カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

ききょう園

2012-07-02 18:11:05 | 花だより
昨日は朝から雨どしゃ降り、梅雨空の今年後半スタートになりました。
計画していた巡礼21番札所「穴太寺(あのうじ・あなおじ)」とその近くにある
明智光秀ゆかりのお寺「谷性寺(こくしょうじ)」行きが危うい・・・

明智といえば桔梗の紋。それにちなんで門前に「ききょう園」がオープン。
その初日が昨日だったわけで・・・この時季の花は雨模様の方が綺麗に見える。
多少の雨なら行くつもりだったのですが、ちょっと降り過ぎ。(^_^ゞ

昼まで待ったものの止む気配無し、ま、小降りにでもなれば何とかなるさと
出発するもワイパー、最速!
・・・しかし、天は我に味方し、目的地では傘が要らない程度の空になりました。








桔梗(ききょう)〔キキョウ科〕英名:Balloon flower

万葉集に「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」として
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」
と詠まれている「朝貌(あさがお)」は桔梗のことだという説に基づき
秋の七草のひとつとして数えられています。











英名の Balloon flower / Chinese bellfloweは、ツボミの形状から
きたものでしょうね。
日本在来種ではありますが、中国・韓国などにもあります。
「桔梗」の名は、乾燥した根が堅いところからつけられた漢名のようです。
その根は漢方で薬用されています。




美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られています。
「敵は本能寺にあり」「三日天下」、織田信長を討った明智光秀も
土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていました。

この花が武家に好まれたのは、五指を広げたような形で勢力を広げる。
それでいて桜や梅とは違い根元がひとつなので、散り散りになることなく
家系安泰を示している・・・何てことじゃないかなと私なりに解釈。(^_^ゞ

面白いのが、陰陽師、安倍晴明が五行の象徴として用いた五芒星(☆型ね)
あれは「晴明桔梗(せいめいききょう)」とも言われています。
桔梗の花を図案化したものなんですね、それで吉凶を占うとか・・・?


先日、充分見た紫陽花の花、ここでもたっぷり・・・












もうええんやけど・・・アジサイ。(^_^ゞ

ここでは他にも色々な花を見られましたが、いずれも花園といっても畑って感じ。
風情はありません。
やはり花は庭園で管理されたものか、野に咲くものの方が素敵ですね。



「風蝶草(ふうちょうそう)」クレオーメ。
♡見っけ♪


左「夏椿」(通称:沙羅双樹の花=本来間違い)
右「トルコ桔梗」(キキョウ科ではなくリンドウ科)


「ルドベキア」別名:松笠菊 〔キク科〕


「半夏生(はんげしょう)」〔ドクダミ科〕/「百合(ゆり)」


「アガパンサス」(紫君子蘭)〔ユリ科〕




フォトアルバム(スライドショー/フルスクリーン)で見られます。





2012.7/1、亀岡・谷性寺 ききょうの里にて。