愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

洗ってもきれいになった実感のないルイの不思議

2012-08-06 21:19:54 | ルイとの日々

まだ少し湿っている洗った直後のルイ

☆暑くて外出できないから……
 昨日の日曜日、あまりの暑さに外へ出る気が起きず、久しぶりにルイの身体を洗ってやった。この一年間で本格的に洗ったのはこれで二度目である。身体を蒸しタオルで拭いてやってはきたが、こまめに洗ってはこなかった。

 ルイを連れて出ると、逢う人に、「きれいな毛並みですね」とか「いい毛並みですね」と頻繁にいわれる。飼主のぼくたちはルイが特別きれいな毛並みをしているという認識はないが、いわれてみると、たしかに汚れを感じない毛並みである。ついつい、洗うのがおろそかになっていた。
  
 むぎとちがってルイの毛並みはカールのまったくない毛質で、しかも、皮膚に近いほうが白っぽいので全体にふんわりした色合いに見える。しかも、毛先がきらきら光るのでなおさらきれいに見えるらしい。

 昨日、風呂場で洗ったときも、シャンプーの泡は純白で、汚れをまったく感じなかった。洗い終わり、乾燥したあとも、「きれいになった」という実感がない。まったくもって「洗い甲斐のないわんこ」である。


洗う前も洗ったあとも目に見えては変わりない(洗う前日)

☆顔が濡れたってへっちゃらさ
 シェラは洗われるのが嫌いだった。晩年は、それこそ悲痛な声を上げて、まるでぼくが虐待しているかのようだった。動揺し、心配したむぎが、自分が引きずり込まれるリスクを承知しながら風呂場の前にきていたくらいだ。

 シェラの次にむぎを洗ってやるのだが、むぎは身体をカチカチにしてぼくのなすがままだった。二匹に共通していたのは、首から上、つまり、顔が濡れるのを嫌った。少しでも濡れると、「殺される~~~~っ!」といわんばかりに悲鳴を上げた。だから、顔は濡れタオルで拭いてやるだけだった。

 ルイは、顔が濡れても平気とはいわないまでも、ほとんど動じない。「いやだなぁ」といわんばかりに顔をそむける程度である。身体が濡れるときの「いやだなぁ」と同じレベルだった。
 濡れた身体を念入りに拭き、ドライヤーなどかけずに湿ったままで部屋へ戻すと、たちまちダッシュ&ダッシュがはじまった。こうして部屋の中をやみくもに全力疾走するのは、シェラも同じだった。


外へ出ればやっぱり汚れるはずだから……(洗う前日)

☆やっぱりこまめに洗ってやろう
 エアコンのきいた部屋の中で、ルイの濡れた身体は早々と乾いた。「え、どこを洗ったの?」という毛並みである。これがむぎだったら、胸の毛が綿毛のように真っ白になって、しかもふんわりしてそれは可愛かった。ルイも胸の毛は長いけど、直毛なのと、骨格の形状がむぎとは違うのできれいにふんわりとしない。

 むぎもシェラも胸の形状は丸かったのに、ルイの胸は尖っている。これはメスとオスでは骨格の形が違うのかもしれないが、不思議なので今度クリニックへいったときに訊いてみようと思っている。
 
 夕方、出かけた先でまたしても別々にふたりの方から、「きれいな毛並ですね」「いい毛並ですこと」と褒められた。今回は洗った直後だったので、素直に「ありがとうございます」と答えることができた。これまでだったら、「ぜんぜん洗ってなんかいないのですよ」とよけいなことをいっていたのだが……。
 これからは、こまめに洗ってやろうと思う。なんせ、ぜんぜん手がかからないのだから。