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DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

最近の若者は、ハングリー精神が乏しいのか?

2018-11-13 21:31:24 | 雑感

 息子たちを見ていて思うことなのだが、どうもハングリー精神が乏しいのかと思う。すぐに現状に満足してしまい、より上を目指そうとか、より快適な生活を送ろうとかいう気持ち(向上心)が少ないように思う。まあ、これは傍目で思うこと、当人たちはもっと悩んでいたり、もがいていたりするのかも知れないが、それがどうも私たちには伝わってこない。

 二人の息子、一応正社員の部類に属し、生活面では比較的安定している方なのだが、それならそれで、もっと上を目指そうとか、もっと欲を抱いても良いと思うのだが、どうも違うらしいのだ。まあ、私たちが若い時にはもっと貧乏だったし、周りとの格差を感じ、現状への不満をたくさん抱いていたような気がする。

 ところで、外国人労働者の受け入れ拡大の法案が国会で審議に入った。これは、日本の労働者にとってとても大きな、深刻な問題を孕んでいる。人材不足というが、それは、単価の安い労働力が得られにくくなったというわけで、賃金を高くし、労働条件を良くして、募集を掛ければ、人材は集まるのだ。それを安易に、短絡的に外国から安い労働力を得ようというのが、現在の政府や経済界の考えていることのようだ。こうした大きな問題に対して、労働組合は今一危機感を書いているように思う。これはまさに労働組合の弱体化、形骸化の何物でもなく、かなり深刻な問題だと私は思う。今の労働組合を組織している人たちは、いわゆる勝ち組の人たちだ。非正規労働を強いられている人たちを尻目に、それには目を向けず、現状に満足してしまっているように思う。だから、安易な外国人労働者の受け入れが、自分たちの労働条件にも悪影響を及ぼし、賃金が減らされるか、伸び悩むことになるということまで、大局的に見て考えられないのだろう。

 根底的には、ハングリー精神の欠如が、このような傾向を助長しているように思える。これは、非常に困った、大きな問題だと思うのだが、マスコミは、どうでも良いような、グルメ番組、観光の番組等で、安直に視聴率を稼ごうとばかりしている。これじゃ、反対運動も、盛り上がる筈もないと思う。このまま今の状態が進んでいくと、先が思いやられる。何とかならないのだろうか?

コメント
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