おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

耐震工事のお話し

2012年04月02日 19時39分19秒 | 家づくり
耐震工事に関する初歩的なお話しです。

ここのところの地震の影響で、耐震工事に関するお問い合わせが急増しています。今週金曜日にも新たな耐震工事の打ち合わせを2件させていただくことになっています。

耐震工事をする前に、『診断』をすることはよく知られています。市役所などで予算を組み、無料で診断をしていることもあります。その診断は通常『簡易診断』と呼ばれるもので、建物の耐震工事が必要かどうかが簡易的にわかるというものです。ただ現場的感覚からしますと、昭和56年以前に建てられた建物で耐震工事が必要でない建物はないというのが実状です。

さらに、簡易診断は施工レベルのものではないため、どこのどのような壁を作るか、金物を使うかなどはわからない。そこで『精密診断』が必要となります。

北澤工務店ではこの精密診断を13万円で承っています。筋交いなどの図面がない場合は図面作製費として別途5万円です。

でこの精密診断で何が一番ポイントかと言いますと、『重心』と『剛心』なんです。重心とは建物の重さの中心。剛心とは建物の力の中心です。この差を偏心(偏心率)といいます。いくら筋交い等の耐力壁がたくさんあっても、バランスが悪いとねじれて建物が壊れる、というわけです。重さの中心と力の中心をできるだけ近づけることにより、より地震に強いお家にすることができる、というわけです。耐震工事の目標のひとつはここにあるんですね。

ま、ほかにもいろいろいろいろいろいろな要素がございますので、気になる方はどうぞお気軽にお声掛けしてください。

北澤工務店 0297-60-1333

昨晩も大きな地震がありましたね。不安をあおるつもりは毛頭ないのですが、すでに不安をお持ちの方は、いまお住まいのお家の実態を知るだけでも、いざというとき何がしかの対応ができるかもしれません。お家は『家族の命を守る器』でもありますから。

ではまた。

おさむ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする