日産自動車のカルロスゴーン会長と、ケリー代表取締役が逮捕され、西川社長が記者会見、二人の不正を糾弾した。この衝撃的な事件は、今後しばらくニュース紙面を独占していくだろう。かつて、大塚家具センターの会長と社長とのうちわ争いがニュース等でで取り上げられ、連日のように報道されていたことを思い出す。今回は、大きな会社であり、ルノーと日産、三菱という大企業の問題であり、場合によっては大株主のフランス政府も関わって来るかも知れない大問題だ。
有価証券報告書に過少記載したという疑いらしいが、有価証券報告書記載の責任者は西川社長ということだ。ひょっとすると、ゴーン会長から経営権の奪還を目論んだ西川社長が仕掛けたものかも知れないという疑念が湧いてくる。単純には事が運びそうもない、ややこしい問題が背景にありそうな気配を感じる。今後、果たして、どのような成り行きを辿っていくのは非常に興味深いところだ。