愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

しつけ教室の生徒になったぼくとルイ

2012-12-16 23:22:54 | ルイとの日々

 すっかりご無沙汰してしまった間にルイは順調に成長している。といっても、体力の成長が著しいのであって、精神的には体力についていってはない。相変わらずのやんちゃぶりだ。

 ちょっと油断すると、ぼくのカバンに顔をつっこみ手当たり次第に何か引っ張り出してきたり、ぼくの部屋の扉を閉め忘れると入り込んでその辺にあるものをくわえてくる。ボールを投げて遊んでやっているとき、そのボールを追っていったルイがうっかり玄関に置きっぱなしにしている靴をくわえて戻ってきたりする。

 くわえてきたもののを取り上げようとしても、そのすばしっこいことといった……。遊んでいるときも成長した分、素早さもさることながらパワフルで怖いくらいだ。困ったことに、何かをくわえてきたときやらチラシ広告を破壊しているときの姿がかわいいから本気で怒れなくなる。
 しょせん、こちらの気を引くためにやっているとわかるだけに怒りながら笑顔になってしまうから迫力のないことおびただしい。

 ブログをさぼっている間に二度、「しつけ教室」に参加した。競技に出るためのしつけではなく、日常生活に根ざしたしつけを目指すので、これがけっこう楽しい。9月の初回が1時間、そのあとようやく参加できた12月2日は2時間のトレーニングだった。

 効果は? というと、これが目をみはるような成果である。といっても、たちまち聞き分けのいい犬になれるほど甘くはなく、また、飼い主の側もたくさんの問題やら原因をかかえているから一朝一夕にルイは「よい子」になれない。
 しつけ教室なんかにいかなくても、成長すれば自然におとなしくなるという意見もあるが、しつけ教室の卒業生たちの模範演技を見るとその美しい挙措にほれぼれしてしまう。

 聞き分けのいいわんこにするためだけではなく、力強いルイともう若くはないぼくらの安全のためにもやっぱりルイとぼくの両方をしつけてもらっておこうと思う。それ以上にしつけをとおしてルイとのコミュニケーションが深まっていくのが大きな魅力である。