ベランダから見える子安甚社の境内にある木々に紅葉が始まった。朝晩は、少しずつ冷え込むようになり、冬も近くなってきたような気がする。晴天の時は、紅葉が鮮やかだが、曇天には、少し寂しそう。
今年の冬は、エルニーニョの影響で、暖冬になるらしい。寒さが緩んで、太平洋側でも雪が多くなると、天気予報が報じていた。まあ、どこへ行くわけでもないので、雪が降ってもそれほど影響は受けないのだが、雪が積もった後、雪かきもちゃんとしないところがあるので、歩きずらいこと甚だしい。
長野に居ることは、雪が降って来ると、近所の老人たちが道路に箒を持って出て来て、雪を掃いていた。関東から長野に移り、雪を箒で掃くというのには大変驚いたものだった。サラサラ雪で、風が吹くとすぐに飛ばされていくそんな雪、ただし、車に踏まれると、それが氷となって張り付いてしまい、その後、氷を取り除くのが大変になる。気温が低いので、いつまで経っても、氷が解けず、足を滑られたり、車はスリップしたり、後々問題が大きくなるので、早いうちに、雪をのけておくというのが常識となっていたようだ。
ところがここはそんな習慣はなく、店がある場合は、店の前だけを除雪、ちょっとずれると、もう誰も手を出さない。だから、雪がいつまでも残ってしまい、日中はジュクジュク、夜はパリパリで、注意しないと、滑って転ぶという事態になってしまう。
まあ、そんなこと言っても、雪かきはやはり重労働、腰への負担の大きく、なるべく遠慮したいところだ。