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DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

桜田大臣はまさに適材適所?安倍首相 してやったりの 笑顔かな!

2018-11-10 10:50:27 | 雑感

 今回の組閣で、桜田氏をオリンピック大臣に任命した安倍首相、国会が始まる前からマスコミから注目を浴び、そして、国会の初日からヒットを連発しており、安倍首相の目論見が見事に的中していると言え、安倍首相にとって適材適所の極み、これ以上の適任はいなかったであろう。自民党が幾ら大勢いると言っても、これほどの適任者はいないだろうと思う。よくぞこれほどの人を発掘したものだと感心せざるを得ない。

 オリンピック大臣というが、全ては組織委員会がやっており、オリンピック大臣が関与するところはない。オリンピックにあやかって臨時にポストを作って、そこに桜田氏を据えたに過ぎない。だれがやっても影響がないポストだが、野党の国会質問をここに集中させることに成功した。確かに、桜田氏は誰から見ても、大臣にはふさわしくないと思える人材だ。野党が食いつくのは当然予想していただろうし、安倍首相も、それが狙いだったのだろう。野党からの質問に、しどろもどろになる桜田氏を見て、あわてるそぶりは一切見せず、むしろ得意顔をしていた安倍首相は特に印象に残った。もし、平均的な自民党議員を大臣に据えたら、おそらく自分なりの解釈や判断を入れ、大臣として何とかしようと知恵を絞って、大臣の職責を全うしようとするだろうし、野党に正面切って、反撃に出ることだろうし、オリンピックを自分の構想に従ってやり遂げようとすることだろう。それは、今の政府にとって逆に厄介なこと、全くファジーな実態が明るみに出てしまうことになり、藪蛇そのものだ。桜田氏にはその心配は一切無用のようだ。一方、野党は、任命責任、任命責任と訴えるが、負け犬の遠吠えにしか聞こえない。いまだかつて、任命責任を問われて辞めた首相がいただろうか?

 とにかく問題を山積している消費税導入問題、外国人労働者受け入れ問題、これに全野党が質問を集中させ、そして、マスコミが動いたら、とても国会を通過させることは困難だろう。そういう意味で、少しでも、野党やマスコミの目をそらす必要があったのだろうと思う。桜田は知ってか知らずか、その大事な役目をきちんと果たし、予想以上の効果を上げている。加えて、片山さつき大臣もこれに加わったものだから、安倍首相はご満悦といったところだろう。本当に、お見事な作戦でした。それにしても、これって国会を馬鹿にした、国民を愚弄した姑息な作戦過ぎはしませんか?

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