ぼくは、『家づくり』という仕事を通して、ひとと関わり、家族の成長を見つめ、社会を見、世界を見ている。その中でいろんな体験をさせていただきながら、ぼくは人生を歩んでいる。
先日、耐震改修工事のご相談依頼があった市内のH様邸。昭和48年に新築されたお家でのこと。農家造りとかの骨太で豪華なお家ではなく、一般的な民家です。
おじゃますると、築40年とは思えないほどしっかりしていてきれい。破風板には板金が巻かれ、塗装もしっかりされている。床下では換気扇が回り、湿気とシロアリ対策がされている。お家の中に入ってまたびっくり。40年を経ているとは思えないほど合板の床はワックスでピカピカ。突板合板の壁も味わい深く光っている。床も建具もほとんど歪んでいる様子がない。
『いやー、きれいにお住まいですね!!びっくりしました。』とわたし。
『いやいや、わたしは古い借家で育ったからね、家は大切にしたいんですよ。手をかけすぎて一番無駄な方法かもしれないけれど・・・』とH様。
ぼくはすごくうれしくなりましてね。いろんなお家を見ているけれど、何事もそうだと思うけれど、モノを大切にすると、モノはそれに応えてくれる。今回の震災でも、昭和48年築のH様邸は瓦が落ちることもなく、しっくい壁が少し割れただけでほとんど被害がなかった。
年代的に、耐震診断をすれば数値が悪いのは決まっている。でもそれ以上の強度がこのお家にはあると、感じる。
ではまた。
おさむ
先日、耐震改修工事のご相談依頼があった市内のH様邸。昭和48年に新築されたお家でのこと。農家造りとかの骨太で豪華なお家ではなく、一般的な民家です。
おじゃますると、築40年とは思えないほどしっかりしていてきれい。破風板には板金が巻かれ、塗装もしっかりされている。床下では換気扇が回り、湿気とシロアリ対策がされている。お家の中に入ってまたびっくり。40年を経ているとは思えないほど合板の床はワックスでピカピカ。突板合板の壁も味わい深く光っている。床も建具もほとんど歪んでいる様子がない。
『いやー、きれいにお住まいですね!!びっくりしました。』とわたし。
『いやいや、わたしは古い借家で育ったからね、家は大切にしたいんですよ。手をかけすぎて一番無駄な方法かもしれないけれど・・・』とH様。
ぼくはすごくうれしくなりましてね。いろんなお家を見ているけれど、何事もそうだと思うけれど、モノを大切にすると、モノはそれに応えてくれる。今回の震災でも、昭和48年築のH様邸は瓦が落ちることもなく、しっくい壁が少し割れただけでほとんど被害がなかった。
年代的に、耐震診断をすれば数値が悪いのは決まっている。でもそれ以上の強度がこのお家にはあると、感じる。
ではまた。
おさむ