読む日々

テーマばらばらの読書日記

学校から電話

2011-06-28 | 雑感
担任の先生より電話。授業で外に出て校舎に戻った際、廊下で滑って転び、後頭部を打ってたんこぶができた、とのこと。

まったく・・・おっちょこちょいと言うか何というか。落ち着きがない、のかな。

また、明日、サッカーお休みかしら。
高いのに、もったいない。様子みてみるけど・・・。

松本清張短編集7 鬼畜

2011-06-28 | 過去の記録
平成16年4月24日
松本清張「松本清張短編集7 鬼畜」

7編の短編集
「なぜ星図が開いていたか」
教師が心臓発作で急死。診察した医師が、ひょんなことから百科事典の頁に疑問を抱き、それを聞いた警察が本人の嫌いな蛇の抜け殻をしおり代わりに挟めておいて妻と夫の同僚教師(妻の愛人)ほ逮捕する。

「反射」
愛人殺しの男が、奪った金を銀行に預ける際、しっくりこない偽名をやめて、名字のみ自分の名を使う。取り調べの際、完璧を装ったつもりが、名刑事の わざと事実と違う現場の様子を聞かされた時の反射の様子で「クロ」と判定される。証拠は「銀行預金」・・・。

「破談変異」
江戸時代、春日局がかかわり破談となったひとつの縁談で間に立った男が逆恨みする話。

「点」
ある作家の元へみすぼらしい身なりの女の子が父より託された手紙を持ち訪ねてくる。金の無心。世の中の点が人、ということか?

「甲府在番」
武田家の秘宝の金山を巡る話。

「恐怖の棺」
婿養子が浮気先で急死。親友が妻へ伝えた後、息を吹き返すが妻が怖くて帰れない。「もう一度死ぬ」と決意するが、他人の死体と入れ替わる。

「鬼畜」
印刷工場を営み、愛人との間に3人の子を為した男が経営悪化で金がなくなり、子供を押しつけて愛人は消える。
妻は「あなたに似ていない」と言いだす。
下の子が偶然か故意か窒息死したことを機に、つまに詰め寄られ、中の子を置き去りにする。上の子は毒殺に失敗し、断崖から突き落とす。途中で引っかかり。助けられた子供の持っていた石から父が割り出される。


感想・・・「鬼畜」のドラマ、途中までしか見れず、上の子がどうなったのかが知りたくて購入。ドラマはだいぶ脚色されていた。子供、死ななくてよかった。


<追記>
ビートたけしと黒木瞳のドラマだった、確か。もう7年も経つ?緒形拳主演の映画もあったみたい。これも観てみたい。

ヴァンサンカンまでに

2011-06-28 | 過去の記録
平成16年4月15日(金)

乃南アサ「ヴァンサンカンまでに」

アパレルメーカーに勤める、入社1年目の翠が、上司とその部下と両方と付き合う。ゲームのつもりで。そんな中、同僚の女性が不倫相手の上司と無理心中してしまう。


感想・・1年半かけてゆっくりと変わっていく主人公の様子がよくわかったし、場面場面もものすごくリアルに浮かんだ。
センスゼロの後輩が見合いで医者と結婚したり、正確悪そうな同僚が安直に社内結婚を決めたりするたびに「なんで自分だけひとり?」と思う気持ちも、10年前はそんなだったかなあ、と懐かしい感じ。
今は同じ主婦として荻島の妻の気持ちの方がよくわかるかも。ああならないように、気をつけようと思った。
主人公の心の成長と、くだらない恋人へのしっぺ返しのような別れの場面、スッキリ。


<追記>
まったく内容を覚えてない・・・。「主婦としての荻島の妻の気持ち」ったなんだおそらく今は違う感想を持つような気がする。

死にゆく妻との旅路

2011-06-28 | 過去の記録
会社のデスクを整理していたら、以前の読書ノートが出てきた
ここに転機しておこう。

平成16年4月10日(土)
「死にゆく妻との旅路」

・能登の七尾で縫製工場を経営していた男性が経営破綻と同時に妻ひとみ(19才年下)の癌宣告を受ける。手術しても「3ケ月で再発するかも」と医師に告げられるが、妻は夫と離れたくない、と言い 2人で「ボンゴ」に乗って9カ月間、職と住居を求めて車で生活する。9か月たった冬の朝、妻は息を引き取り、夫は逮捕される。実話。


感想・・貧乏くさい話だなーと思いつつ、薄いので一気に読む。最終章の、妻と娘の関係や、妻が娘へ遺した思い、夫を迎え入れる娘とその夫、子供の穏やかな生活、孫がおじいちゃんを呼ぶ時の「ひとみおじいちゃん」との言葉に涙が止まらなかった。
「家族」というものの色々な在り方を考えさせられた。

でも自己破産してやり直したりできなかったのか?と言うのが一番の感想。やれる手を打ってないから感動が薄いのかも。
まあ、小説じゃなくノンフィクションだから、こんなものか。



<追記>今年の初め頃、映画化されました。三浦友和と石田ゆり子で。観たかったけど、行けなかった。映画はきっと、もっと感動的に作られているんだろうな。機会があったら観てみたい。

パディントンのクリスマス

2011-06-28 | 絵本
「パディントンのクリスマス」




 愛すべきクマのお話を読んでいると、本当にあったかい気持ちになれます
しでかすエピソードが可愛くて可愛くて。実際いたら大変でしょうけどね


子供にも読んで欲しいですが・・姪っ子にも勧めたけどすぐ挫折されちゃって。
読んでみて思ったんですが、1968年発刊で、訳が少し古臭いのかも。
たとえば「切り抜き帳」ってスクラッププックのことですよね、たぶん。
あと言葉づかいも上品なので、現代の子ども達にはリアリティがないのかも。

私が子供の頃は、こういう訳が「ザ・海外モノ」って空気でわくわくしたんですけどね~。
時間に余裕があれば、解説?しながら読み聞かせてあげようかな。