私が働き始めたころ、60歳から年金を支給すると言われ、せっせと年金を積み立ててきた。それが退職時には、年金支給開始が65歳に遅らされ、今度は、70歳まで年金支給を遅らせたいと政府は考えているようだ。なんと出鱈目な政治だろうか?政府は65歳を過ぎても働きたい、社会貢献をしたいという人がいるから、それに合わせて支給開始時期を遅くし、毎月もらえる金額を増やすことができるようにと言い始めた。
確かに、歳を取っても社会貢献をしていきたいと思うのは、良いことだと思うが、それを政府が言うのはどんなものか?年金制度の設計の失敗を何ら反省せずに、ずっと働き続けろという。そんな無責任なことが許されるはずもないだろう。まずは、制度設計の失敗を国民に謝罪し、責任を取るのが筋という物ではないのか?美辞麗句を並べ立て、自分たちの失敗を種に上げて、そんなことを良くも言えたもんだとあきれるばかりだ。こんなことはまやかしであり、ごまかし以外の何物でもないと思う。
多くの人は、生活が苦しいから働いて生活を少しでも楽にしたいと考え、衰えた体に鞭を打って、働いているのだということを肝に銘じてほしいものだ!