルぐらいのがひとり分のスペース。頭の上には、天井近くに棚があて、そこに荷物をおけるのもいいね。
頭の奥、の壁には、コンセントが2口あって、充電しほうだいもうれしいね。
もちろん、まくら、しきぶとん、かけぶとんがあるので、ネットカフェとは比べ物にならないほど快適。
ただ、残念ながら、個室ではないので、いびきや、体のにおいなどは、ただよってくる。なので、もし部屋にひとりでもいびきの人がいれば、ほかの人もその影響をうけてしまうのよね。

そういった影響をすこしでも減らすためか、本来は、20人雑魚寝できるのだけども、1つずつ、間をあけるようになっている。なので、私は20番だけど、となりは18番、そのとなりは16番と。ひとつとび。19番と17番のスペースは、常に空席、上から透明のカーテンがぶらさげられていて、一応、私は、その透明カーテンまでつかえる。でもそのカーテンのすぐ隣は、18番の客がいる。

こんなんならネットカフェの個室にしてほしいね。それは可能だと思う。ネットカフェの個室は2メートルで、幅も90センチぐらい。なので、ぜひ雑魚寝じゃなくて、ミニ個室にしてほしいね。そうすると、視覚障害者は、ひとりでも安心して眠れるね。

ガイドヘルパーさんは近くにいるといっても、寝ている間の貴重品の管理は、やはり自己責任。エントランスロビーには100円ロッカーがあって、これは、視覚障害者でも使えるロッカーなので、そこにあずければよかったけど、ケチな私は、財布は、ポーチにいれて、かかえてねる。でもやっぱり心配。コインロッカーにあずけて、安心して寝たほうがよかったな。

雑魚寝の部屋にいびきをかく人がいて、足のうらがくさい人もいて、結局眠れず。眠れないので4時ごろおきて、ひとりでシャワールームへ。シャーワルームは一度ガイドヘルパーさんに手引きしてもらったので、レイアウトもばっちり。7階にあるシャワールーム。なんなく利用できた。ボトルもシャワーヘッドの近くが、ボディーソープ、まんなかが、シャンプー、一番はしがリンス。シャワーヘッドのすぐとなりがボディーソープっていうのは東横インとおなじだね。

食事は21時30分まで、レストランで夕食バイキング1800円。翌日の軽朝食600円。セットで2200円。私も、1800円の夕食バイキングをたべる。たべすぎた。ひじきごはん、カレーライス、からあげ、はるまき、サラダ、にしめ、こさしみこんにゃく、しめさばのさしみなど。ドリンクバーでソフトドリンク飲み放題なのもいいね、コーラー、リアルゴールド、ホットコーヒーなどたくさんあった。あと、小さな丸井ケーキもあった。中にクリーム、外側がケーキ記事、こんな食べやすいケーキあるのね。あんころだんごもあった。食べ過ぎた。

食べ過ぎて、フェリーは常にゆれているので、もどしそうになったのdえ、食べ終わって、すこしレストランで休憩。レストランは、赤ん坊の泣き声とかも超えて、実にいいね。しあわせを感じられる空間だね。
今回、雑魚寝、エコノミークラスをガイドヘルパーさんと一緒にすごして、次回は、盲人ひとりでも、エコノミーざこね使えそうだね。部屋のドアにのてすりには点字がうってあるので、アルファベットの点字がよめることは必要だけど、それさえあれば、盲人ひとりでもフェリー使えるね。
ただ、雑魚寝スペース20番という点字はないので、予約時に、スペースを選べるので、入り口ちかくか、入り口から一番とおい、かべぎわののスペースかを選ぶ必要あるね。ちなみに、C1の20番と1番が、C1部屋の入口はいって、一番おくの壁際のせき。その奥は、のぼりスロープが最後にあって、車いすのひとでもりようしやすくなっていた。壁際には、車いすどめ金具もあった。

新幹線の座席の点字みたいに、ざこねスペースごとの番号も点字があればもっとよいね。

みなさんもぜひ、名門太陽フェリーで、フェリー一人旅してみてね。

博多遠征動画 その2 名門大洋フェリー大阪2号 エコノミークラスの客室c1部屋20番 雑魚寝のようで雑魚寝でないふとんもしっかりある?


博多遠征動画 その1 名門大洋フェリー大阪2号で明石海峡大橋をくぐる フェリーの甲板の上に立つ盲人?



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