カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

錦の天神さん

2011-02-15 22:56:46 | 京都徘徊記
あのおうどん屋さんがあったのは錦小路通り、烏丸通りから少し東に入った所でしたが、折角なので昔懐かしい錦市場を通ってみようともう少し東に歩いて行きます。


「栄多朗」より、ラーメン好きの方にはコチラのほうが良かったかな。




京の台所として年末年始とかによくTVで取材してる「錦市場」です。京都の人は単に「にしき」って呼びます。
高倉通から寺町通までの東西に渡るアーケード商店街になってます。
今はあまり市場としての機能より観光地化されているように思いますね。



僕らが子供の頃は、年末の買い出しによく連れて来られたものです。物凄い人混みだった記憶があり、何も楽しくない。それがトラウマで今も人混みが嫌いなのかも。
幅員3mほどの細い通りに人がごったがえ、今でもそこそこ賑わってるようですね。
平安時代にはこの錦小路は12mの幅員があったそうで。いつの間にか商店が出しゃばったのでしょうか・・・



その結果か錦天満宮のこの鳥居、表紙の写真のように両側のビルに突き刺さったようになってます。「珍百景」でも紹介されたかな。
両側のビルのオーナーによると取り壊すのも何なので、保存することにしたとか。美談のようですが、そもそもビルのほうが後から出来たわけで・・・



『錦天満宮』は、新京極商店街の中にある小さな天満宮。祀られてるのは天神さん(菅原道真公)。長保5年(1003)、菅原是善(これよし)の旧邸“菅原院”を “六条河原院”へ移し歓喜寺とし、その鎮守社として天満天神を祀ったのが始まりです。だからもともとは道真公もここに住んでたという本来は由緒のある場所なんですが、今は商店街の蔭でひっそりと・・・



天神さんは学問の神様、撫で牛もしっかり居ります。
頭が良くなりたいのか頭ばかり撫でられてツルツル・・・





だ、だれやぁ~!ツノ磨いてるのは・・・!






ここの名物?「カラクリおみくじ」。
人が近づくと神楽が鳴り出し、獅子舞が踊ってくれます。二百円入れて占いたい項目のボタンを押すと、獅子がおみくじを選んで咥えて持ってきてくれるというもの。子供に人気があります。


何故か水槽に錦鯉が・・・寄贈されたもののようですが、シャレで?
書いたものを読むと先代は15年生きて天寿をまっとうしたとか、今いるのは二代目。ここの霊水のご利益かな?
ちなみにここのお守り、キティちゃんバージョンはキティちゃんがしっかり錦鯉を抱えてる図柄です。シャレ?

他にも霊験あらたかな名水、「錦の水」が湧き出していたりとか、流行りのパワースポットなんて言われたりしてるそうな。
・・・初めて聞いたけど。(^_^ゞ



錦天満宮の左側奥には、小さいながらも由緒ある複数の神社が祀られていたりします。河原左大臣源融(みなもとのとおる)公を祀る塩竃(しおがま)神社とか、白太夫神社、日之出稲荷神社。一棟に祀られている七社(八幡神社、床浦神社、市杵嶋神社・熊野神社・事比良神社・恵美須神社・竃神社)もあるのでお好きに詣れます。


外人さんにも人気あるのかな・・・


2011.1/10、錦天満宮にて。