さて、おじチャリ2号は
南向いて進んでいきます。
そうだあ、南の空には
明るい未来が待っているのだあ~
ではなく、
ここから南の方に1キロほど
移動していったところに
車の中からちらっと見ただけでも
どうも変な看板だぞ、というのが
前から気になっていたのだ。
なんて書いてあるのかなあと
気になって読もうとしても
後ろの車の流れが気になって
止まってきっちり見ることができないでいる。
それは見ためしっかりした看板なんだけど
どうも書かれてある言葉が
記憶の断片をたどってみても
ちょっとなんかおかしいぞ
という感じだったのだ。
なので、一度おじチャリでいってみて
じっくり観察してみようと思っており
本日やっとそこに向かったのでありました。
え~、途中のこの辺りは静かな住宅街です。
よくぞジダンが住めたものです。
きっと生活するのに苦労したことでしょう。
そんなところをチャリで転げつつ
前方にもう使用が中止になった
市民会館が見えてきました。
え~っと確か成人式も
ここだったような・・・
大阪にいなかったので
知らないけどね。
最近、耐震の問題、老朽化の問題で
使用が中止になりました。
え~、ということは左側が
doiron家の墓ですね。
11月くらいに父母の
三回忌をしてあげなくては
なりませんね。
待ってってね。
そのあたりの道を海側へと
向かっていったところに
その看板が張られています。
その枚数は、3~4枚あります。
一枚目は、これ
「ずるいことや 卑しいことをしない!」
と書かれてあります。
確かに、まあそうありたいものですがねえ。
でも、他人に言われることでは
ありませんよねえ。
しかも看板にして、
説得されるほどにねえ。
しかもその看板、
単なる手書きではなく
なんとなく既製品みたいな
きれいな文字で書かれています。
よほど気合が入っているんですねえ。
どんな人間が書いたんでしょうねえ。
きっとなにか人に言われん
悔しい思いをした人なんでしょうかねえ。
一度書いた人にあってみたいものです。
で、二枚目がこれ
「負けるな 嘘を言うな
弱いものをいじめるな」
う~ん、この人の過去に
何かトラウマでもあるんでしょうか。
とっても悲しい目にあって
負けてしまったとか。
はい。でもわかりました
決して間違ってないですね。
しっかりと頑張って
生きていきましょう~
そして3枚目がこれ。
「泉大T市の道路等には
口にした物品等を
絶対に捨てない!!」
う~ん、なんかこの言葉の
陰にはとんでもない
歴史的事実が含まれているようですね。
かつてこの看板に書いてあるような
事実が人々を苦しませていたような・・・
それにこの三枚目の看板も
きれいな既製品のような
立派な看板というのが
その歴史的事実にさらに
重みを加えているような気がしますねえ。
ではその原因は何でしょう
チューインガム?
ああ~そうかもしれません。
あれを踏んだ時は
腹が立ちますもんね。
なんとかして犯人を突き止められないか
と思ってしまいますよねえ。
はきたての靴なんかだったりすると
DNA鑑定をしてくれと
思ったりしますねえ。
たばこの吸い殻?
ああこれも大変です。
村の中の溝にいつも吸い殻が
あふれているところがあります。
同じところで火をつけて
同じところで消す通行者が
いるんでしょうねえ。
毎月、町内清掃を一緒にしている
村人たちでは決してない人でしょうよ。
家事等の心配も残りますねえ。
まあ、この看板を作っている人の
気持ちはよくわかります。
まともな言い分であることに違いありません。
作った人の気持ちがしんみりと
看板ににじんでいるようです。
そして最後の一枚がその横に張られた
「よき市民たれ!」
あ、これらの看板を作ったのは
もしかして市会議員かなあ。
看板作成経費は政務調査費
いやいや、法律改正なって
政務活動費で作ったのかなあ。
まあ、これは町をよくしようというもので
なんとか政務活動費の中に入るかな。
あんたは辞職しないでよろしい!
でもさあ、あんな事件があったら
自分らの市の議員が
どんな政務活動費を使っているのか
知りたくなりますよねえ。
二年間ぐらい続けている
ボランティアの広報誌のモニター仕事で
「次回広報誌にそんな情報をのせろ~」
とか書いてみようかねえ。
中身まで乗せなくても
金額くらいは載せてもいいんじゃないかなあ。
そんな中身もそうですし
もし掲載できないとしたら
広報の返事がどう帰ってくるのか
まあそれもちょっと気になりますねえ。
市の情報公開活動の取り組み方が
それでわかるかもね~
まあ、それはさておき
やはりこれまで車で
ちらっと見ただけだったのですが
実際見てみると
なんとなく面白い看板でしたな。
なかなかえらい市民もおられますな。
さて、ではここでおじチャリも
帰りかなあと思ったら大間違い。
ぶらチャリの行く先はまだ続きます。
祭りが近づいて、町では
あちこちの電柱にカバーを付けたり
していますし
こんな鍾馗さんのいる家や
うだつの上がっている
浜街道の古い住宅に
赤じゅうたんをつるして、だんじりの
衝突を避けようとしている姿なんかも
見ながら、さらに南のほうへと
おじチャリは進んでいくのです。
この後向かうのは、
地元ランニングクラブ主催で
実施している三時間走大会の
開催に向けて、種々doironに
与えられている準備のために
その会場である
大津川へと向かうのでありました。
ちりん~と続く