カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

逢坂山の蝉丸さん。

2016-01-07 12:23:06 | 洛外うろうろ
去年の積み残し記事です。(^_^ゞ『関蝉丸神社』

12/5日、他の目的で逢阪山を越えて浜大津方面に向かいました。
逢阪山は昔から山城の国、京の都と近江の国・東国を結ぶ
交通の要所。現在でも国道1号線、名神高速道路、JR東海道線、
京阪電鉄などがこの峠を越えています。
東海道と東山道(後の中山道)がここを通るため、関所が設けられ
不破関(美濃国)、鈴鹿関(伊勢国)と並び逢阪の関は三国之関と
呼ばれるほど重要な関所だったようです。



季節感が・・・(^_^ゞ



京都からだと国道1号線から161号線に入って直ぐのところにあります。
京都から浜大津に行く時に、よく前は通っていたのですが
寄ってみるのは初めてでした。



京阪電車・京津線(けいしんせん)の線路、踏切の直ぐ向こうに
鳥居が建っています。踏切を渡れば参道です。


〈関の清水〉
井戸の様なものがありましたが、枯れていました。



狭くて寂れた感じの境内ですが、ちゃんと神楽殿があります。
これほど小さい神社にしては珍しいかもです。



それもそのはず、蝉丸さんは歌舞音曲・芸能の祖神として
崇められいた実在の人物。
謡曲「蝉丸」、世阿弥作の能の演目として有名ですね、
近松門左衛門作の人形浄瑠璃にも「蝉丸」があるそうです。
私的には何と言っても百人一首のかるたで馴染みがある。
坊主めくりでね。
僧坊を被っているのでほっとしたら、坊主扱いなんで・・・(^_^ゞ

ここでは関の守護神、関明神と合祀され「関蝉丸神社」となったとか。


〈貴船神社〉
ありゃ?森進一、大原麗子さんが奉納された提灯がまだ・・・
そう言えば夫婦でしたよね。


〈本殿〉
かなり荒廃していますが、歴史は感じられる?

たまたま立ち寄っただけで、何も知らなかったのですが
後で調べると、ここは「下社」で、近くに「上社」と「村社」が
あったみたい。
気になったので昨日、三社とも回ってみました。



関蝉丸神社、いずれまたレポすることになるので、今回は
この下社と電車を・・・(^_^ゞ







鳥居と踏切、そこを走る電車の光景が面白くて・・・



凍結防止策でしょうか、線路に水が撒かれています。
ご指摘があり調べてみたら、
車輪とレールが接触する音(キシリ音)を低減する為でした。






2015.12/5、関蝉丸神社(下社)にて。