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DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

いじめがあったの?なかったの?(八王子中学2年自殺問題)

2018-11-15 10:54:55 | 雑感

 八王子市の中学校で中学2年生が自殺した問題で、親はいじめがあったと主張し、学校はいじめはなかったと言う。しかし、いじめがあったかなかったかということは、この問題の本質なのだろうか?

 現に、その生徒は不登校を起こしているわけだし、その後、転校し、そこで自殺している。確かに、いじめが不登校のきっかけになったのかも知れないし、そうでないかも知れない。それは今となっては分からないし、究明のしようもないことだ。

 私が思うに、ニュースの中では部活の顧問の先生の応答について報道されているが、その生徒が不登校に陥った時に、クラス担当の教師はどう対応したのか?学年主任はどうその教師にアドバイスしたのか?職員会議ではどんな話し合いがなされ、どういう対策を講じることになったのか?今、ほとんどの学校にスクールカウンセラーが配置されている筈なのだが、スクールカウンセラーはこの生徒にどうかかわったのか?その他、児童相談所や教育相談所などの専門機関に相談するという選択肢を考えなかったのか?等々学校のとった対応をきちんと検証することが大事なのではないだろうか?中学校の教師は、教育の専門家であっても、生徒の精神的な問題に対応できる専門家ではないのだ。生徒を見ていた「あれ?これは何か変?どうしたんだろう?」と思ったときには、すぐに先輩教師に相談するなり、職員会議で話題にするなり、専門機関に紹介するなりして、問題を一人で抱え込まないように、周知徹底を図っていくことが大事なのだと思う。

 これまで全国各地で、中学生の自殺があると、いつもいじめがあったか、なかったかといった私から見れば枝葉末節?なところばかりが問題視されるが、少年を取り巻くすべての場面に渡って、きちんと検証を行う必要があると思う。自殺の多くは、うつ状態に陥り、自殺願望を強めた結果、自殺に至るということが多い。

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