カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

第二番札所 紀三井寺

2011-07-24 17:04:44 | 西国三十三所巡礼
西国三十三ヵ所巡礼、二番目の札所へ参りましょ。と言っても
ひと月ほど前の話になりますが・・・(^_^ゞ

さて、和歌山まで行くにあたって、新しいルートで行ってみました。
まだナビもGoogleMapでもフォローしていない、開通したての「阪神高速8号京都線」。その起点(終点?)が、近くにあるもので。
その入口を入れば、紀三井寺最寄りの和歌山ICまで、一度も降りずに高速道路で行ってしまえるようになりました♪


「山科入口」です。ピィさんの最近の記事と被ります(笑)


入口を入れば直ぐにトンネル、トンネルを抜けると「鴨川東」です。
ここまでは以前から出来ていたのですが「鴨川東」から「上鳥羽」間が、なかなか開通せず、やっと今年の春に開通したってことで・・・できることなら高速1000円の時に走りたかったな。実は割引終了した翌週なんです。


ほどなく京セラビルを横に見て、阪神高速8号京都線は巨椋池料金所で終わり、「第二京阪」と名称が変わります。


「久御山JCT」京滋バイパス、第二京阪に分かれます。
「門真JCT」までが第二京阪になります。


「門真JCT」から近畿自動車道に入り、「松原JCT」からは阪和自動車道に・・・岸和田、貝塚を抜けて「和歌山IC」で降ります。
高速道全行程115kmくらいかな?料金2400円だったと思います。


車椅子マークが付いているけど・・・?


途中、紀の川SAに。





11時、この分じゃお昼ご飯は遅くなりそうなので、ちょっとムシ抑え。




子ツバメちゃん達はお腹が減ってないのか落ち着いてる。
それにしてもエライ顔やな(笑)


和歌山ICを出た後は、県道を走って紀三井寺に到着。
ナビ通り走っていたら紀三井寺駐車場へ案内してくれたので、そこへ停めるが、何か変。狭いし整備されてない感じ。どうやら裏門やったらしい。





ここで駐車料金と入山料(セットで350円だったかな?)を払って
急な坂道を登っていく。息切れw。それでもまだこちらからの方がマシだそうです。もっと体力の無い方用にか、もう少し上にも10台ほどの駐車場が設けられてます。但し、料金は増額・・・

境内に辿り着いたら、おお、海が見えるやん♪






和歌の浦の絶景

京都のお寺も美しい景色を借景にしているところがよくあるが、
海、水平線が借景のところは無い・・・あたり前だが。(^_^ゞ

ここで、ふと気がついた。スタンプ帳 納経帖をトランクに入れたまま・・・再び急な坂を降りて、駐車場のおばちゃんに「ちょっと忘れ物を取りに」って断ったら「ひょっとして納経帖?そりゃ大変や」って、見透かされたw
また登って・・・すでにヘタリかけ。

境内の木漏れ日で頭がくらくら(笑)



紀三井寺は今から約1240年前の西暦770年(宝亀元年)唐から渡って来られた僧、為光(いこう)上人によって開基された霊刹です。
上人は行脚の途中、たまたまこの地に泊まり、夜半に名草山山頂付近から発する霊光を観じられ、翌日登山、そこで金色に輝く千手観音像を感得されたという。為光上人は「この地こそは観音慈悲の霊場である」とし、自ら十一面観世音菩薩を一刀三礼で刻み、これを祀る堂宇を建立したという。これが紀三井寺の創始と伝えられている。



ご神木、樹齢約400年の樟。幹周6m 高さ21m。(市指定天然記念物)


茶店、いいところにあるんですよね。でも今回はスルー。





プールみたいな四角い池に「ごくらく橋」。何だかなぁ・・・



本堂(県指定重要文化財)江戸時代・宝歴9年(1759)建立
入母屋造・正面唐破風と千鳥破風・本瓦葺き・九間四面・総欅造り


西田敏行さん?



第弐番 紀三井寺、ご詠歌が書いてある。


これを忘れないようにね。


猫も杓子も・・・
「だれもかれも、なんでもかんでも」って意味で使いますが
『一休咄』に出てくるフレーズなんです。釈迦も達磨も猫も杓子も・・・ってね。この場合の猫は禰子(ねこ)=神主の意味で、杓子は釈子・釈氏(しゃくし)=僧侶を意味していたようです。もちろん多説ありますが、ここの祈願杓子とは関係ないですね。(^_^ゞ

それより、仏像ばかり目につく中、マネキンはビックリするやろ!

もちろん私らはこんな格好で巡礼してるわけではありません。
この姿でオープンカー乗ってたら、やっぱりビックリやろねぃ(笑)

本堂の端っこにはこんなものも・・・





観光地の定番?昔は人気があって、並んで順番待ちなんてこともありました。





ここの賓頭盧さんは、えらいコワイお顔で・・・
「お身代わりなで仏」として多くの寺に置かれてますが、表情はいろいろですね。


こちらは、通称、役行者(えんのぎょうじゃ)。役小角(えんのおづの)さんですね。修験道の開祖といわれています。一本歯の高下駄を履いたお姿が特徴。

このお寺、紀三井寺と言うのは通称で『紀三井山 護国院 金剛宝寺』が正式名だそうです。本堂以外の建物などを紹介すると・・・


新仏殿、鉄筋コンクリート造3階建。2002年に竣工され、内部には木造で日本最大、高さ12m総漆金箔の大千手十一面観世音菩薩像が安置されています。
興味が湧かないので観に入ってません。しかも入館料が別途必要だし。


六角堂、江戸時代(1750頃)建立


鐘楼(国指定重要文化財)、安土桃山時代(1588)建立。
入母屋造・本瓦葺き・袴腰。(腰板張りの下層)
全体に軽快な感じで、鐘楼建造物中の白眉とされている
・・・ただ、塗り直されたのかな?やたらと綺麗すぎて、重文に見えない。


大師堂?、ここにも弘法大師の足跡があり、像やお堂が建てられてます。
弘法大師が剃髪したゆかりの寺としても知られているようです。







お寺には大概こういうお決まりのものがありますね・・・


開山堂、本堂右手(東側)の石段を上るとちょっとした広場があり、いくつか建物が建ってます。これは一番北側にあります。


多宝塔(国指定重要文化財)、室町時代(1449)建立。
本瓦葺三間多宝塔。下層は四本柱の方形、上層は十二本の柱を立て高欄をめぐらせた円形。
ここもまた塗り直されたようで、ちとケバイ。


三社権現、祠が三つ並んでました。多宝塔の隣りですがここは寂れた感じ。



レポ、一気に済ませたくて長々となってしまった。写真も50点以上?
ここらで止めときます。でも続きが・・・(^_^ゞ



2011.6/26、紀三井寺 多宝塔。

第二番札所『紀三井山 金剛宝寺』(2011.6/26)

○宗派:救世観音宗(総本山) ○開基:為光上人
○御本尊:十一面観世音菩薩  ○創建;宝亀元(770)年

御詠歌「ふるさとを はるばるここに 紀三井寺 花の都も 近くなるらん」