我が家の近所の公園の近くに、
たくさんの子どもたちが
米つくりを楽しむという場がある。
春には大勢の子供たちがやってきて、
いっせいに田植えをする。
そしてできるまでは
多分ボランティアの
お百姓さんたちに手入れをしてもらい、
この地域の祭りが終わったころに
再び集まって稲刈りを行う
という流れだ。
でも栽培中に一度、
子どもたちが集まる時がある。
それが、稲の穂に実がつき始めたころに、
田んぼに案山子を立てる
という作業をする時だ。
何人もの子どもたちが、
工夫を凝らして作った案山子を
この田んぼの周りに立てまくるのだ。
これは毎年行われていて
なかなか面白いものがあったりする。
なので、今年もこの案山子を
見に行ってみようということで、
天気のいい日にカメラを持って
ぶらっと出かけてみた。
その田んぼの景色がこれ。
どう、10体以上あるでしょう。
ではちょっと取材をしてみましょう。
え~、だいたい顔はこんな感じ。
不気味にしようって思ってるのかなあ。
これは目が少女マンガですねえ。
もう少したっぷり愛情込めてほしいなあ。
おっ、これは巨乳の案山子ではないですか。
エッチな男の子の作品ですかあ。
これは名前が書かれてありました。
「へのへのくん」やって。
この「かんなちゃん」のが
かわいいかなあ。
などと言いながら写真を撮っていますと、
あとから遅れてやってきたミセスに、
取材風景を取材されてしまいました。
お~い「写真撮ったよ~
タイトルは案山子と違うものが写っています」
だって。
だったらこんなのもうつしといて~
って、近所の人に見られたら
「変な夫婦」って思われそうですなあ。
いやあ、もう思われているでしょう。
もうすぐこの畑にも
真っ赤な彼岸花が咲き誇り、
村の雰囲気も祭り一色となります。
暑さの夏を乗り越えて、
案山子に見守られて、
今年も米がいっぱいなるといいですなあ~