愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

犬の感情だって尊重してやりたい

2015-06-02 20:54:06 | ルイとの日々

■ルイには受難の休日か
 休日っていうのは、ルイにとって迷惑千万なのかもしれないと思うことがある。昨日と一昨日の週末も、ルイにはやっぱり迷惑だったろう。

 土曜日は朝から山中湖に連れていかれ、富士山が見えるカフェのテラスの席でランチタイムをつきあい、そのあと、湖畔を散歩してから、PICA山中湖ヴィレッジの林間エリアでひと休みのアイスクリームタイムだった。でも、「太るからダメ」というので、アイスクリームはちょこっとしかもらえなかった。

 往復に使った道志みちは、アップダウンとカーブが多い。ラゲッジルームのクレートに入ったままのルイにはけっこうなストレスになったろうと思う。
 たいして歩いてはいないが、休日の夜は疲れ切って寝ていた。平日、ぼくが会社へ出かけたあとはずっと寝ているそうだから、連れまわされると寝不足もあって疲れるにちがいない。
 翌日の日曜日だって、遠出こそしなかったが、朝方からクルマで近所を連れまわされて一睡もできなかったし、移動中はクレートの中である。

■また常在菌が悪さを
 去年の9月にルイの身体にできた湿疹に気づき、ちょっと大騒ぎをしたが、ここへきて、また同じような湿疹を見つけた。最初に気づいたのは土曜日の夜。身体をなでてやっていたとき、腰のあたりの異物に触れた。二度目なのでもうあわてない。

 日曜日の午後、南町田にあるアウトレットモールに出かけたとき、いきつけのわんこOKのカフェでお茶をしながらまさぐってみると明らかに湿疹がふえていた。湿疹のあたりを触るといやがるような反応を示すし、ぼくの爪がかかったりすると噛みはしないが歯をたてていやがるので、なんらかの不快な違和感がルイにもあるのだろう。

 先週の日曜日に美容院でシャンプーをしてもらったばかりなので、もしかしたら、シャンプーのかぶれではないかと家人は疑った。しかし、それなら直後に症状が出るはずであり、1週間たってから反応がでるというのはやっぱり違うだろう。


■ルイもまだ本調子ではなかった
 これは一種の皮膚病で、いつも皮膚にいる常在菌が悪さをしているのだと前回のときにお医者さんから聞いた。なんらかの原因で免疫力が落ちるとかかりやすいとも説明を受けている。

 去年の9月のときは、前脚がおかしくなってしばらくちゃんと歩けないでいた。きっと、痛みもあったのだろう。そのストレスで免疫力が落ちたと推測できた。
 では、今回はなんだろうか? 家人の逆流性食道炎とそれに伴う精神的な落ち込みにルイが敏感に反応していたのは前回のエントリーに記したとおりである。

 ルイの状態にはいまも波がある。家人のコンディションにリンクしているのは明らかである。
 先週の金曜日、会社へ出かけるぼくに追いすがり、カバンのベルトをくわえて抵抗した元気なルイが影をひそめる日がある。休み明けの月曜日、そして火曜日は週末、ぼくたちにつきあって疲れていたのかもしれない。
 
 出かけるぼくを見送るルイの世にも寂しそうな、悲しげな表情は、家人同様、ルイもまた本復していない証拠なのか、それとも置いていかれるのが辛いからなのか? 玄関までこないでしょんぼりと奥へいってしまうルイがかわいそうで声をかけてやることもできなかった。

 湿疹については、一両日様子を見てからクリニックへ連れていこうと思う。先住犬のシェラやむぎでは経験してこなかったルイだけの疾患である。
 だけど、「男の子のくせに……」なんて気持ちにはならないでいたい。弱虫でもいい。繊細な子を授かった幸せを噛みしめて、これから先、心配させないように気遣ってやりたいと思っている。