ADブギ
今日は平日の金曜日、18時30分開演の、大阪西梅田のサンケイホールブリーゼでのBEYOOOOONDSビヨーンズ主演のミュージカル、ビヨスパイがある。東京公演をおえて、11月23日から26日まで4日連続公演。大阪で6公演。
今まで、ハロのミュージカルといえば、東京代々木のスペースゼロか、池袋サンシャイン劇場、東京だけしか上演されないことがおおかったけど、今回のビヨンズのミュージカルは、大阪でも4日間公演がある。すごいね。ビヨンズは、前前策の眠れる森のビヨで、男子高校生約を見事に演じた平井ミヨ。そこから、女性ファンが増えたみたい。タカラヅカ的魅力があるのね。
今回のミュージカルも、平井は男役、前田こころも男役で、バチバチ火花とびちる、スパイもののお芝居だった。
無職になった私、いつもなら最寄り駅の岡町駅から梅田にでるのだけども、それだと240円、一駅あるいて、曽根駅からだと200円。40円うかすために、夕方、一駅分歩く。
梅田から西梅田、そこから、長い地下通路をあるいて、ブリーゼブリーゼたわ。この通路は、工事がされていて、点字ブロックも仮設で、何度か道をまよって、そのたびに親切な人が声掛け手引きしてくれた。ありがたいね。
なんとかブリーゼタワーの地下入り口に到着し、そこから7階へ。そこがサンケイホールブリーゼ。てっきり小ホールかなとおもったが、大ホール、900席ほどの大ホール。ここで、ミュージカルを連日できるビヨーンズはすごいね。
客層は4割ぐらいが女性。かっこいい平井や前田目当てなんだろうか。
ただ、客入りは、いまいちで、2階席は閉鎖で、千秋楽の日だけ2階席開放。今日の1階席は6割ぐらい。なので、集客としては500人ぐらいかな。それでも、スペースゼロ満員がたしか500人ぐらいなので、大阪で、この集客はさすがビヨーンズ。
デスペア的ビヨスパイののポイント
1、主役はだれ?
開演前の諸注意アナウンスは、おそらくすべてのビヨンズメンバ^が声だけでアナウンスしていたんだろうけど、印象手にのこったのは、山﨑夢羽のアナウンス、やけにお気楽な、調子のいい感じのアナウンス。ミュージカルの役でのアナウンスみたい。なので、はじめ、だれがアナウンスしているのかわからなかった。あと、桃々姫も声を低くしてアナウンスしていたので、そんな役なんだなと開演前からわかった。平井は落ち着いた声でのアナウンスだった。
お芝居はじまり。はじめに登場してきたのが、島倉りか。結婚披露宴でウェディングプランナーのOL役、でも、会社の売り上げ至上主義の方針になじめず、退職。職をさがしていたら、スパイにスカウトされるというストーリー。
この島倉が、いままでにない役を演じていた。今まで島倉は、2枚目、おお嬢様風な役がおおかったけど、今回は、ドタバタコメディー風のOL役、声もすこししゃがれて、ギャーギャーいうような演じ方で新鮮だった。はじめ、これはだれが演じているかわからなかった私。
きっと、島倉が、一人前のスパイになっていくストーリーなのかとおもいきや。そうではなく、島倉以外の3つの人の物語が同時進行的に進行していくストーリーだった。
貧乏な兄と妹の兄を演じた貧乏若者の清野桃々姫。貧乏をうらんで、盗みに手をそめる。
島倉のスパイグループの仲間に、前田、高瀬、西田の3人。この3人は孤児院でそだてられていて、実は高瀬は、敵対するスパイグループの2重スパイ。
敵対するスパイグループのリーダーが、平井で、その仲間が、江口と里吉。実は、この3人も、前田、高瀬、西田と同じ孤児院でそだち、たまたま国が分断されて、わかれわかれになった過去がある。
これに加えて、なぜか、世界的有名マジシャン役でヤマザキ、そのマネージャーで市岡。
この4つのグループのストーリーが同時進行的に進行していく、同じようなアタッシュケースをもっていて、それが、入れ替わってしまい、探すというお話。アタッシュケースがこの4つのストーリーをうまくまとめているようにも思える。
ただ、ちょっとものたりない、だれが主役なの・ 見ているこっちは、だれに感情移入したらいいの? 主役がだれかわからないお芝居だった。特に、マジシャン役のヤマザキの役はあまり必然性はなかった、劇中の手品のシーンがあるので、そこが日替わりだったようで、そのための役だったのかもね。
てっきり島倉が主役かとおもったら、中盤から後半は、ほとんど活躍しなかった。視力がとてもよいという設定も、あまり必然性を感じなかった。
主役がだれかわからないという点では、昔のテレビドラマ、加勢大周や浜田雅功が主演していた、ADブギを思い出すね。
もっと、だれかひとりをフィーチャーして、その人を主役にしたらよかったのにね。平井か前田、男役がはまりやくの二人のどちらか、あるいは、この2人をメインにストーリーをはこんだほうがよかったかもね。このスパイグループの関係性、実は、同じ孤児院で育てられて、今は敵対するスパイとして対峙している、このストーリーをもっと前面にだすべきだったと思う。
とはいえって、こういう風に、だれが主役かわからない形態をとることで、それぞれのメンバー^がそれなりに目立つ場面があって、それはそれでよかったかもね。前田こころも、平井美葉と対立する男スパイをとてもかっこよく演じていたし、貧乏青年の清野は、数年前にソロで歌った香水みたいな低い声でセリフを言っていてかっこよかったね。山崎のマジシャン役も、いつもの山崎ではなく、C調、調子のいい、マジシャン役はよかったね、いつものアイドルサイボーグ的な感じがなかった、ただ、マジシャンもあまり現実味のある人間ではなく、その点ではあまり深みのある約ではなかったかもね。
あと、この4グループには属していない、岡村美波。喫茶ってんのメイド役。こ岡村の声がよかった。いつもの岡村の声ではなく、もっと高い声で、はねるようなしゃべり方をしていて、これは西田なの、里吉なの?だれなの?とはじめわからなかった私。配役の消去法で、このメイドは岡村なのかとわかったときは、びっくりした。それほど、普段の岡村の声ではなかった。ソロで歌うシーンもビヨーンズの岡村の歌い方とはちがう、もっとキュルルンな歌い方をしていた。Juice=Juiceのタイムリピートのころの岡村と比べると、演技力がすごくあがったね。私がMVPを決めるとしたら、岡村と清野だね。
2、客いじり
お芝居の中盤、山崎演じるマジシャンが、トランプマジックをする。だれか手伝ってくれる人いない?と客席になげかける。私はてっきり、それも、お芝居の中の客席に向かっての投げかけとおもっていたら、リアル客席の中で、だれか手伝ってくれる人をさがしていた。たくさんの客席の人が手をあげていたよう。私も、あげればよかった。
客席のひとりの男性を、おにいさんとよぶ山崎。もし私が、充てられていたら、なんと呼ばれていたのだろう、そこのおじさん、あるいは、そこの盲人さんとでもいわれていたのかな?
そのおにいさんに向けて、トランプの箱をなげる山崎。実際に投げるのではなく、なげるマネをして、客ものりがよくて、受け取ったマネをする。このおにいさんは流れをよく理解しているようで、おそらくリピーターなんだろうね。山崎は今から、そっちにトランプを投げるとしか行ってないのに、おにいさんはトランプの箱をなげたんだとすぐに理解していて、おにいさん、わかってるね、もしかしたらリピーターかなと山崎がつっこんでいた。私も、てっきりトランプを投げるとは、トランプ1枚を投げるのを想像していた。
そのおにいさんが、エアートランプ箱からトランプを出し、山崎の指示にしたがって、シャッフルし、一枚とりだし、それを記憶して、またもどして、シャッフル、箱にもどして、山崎のほうにトランプを投げ返す。
そして、山崎はおにいさんにたずねる。さっきひいたトランプの絵と数字をいってください。
おにいさんは、自分の想像上のトランプを思い出して、こう答える、。ハートのキングです。
もし、私なら、なんと答えただろう、ジョーカーとか、リバースとか答えてたかもね。
このおにいさんの言葉をうけて、山崎が、袋の中からトランプの箱をだし、それをあける、なんと、1枚だけが、表裏逆になっていて、それがなんとハートのキング。すごいマジックだった。
山崎は、この手品が成功するかどうか不安で、トランプを出すときも手がふるえていると何度も言っていた。おにいさんは仕込みではないようなので、ほんとのマジックなのね。すごいね。
このマジックは日替わりで、トランプマジックは2度目とのこと。失敗するところも見てみたいというのが、ビヨーンズファン心理、リピーター心理。その期待を裏切り、ちゃんとマジックを成功させる山崎さすが。
3、アフタートーク
1時間45分の公演時間。途中の休憩はなし。幕が下りて、再度出演者登場。ステージで横一列になって、何人かが、感想をのべる。客演の元タカラヅカ風のシオヅキさんが、ビヨンズはすごい、あんなでっかい東京タワーをマジックで消すんですから、とピンとはずれのことを言っていた。お芝居だし、本物じゃないし、セットだし、きっと、シオヅキさんは、ビヨンズをほめまくっていて、もうほめるところが見つからなくて、ヘンテコ感想になったんだろうね。
感想では、この公園もふくめて、のこりあと4公演なので名残惜しいと一岡伶奈。なんかおもしろいね。今日の公演おわって、のこり3公演と言い直していた市岡。なんかおかしいぞと気づいた市岡、今年25歳。同じく今年25歳の高瀬は、客席の空席をみて、チケットまだありますので、ぜひ明日以降もおこしくださいと宣伝トーク。
山崎は、マジシャン役がおきにいりのようで、カーテンコールでも、その調子のいいしゃべり方で登場。なんか今日のユハ変、テンション高い、そんなんだっけ?と高瀬につっこまれるほどの、ハイテンションの山崎だった。
このカーテンコールおわって、数分間の休憩のあと、4人がステージに再登場。アフタートークショー。司会進行が江口で、ほか3人が、小林、前田、高瀬。江口はあまり進行になれていないようで、ときどき、つまるところ、段取りわすれのようなときがあった、その時にはすかさず、高瀬が助け舟をだしていた。最後は、実は、あまり司会進行をしなさそうな人に、アフタートークの司会をやってもらってるんですとネタばれ。この発言で、江口のつたなさをフォローした高瀬、さすがだね。
アフタートークのテーマは、事前に客からあつめた質問に答えるという形式。2問答えていた。
1問目は、大阪での公演ですが、東京都のちがいは? これに対して、高瀬が、このホールはビヨーンズとしてははじめてたつステージ、客席がひろくて、音の反響がすごくいい。東京都はちがう。そういいながら、前田や小林が、アー、アーといってみせて、反響を実演していた。あと、前田か江口が、東京都はちがったところで笑い声がおきたり、もりあがったりするので新鮮と言っていた。
2問目は、もし現実にスパイをするなら、どんなスパイをしてみたい? 小林は、仮面舞踏会に潜入してみたいと、いまいちピンとこない答え。スパイなのに、仮面とはいかに、仮面をかぶらなくても、とけこむのがスパイじゃないの?と心の中でつっこむ私。高瀬は、お芝居と同じような2重スパイをやってみたい。前田は、ビヨーンズメンバーのおうちにこっそりスパイしたいと言っていた。それに対して、なんでよ、スパイじゃなくて、まえこことして、あそびにいったらいいじゃんと興覚めツッコミの高瀬。そこはもっと高瀬には、前田がなぜメンバーのおうちをスパイしてみたいか聞いてほしかったな。
10分ほどのアフタートークショー。1分前に、おわりの合図として、劇中清野が使っていた携帯の着信音がながれる。妹役を演じていた小林が、その音に反応して、電話にでる演技。アドリブで何かしゃべってたけど、グダグダだった。なんとか、江口が、このメロディーが流れたら、残り1分ということなんですとまとめて、一人ひとりにコメントをもとめて、しめくくっていた。そこは江口しっかりしていたね。
今回のお芝居は、あまり物語tとしてははいりこめなかった。目が見えていたら、スパイ対スパイの格闘シーンが見ごたえあったのかもしれないけど、目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジにとっては、いまいちだったね。
今回のお芝居は、BSTBSとハイポジションという団体が主催していたようで、このハイポジションというのが謎。なんだろう?アタッシュケースのメーカーなのかな? 眠れる森のビヨのような、ミステリー、感動ものを期待していた私にとってはちょっと評しぬけだった。次回作に期待。あと、チケットには協力として、日本観光振興協会という団体の名前もあがっている。大阪公演にはこの団体が補助金でもだしたのかな?
ビヨスパイ 消えたアタッシュケース
Story
未来都市日本、国は東京の真ん中から、東と西に分かれて対峙していた。
「今夜7時までにこのアタッシュケースを届けろ!」
ミッションは、無事クリアできるのか!?
演劇女子部最新作は、BEYOOOOONDSのアクション満載!
アタッシュケース争奪戦!!
乞うご期待!!
Cast
ミカ
島倉りか
リョウ
前田こころ
ユキ
西田汐里
リサ
高瀬くるみ
レン
平井美葉
マコ
里吉うたの
ハルカ
江口紗耶
Mr.ショウ マジシャン
山﨑夢羽
一条 マジシャンのマネージャー
一岡伶奈
ケイ
清野桃々姫
ナナミ
岡村美波
ヒカル
小林萌花
アキラ
汐月しゅう
大塚優希
田畑渚
福田楓
瑚菊
公演時間 1時間45分 その後カーテンコール、アフタートークショー
ハロプロ ライブおはなし配信 盲人ひとり びよーんず主演 演劇女子部 ビヨスパイ @大阪サンケイホールブリーゼ に行ってきました。MVPは岡村みーみ?
今日は平日の金曜日、18時30分開演の、大阪西梅田のサンケイホールブリーゼでのBEYOOOOONDSビヨーンズ主演のミュージカル、ビヨスパイがある。東京公演をおえて、11月23日から26日まで4日連続公演。大阪で6公演。
今まで、ハロのミュージカルといえば、東京代々木のスペースゼロか、池袋サンシャイン劇場、東京だけしか上演されないことがおおかったけど、今回のビヨンズのミュージカルは、大阪でも4日間公演がある。すごいね。ビヨンズは、前前策の眠れる森のビヨで、男子高校生約を見事に演じた平井ミヨ。そこから、女性ファンが増えたみたい。タカラヅカ的魅力があるのね。
今回のミュージカルも、平井は男役、前田こころも男役で、バチバチ火花とびちる、スパイもののお芝居だった。
無職になった私、いつもなら最寄り駅の岡町駅から梅田にでるのだけども、それだと240円、一駅あるいて、曽根駅からだと200円。40円うかすために、夕方、一駅分歩く。
梅田から西梅田、そこから、長い地下通路をあるいて、ブリーゼブリーゼたわ。この通路は、工事がされていて、点字ブロックも仮設で、何度か道をまよって、そのたびに親切な人が声掛け手引きしてくれた。ありがたいね。
なんとかブリーゼタワーの地下入り口に到着し、そこから7階へ。そこがサンケイホールブリーゼ。てっきり小ホールかなとおもったが、大ホール、900席ほどの大ホール。ここで、ミュージカルを連日できるビヨーンズはすごいね。
客層は4割ぐらいが女性。かっこいい平井や前田目当てなんだろうか。
ただ、客入りは、いまいちで、2階席は閉鎖で、千秋楽の日だけ2階席開放。今日の1階席は6割ぐらい。なので、集客としては500人ぐらいかな。それでも、スペースゼロ満員がたしか500人ぐらいなので、大阪で、この集客はさすがビヨーンズ。
デスペア的ビヨスパイののポイント
1、主役はだれ?
開演前の諸注意アナウンスは、おそらくすべてのビヨンズメンバ^が声だけでアナウンスしていたんだろうけど、印象手にのこったのは、山﨑夢羽のアナウンス、やけにお気楽な、調子のいい感じのアナウンス。ミュージカルの役でのアナウンスみたい。なので、はじめ、だれがアナウンスしているのかわからなかった。あと、桃々姫も声を低くしてアナウンスしていたので、そんな役なんだなと開演前からわかった。平井は落ち着いた声でのアナウンスだった。
お芝居はじまり。はじめに登場してきたのが、島倉りか。結婚披露宴でウェディングプランナーのOL役、でも、会社の売り上げ至上主義の方針になじめず、退職。職をさがしていたら、スパイにスカウトされるというストーリー。
この島倉が、いままでにない役を演じていた。今まで島倉は、2枚目、おお嬢様風な役がおおかったけど、今回は、ドタバタコメディー風のOL役、声もすこししゃがれて、ギャーギャーいうような演じ方で新鮮だった。はじめ、これはだれが演じているかわからなかった私。
きっと、島倉が、一人前のスパイになっていくストーリーなのかとおもいきや。そうではなく、島倉以外の3つの人の物語が同時進行的に進行していくストーリーだった。
貧乏な兄と妹の兄を演じた貧乏若者の清野桃々姫。貧乏をうらんで、盗みに手をそめる。
島倉のスパイグループの仲間に、前田、高瀬、西田の3人。この3人は孤児院でそだてられていて、実は高瀬は、敵対するスパイグループの2重スパイ。
敵対するスパイグループのリーダーが、平井で、その仲間が、江口と里吉。実は、この3人も、前田、高瀬、西田と同じ孤児院でそだち、たまたま国が分断されて、わかれわかれになった過去がある。
これに加えて、なぜか、世界的有名マジシャン役でヤマザキ、そのマネージャーで市岡。
この4つのグループのストーリーが同時進行的に進行していく、同じようなアタッシュケースをもっていて、それが、入れ替わってしまい、探すというお話。アタッシュケースがこの4つのストーリーをうまくまとめているようにも思える。
ただ、ちょっとものたりない、だれが主役なの・ 見ているこっちは、だれに感情移入したらいいの? 主役がだれかわからないお芝居だった。特に、マジシャン役のヤマザキの役はあまり必然性はなかった、劇中の手品のシーンがあるので、そこが日替わりだったようで、そのための役だったのかもね。
てっきり島倉が主役かとおもったら、中盤から後半は、ほとんど活躍しなかった。視力がとてもよいという設定も、あまり必然性を感じなかった。
主役がだれかわからないという点では、昔のテレビドラマ、加勢大周や浜田雅功が主演していた、ADブギを思い出すね。
もっと、だれかひとりをフィーチャーして、その人を主役にしたらよかったのにね。平井か前田、男役がはまりやくの二人のどちらか、あるいは、この2人をメインにストーリーをはこんだほうがよかったかもね。このスパイグループの関係性、実は、同じ孤児院で育てられて、今は敵対するスパイとして対峙している、このストーリーをもっと前面にだすべきだったと思う。
とはいえって、こういう風に、だれが主役かわからない形態をとることで、それぞれのメンバー^がそれなりに目立つ場面があって、それはそれでよかったかもね。前田こころも、平井美葉と対立する男スパイをとてもかっこよく演じていたし、貧乏青年の清野は、数年前にソロで歌った香水みたいな低い声でセリフを言っていてかっこよかったね。山崎のマジシャン役も、いつもの山崎ではなく、C調、調子のいい、マジシャン役はよかったね、いつものアイドルサイボーグ的な感じがなかった、ただ、マジシャンもあまり現実味のある人間ではなく、その点ではあまり深みのある約ではなかったかもね。
あと、この4グループには属していない、岡村美波。喫茶ってんのメイド役。こ岡村の声がよかった。いつもの岡村の声ではなく、もっと高い声で、はねるようなしゃべり方をしていて、これは西田なの、里吉なの?だれなの?とはじめわからなかった私。配役の消去法で、このメイドは岡村なのかとわかったときは、びっくりした。それほど、普段の岡村の声ではなかった。ソロで歌うシーンもビヨーンズの岡村の歌い方とはちがう、もっとキュルルンな歌い方をしていた。Juice=Juiceのタイムリピートのころの岡村と比べると、演技力がすごくあがったね。私がMVPを決めるとしたら、岡村と清野だね。
2、客いじり
お芝居の中盤、山崎演じるマジシャンが、トランプマジックをする。だれか手伝ってくれる人いない?と客席になげかける。私はてっきり、それも、お芝居の中の客席に向かっての投げかけとおもっていたら、リアル客席の中で、だれか手伝ってくれる人をさがしていた。たくさんの客席の人が手をあげていたよう。私も、あげればよかった。
客席のひとりの男性を、おにいさんとよぶ山崎。もし私が、充てられていたら、なんと呼ばれていたのだろう、そこのおじさん、あるいは、そこの盲人さんとでもいわれていたのかな?
そのおにいさんに向けて、トランプの箱をなげる山崎。実際に投げるのではなく、なげるマネをして、客ものりがよくて、受け取ったマネをする。このおにいさんは流れをよく理解しているようで、おそらくリピーターなんだろうね。山崎は今から、そっちにトランプを投げるとしか行ってないのに、おにいさんはトランプの箱をなげたんだとすぐに理解していて、おにいさん、わかってるね、もしかしたらリピーターかなと山崎がつっこんでいた。私も、てっきりトランプを投げるとは、トランプ1枚を投げるのを想像していた。
そのおにいさんが、エアートランプ箱からトランプを出し、山崎の指示にしたがって、シャッフルし、一枚とりだし、それを記憶して、またもどして、シャッフル、箱にもどして、山崎のほうにトランプを投げ返す。
そして、山崎はおにいさんにたずねる。さっきひいたトランプの絵と数字をいってください。
おにいさんは、自分の想像上のトランプを思い出して、こう答える、。ハートのキングです。
もし、私なら、なんと答えただろう、ジョーカーとか、リバースとか答えてたかもね。
このおにいさんの言葉をうけて、山崎が、袋の中からトランプの箱をだし、それをあける、なんと、1枚だけが、表裏逆になっていて、それがなんとハートのキング。すごいマジックだった。
山崎は、この手品が成功するかどうか不安で、トランプを出すときも手がふるえていると何度も言っていた。おにいさんは仕込みではないようなので、ほんとのマジックなのね。すごいね。
このマジックは日替わりで、トランプマジックは2度目とのこと。失敗するところも見てみたいというのが、ビヨーンズファン心理、リピーター心理。その期待を裏切り、ちゃんとマジックを成功させる山崎さすが。
3、アフタートーク
1時間45分の公演時間。途中の休憩はなし。幕が下りて、再度出演者登場。ステージで横一列になって、何人かが、感想をのべる。客演の元タカラヅカ風のシオヅキさんが、ビヨンズはすごい、あんなでっかい東京タワーをマジックで消すんですから、とピンとはずれのことを言っていた。お芝居だし、本物じゃないし、セットだし、きっと、シオヅキさんは、ビヨンズをほめまくっていて、もうほめるところが見つからなくて、ヘンテコ感想になったんだろうね。
感想では、この公園もふくめて、のこりあと4公演なので名残惜しいと一岡伶奈。なんかおもしろいね。今日の公演おわって、のこり3公演と言い直していた市岡。なんかおかしいぞと気づいた市岡、今年25歳。同じく今年25歳の高瀬は、客席の空席をみて、チケットまだありますので、ぜひ明日以降もおこしくださいと宣伝トーク。
山崎は、マジシャン役がおきにいりのようで、カーテンコールでも、その調子のいいしゃべり方で登場。なんか今日のユハ変、テンション高い、そんなんだっけ?と高瀬につっこまれるほどの、ハイテンションの山崎だった。
このカーテンコールおわって、数分間の休憩のあと、4人がステージに再登場。アフタートークショー。司会進行が江口で、ほか3人が、小林、前田、高瀬。江口はあまり進行になれていないようで、ときどき、つまるところ、段取りわすれのようなときがあった、その時にはすかさず、高瀬が助け舟をだしていた。最後は、実は、あまり司会進行をしなさそうな人に、アフタートークの司会をやってもらってるんですとネタばれ。この発言で、江口のつたなさをフォローした高瀬、さすがだね。
アフタートークのテーマは、事前に客からあつめた質問に答えるという形式。2問答えていた。
1問目は、大阪での公演ですが、東京都のちがいは? これに対して、高瀬が、このホールはビヨーンズとしてははじめてたつステージ、客席がひろくて、音の反響がすごくいい。東京都はちがう。そういいながら、前田や小林が、アー、アーといってみせて、反響を実演していた。あと、前田か江口が、東京都はちがったところで笑い声がおきたり、もりあがったりするので新鮮と言っていた。
2問目は、もし現実にスパイをするなら、どんなスパイをしてみたい? 小林は、仮面舞踏会に潜入してみたいと、いまいちピンとこない答え。スパイなのに、仮面とはいかに、仮面をかぶらなくても、とけこむのがスパイじゃないの?と心の中でつっこむ私。高瀬は、お芝居と同じような2重スパイをやってみたい。前田は、ビヨーンズメンバーのおうちにこっそりスパイしたいと言っていた。それに対して、なんでよ、スパイじゃなくて、まえこことして、あそびにいったらいいじゃんと興覚めツッコミの高瀬。そこはもっと高瀬には、前田がなぜメンバーのおうちをスパイしてみたいか聞いてほしかったな。
10分ほどのアフタートークショー。1分前に、おわりの合図として、劇中清野が使っていた携帯の着信音がながれる。妹役を演じていた小林が、その音に反応して、電話にでる演技。アドリブで何かしゃべってたけど、グダグダだった。なんとか、江口が、このメロディーが流れたら、残り1分ということなんですとまとめて、一人ひとりにコメントをもとめて、しめくくっていた。そこは江口しっかりしていたね。
今回のお芝居は、あまり物語tとしてははいりこめなかった。目が見えていたら、スパイ対スパイの格闘シーンが見ごたえあったのかもしれないけど、目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジにとっては、いまいちだったね。
今回のお芝居は、BSTBSとハイポジションという団体が主催していたようで、このハイポジションというのが謎。なんだろう?アタッシュケースのメーカーなのかな? 眠れる森のビヨのような、ミステリー、感動ものを期待していた私にとってはちょっと評しぬけだった。次回作に期待。あと、チケットには協力として、日本観光振興協会という団体の名前もあがっている。大阪公演にはこの団体が補助金でもだしたのかな?
ビヨスパイ 消えたアタッシュケース
Story
未来都市日本、国は東京の真ん中から、東と西に分かれて対峙していた。
「今夜7時までにこのアタッシュケースを届けろ!」
ミッションは、無事クリアできるのか!?
演劇女子部最新作は、BEYOOOOONDSのアクション満載!
アタッシュケース争奪戦!!
乞うご期待!!
Cast
ミカ
島倉りか
リョウ
前田こころ
ユキ
西田汐里
リサ
高瀬くるみ
レン
平井美葉
マコ
里吉うたの
ハルカ
江口紗耶
Mr.ショウ マジシャン
山﨑夢羽
一条 マジシャンのマネージャー
一岡伶奈
ケイ
清野桃々姫
ナナミ
岡村美波
ヒカル
小林萌花
アキラ
汐月しゅう
大塚優希
田畑渚
福田楓
瑚菊
公演時間 1時間45分 その後カーテンコール、アフタートークショー
ハロプロ ライブおはなし配信 盲人ひとり びよーんず主演 演劇女子部 ビヨスパイ @大阪サンケイホールブリーゼ に行ってきました。MVPは岡村みーみ?