カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

摩訶不思議?伏見稲荷大社。

2014-05-31 20:12:10 | しゃじ
神社といえば赤い鳥居に白い狐って、連想ワードが出てきそう。これって
おいなりさんのことなんですけどね。しめ縄、狛犬は神社、寺院に共通かな。
だいたいお寺に行っても、必ずといってよいほど小さい祠に稲荷社が祀られて
いたりしますね。真言宗の根本道場である教王護国寺(東寺)の鎮守社も
伏見稲荷だったりします。

日本の宗教界は簡単じゃないですね、そもそも自然崇拝の土着のものから
神道、仏教。それらが渾然と絡み合いますから。
この伏見稲荷も時代の流れに翻弄された様子が窺い知れます。

伏見稲荷神社は渡来系氏族、秦氏一族の伊呂具によって711年に創建されたと
言われていますが、もともと稲荷山はお山信仰(山岳崇拝)の場だったようで
4世紀後半のものらしい宗教行事に使われたものが出土したりしています。
かつては神仏習合の流れで、境内に寺院を構えた時代もあったようですが、
明治維新の神仏分離令の後、廃仏毀釈により寺院や仏像が取り壊されました。
同時に新政府の宗教政策により「稲荷大明神」以外の神名を排除するように
お達しが出ます。

しかし、ここでは既に古来よりお塚信仰による多くの私的な神蹟(お塚)があり
それぞれ思い思いの神名(○○大神とか)が彫られています。神社側はこれを
禁止するも、信者達はおふれをもろともぜず人目をさけつつ造り続けたようで、
昭和37年、遂にお塚の建立を許可する、という方針が伏見稲荷大社によって
定められ、稲荷大神に対する信仰の証の一つとして公式に許可されました。
その結果が今の姿、なんと現在1万基を越えるお塚が存在するようです。
コンピュータでお塚を検索するサービスをする店も登場してとか。(^_^ゞ


さて今回、私は熊鷹社、田中社でお塚群を見ただけですが、それでもここの
特異な信仰形態を垣間見た気がします。
そして帰り道、裏参道?で本殿へ戻る際の光景は・・・




〈毎日稲荷〉毎日新聞の大神さん?



それらしい神さんも乱立しています。





ここはまたちょうど歩き疲れた頃に・・・


か、かみさん?


空を見よ!キツネが飛んでる・・・




ここは「口入稲荷神社」、荒木神社の境内にある縁結びの神社。
良縁、求人、就職など、色々な人と人の縁を結ぶご利益あり。



「口入人形」は夫婦と伴の三体一組の伏見人形。「口入人形」は一組二千円で
授与していただき、神前で祈願のあと持ち帰ります。願い事が成就するまで
自宅にお祀り、成就するとここにお返しするとのこと。
いっぱい並んでました。たくさんの方がご利益を得られたってことかな。(^_-)



私はこちらのキツネみくじが欲しかったけれど、もう社務所、閉まってました。

おいなりさんと関係なさそうな神社?も幾つか集まっています。



竹の鳥居、ちょっと珍しい。この辺りはすーさんも紹介されていましたね。







カエルだらけの「末広大神」、蛙の賽銭箱、狛犬も珍しい?






これまた立派な獅子の狛犬さん? 何神社か不明・・・




ここは超日本的な教団名ですが・・・どうみても中華風。(^_^ゞ


ぼつりぼつり写真を撮りながら歩いてきた、おいなりさんツアー。
3時間半、かかってしまったけれど・・・



最後のたのしみは、門前の商店街。



・・・って、もう閉まってるしw(;´д`;)




あれだけ賑やかだった駐輪場も・・・


白いんやし、どうせならキツネ顔にしてみゃはったら、どない?



店仕舞いしかけてたお店でやっと、きつねせんべいゲット♪




2014.5/11、伏見稲荷大社にて。

   
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