おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

大工技術

2013年06月08日 13時36分22秒 | 家づくり
大工技術とはいってもその領域はとても広い。それぞれに得意分野があったりもする。

E様邸の秋葉棟梁。造作の丁寧さではピカイチ!!とぼくは思っている。そんな秋葉棟梁の技術を。

軒天井は一般的に『ケイカル板』と呼んでいる建材を用いて、塗装仕上げをするのが一般的だ。でもその場合は経年によるメンテナンスが必要になる。仕上がりが単調になりやすいのもこの部分。ただ、、、あんまり気にしている方はいらっしゃいませんが。。。

玄関とウッドデッキが4畳半のE様邸。上部には大きく勾配天井が広がります。ここを無垢材『さわら』で張る。言うは易し行うは難し。特に火打ち梁の絡みは様々な角度が混み合って、たいへん根気のいる場所となる。ケイカル板であれば逃げをつくってコーキング処理して塗装してしまえばOK。ところが『さわら』の場合は、秋葉棟梁の仕事がそのまま仕上がりとなる。



この部分を見てください!!なんと美しい仕上がりか!!



外回りの大工工事がほぼ完了。これから『そとん壁』の工事に入っていきます。

それにしても・・・・、秋葉棟梁のお話しをしながら言うのもなんなのですが、職人の高齢化はほんとに大きな問題だ。時間は止まらない。工務店を営む人間として、もっと真剣に育成を考えなければ!!と強く感じたのでした。

ではまた。

おさむ




コメント
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