おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

これはよくなるぞ~!!(笑)

2013年06月15日 04時31分31秒 | 家づくり
河内町のO様邸、メインのリビング天井。間仕切りを撤去して、ダイナミックな空間にリニューアル。



これはかなりよくなりそうです。丸太周辺の加工は大変だったと思うのですが、さすが棟梁坪内さん、すごくいい感じ。壁と天井の接点も丸太があったりして漆喰工事では難儀しそうですが、これも左官職人吉岡さん、うまく仕上げてくれるに違いありません。

こちらは『制震ダンパーMAK‐1』。古い木造住宅には『耐震補強』はマッチングしない場合がある。そんな時にこの『MAK‐1』は絶大な効果を期待できる。ぜひ多くの方に知っていただきたい技術です。



URLはこちら。

http://www.mak-1.net/

いよいよ大工工事が佳境になってきたO様邸。わくわくです。(笑)

ではまた。

おさむ





嫁入り支度???

2013年06月14日 17時44分20秒 | 家づくり
百数十年Y様邸で使い込まれてきた木製建具と欄間。解体時にお預かりしていたものを新築工事中のE様邸にて使わせていただくことになりました。ただこのままでは使用できないため、建具職人の河崎さんが手を加え技術を駆使して甦らせてくれます。

嫁入り支度、という感じでしょうか。(笑)

その木製建具と欄間を見つめる河崎さん。なんとなく嬉しそうに見えるのはぼくだけかな?(笑)



家づくりの仕事は創意工夫。なんとも、おもしろい。

ではまた。

おさむ




雨漏り検査の方法

2013年06月13日 18時03分22秒 | 家づくり
何度も書いていることですが、、、。

雨漏りのご相談は、多い。

その時に一番やってはいけないのが、『たぶんここだろう』といってコーキングを塗りたくること。場合によってはますますひどくなる場合もある。

当然のことながら、雨漏りには『原因』がある。だから『原因追及』が最重要課題。今回は戸袋周辺から漏れていることがわかったので、日を改めてピンポイントで探すことに。写真のようにしっかり養生して、突起物を中心に散水し探っていきました。



原因は2カ所ありました。

ひとつは建物傾斜による戸袋内への雨水の流入。

もう一つはベランダを留め付けている貫通ビス。

・・・・・原因はわかったのですが、けっこう難題かも。。。ベランダも外さなければならない。

処置がし終わったら必ずもう一度散水して、雨漏りしないかどうか確認します。それでも雨漏りは同じ職人の手癖から、複数個所に渡る場合が多い。『完全に雨漏りをとめました』とは言えないのが実情です。

家づくりの仕事は、奥が深いです。

ではまた。

おさむ




名古屋思風塾

2013年06月12日 18時08分41秒 | 自分のこと
今日は『名古屋思風塾』におじゃましています。



初めて参加させていただいたのですが、すばらしいですね、熱心に学ぶ方が100人はいらっしゃるのではないでしょうか。

。。。早朝夜行バスで名古屋に着きました。せっかくだからと思い、以前から行ってみたかった桶狭間古戦場へ。マンツーマンで2時間もガイドさんに案内いただき、450年前の今川義元と織田信長の決戦地を巡りました。これがまたすばらしかった。小説ではわからない地理的な形状が、面白いように伝わってきたんです。

今夜また夜行バスで東京に戻り、明日は通常通り仕事、します。

ではまた。

おさむ


木の茂る屋敷

2013年06月11日 08時14分49秒 | 家づくり
『雨漏り』のご相談は多い。

今回のご相談は大きな屋敷の中に落葉樹の木々が生い茂るお家です。歴史があるお家だ。

この落葉樹は始末が悪い。あれだけ生い茂った葉っぱが大きな屋根の上に落ちる。それが雨と共に流れ、雨樋をいっぱいにする。雨樋が詰まり雨漏りの原因になったりもする。今回は特に、増築により屋根形状が複雑になり、葉っぱが『谷』と呼ばれる個所に集積。土化して草が生え、それらの根っこが屋根の中に侵入し、毛細管現象で雨漏りを起こす・・・・・・。



さらに今回の地震で棟瓦の土が覆い重なったから尚のことだ。お客様は雨漏りするまで気づくことができない。これを見たときには『ありゃりゃりゃ・・・』というのが正直な心境です。

瓦職人の清野さんに掃除をしてもらい、そして工夫をしてもらってきれいに仕上がりました。



それでもたぶん、、、、、3年後にはまた同じことが起こるのではないか。。。木々を伐採するわけにもいかない。このままでいくしかない。お客様には定期的なメンテナンスをおすすめしました。

ではまた。

おさむ




つばめさん(笑)

2013年06月10日 19時15分11秒 | 甘味cafe空~くう~
つばめさん、かわいいです。甘味cafe空~くう~の入り口上部に、4羽立派に成長しています。写真では一羽埋もれているよう。。。



子育て真っ最中。なんか、見ていると笑顔がこぼれている自分がいます。



ここまで大きくなってくると、巣立ちももうすぐですね。

身近に自然の素晴らしさを感じます。

ではまた。

おさむ




火渡りに、反省

2013年06月09日 14時34分22秒 | 自分のこと
昨年も参加させていただいた龍ヶ崎薬師寺さんの『火渡り』。保護司仲間が住職を務めていることもあって、先ほど設計の松葉君とちょこっと仕事を抜けて行ってまいりました。



いやーーーー、多いに反省です。

昨年経験している私。『だいたいこんなもんだ』という経験値が火渡りをなめていた。『ゆっくり歩いてすごいとこ見せたろ』なんて邪心があった。走るようにして渡る人を見て、内心嘲笑している自分をはっきり感じていた。

で実際に渡り始めると、、、なんか昨年よりも熱く感じる。(松葉君もそう言っていた)

でも、、、、すごいとこ見せてやる、、、、、ゆっくり、、、、ゆっくり・・・(のつもり)

最後の一本をじっくり味わうように左の親指をぎゅっと薪の上を巻き込んだ時、『あちっ!!』と感じた。

ああああーーー、、、なんか痛いし、ちょびっと火傷してしまったかも。。。

神様から大いなる学びを頂戴しました。家づくりの仕事に対しても、何事に対しても、おごることなく初心忘るべからず。

機会があったらあなた様も、いかがですか。

ではまた。

おさむ




大工技術

2013年06月08日 13時36分22秒 | 家づくり
大工技術とはいってもその領域はとても広い。それぞれに得意分野があったりもする。

E様邸の秋葉棟梁。造作の丁寧さではピカイチ!!とぼくは思っている。そんな秋葉棟梁の技術を。

軒天井は一般的に『ケイカル板』と呼んでいる建材を用いて、塗装仕上げをするのが一般的だ。でもその場合は経年によるメンテナンスが必要になる。仕上がりが単調になりやすいのもこの部分。ただ、、、あんまり気にしている方はいらっしゃいませんが。。。

玄関とウッドデッキが4畳半のE様邸。上部には大きく勾配天井が広がります。ここを無垢材『さわら』で張る。言うは易し行うは難し。特に火打ち梁の絡みは様々な角度が混み合って、たいへん根気のいる場所となる。ケイカル板であれば逃げをつくってコーキング処理して塗装してしまえばOK。ところが『さわら』の場合は、秋葉棟梁の仕事がそのまま仕上がりとなる。



この部分を見てください!!なんと美しい仕上がりか!!



外回りの大工工事がほぼ完了。これから『そとん壁』の工事に入っていきます。

それにしても・・・・、秋葉棟梁のお話しをしながら言うのもなんなのですが、職人の高齢化はほんとに大きな問題だ。時間は止まらない。工務店を営む人間として、もっと真剣に育成を考えなければ!!と強く感じたのでした。

ではまた。

おさむ





きょうはお休みをいただきます。

2013年06月07日 06時39分57秒 | 自分のこと
今日はお休みをいただきまして、毎年一緒に富士山を登っている仲間に会ってきます。

最初は4人で始まった富士登山の仲間ですが、いまは18人!!

おもしろいのは、『なんのしがらみもない』ということなんです。なんのよろいもいらない。そのまんまでいられる。

そういう仲間と出会えたことがうれしい。

楽しんでまいります。

ではまた。

おさむ




こだわりの『面』

2013年06月06日 07時28分36秒 | 家づくり
Y様邸の門まわり工事、間もなく完了です。

その最後の〆、というか、ぼくなりにどうしてもこだわりたかった部分があるんです。それは、土台と基礎が接する部分の『面』。

よく豪邸では、その基礎に石を貼ったり塗ったりする場合が多いのですが、Y様邸はあまり華美にしたくない。でもこだわっている。そんな雰囲気をだしたいんです。基礎がコンクリートなのに見た目だけ『石』というのも違和感を感じる。コンクリート(セメント)には、コンクリートのよさを出したい。

というわけで、左官職人半世紀!!の吉岡さんのムリ言いました。『大きなアールの面をとりたいんだけど・・・』吉岡さん、そーとー頭を抱え込んでしまったようですが、、、、、そう、いつもなんとかしてくれるんです。(笑)



これ、わかるでしょうか。





これは試し塗りの場所。これでやったら、相当いい感じになると確信しました。

吉岡さん、いつもながら、すばらしい!!!

ではまた。

おさむ




こちらも浴室解体。

2013年06月05日 02時12分12秒 | 家づくり
30年前に新築工事でお世話になったK様邸。今回の地震で外壁と共に浴室まわりのブロックが崩れ、どうしても浴室の改装工事をしなければならなくなってしまいました。



昨日の記事と同じように、ブロックの上に土台・柱が載っているために、三角の添え板をして一時的に柱をジョイントしています。大汗をかいて解体工事を行ってくれているつくば住設の面々。



『解体時におもしろいものが出てきたよ』と出してくれたのが、当時の棟梁が使っていたのだろう『玄能!!』。なんと、『虎』。いまではこんな派手な玄能を使っている職人は、、、いませんね。(笑)



残念ながら基礎の沈下が確認できるのですが、修正には莫大な費用がかかることを説明させていただいて、施主様の判断を仰ぐことにします。

ま、地盤調査などしていなかった時代、厳密にいうと、真っ直ぐに立っているお家は、少ないんですけどね。

ではまた。

おさむ



柱の入れ替え

2013年06月04日 17時02分24秒 | 家づくり
間取りの変更を伴う大規模なリフォーム工事では、柱を入れ替えるような大手術も多々行います。今回はタイルの浴室の壁まわりがブロック積みで、その上に柱が立っていたものをブロック解体と共に撤去。新規でその場所に柱を入れ替えました。

これが施工前。



そして施工後。



大活躍の油圧ジャッキ。



ビッタシ、です。

浴室の解体をすると、多くの場合タイル目地からの漏水により内部が腐食しています。今回も出窓から腐食していました。タイルの表面からは想像もできない。



これらもすべて、新しく交換します。

家づくりの仕事は、すごい。

ではまた。

おさむ



ハクビシン、ハクビシン!!

2013年06月03日 15時16分44秒 | 家づくり
20年前に新築工事をさせていただいたOB施主様のご実家からのご相談。『ハクビシン』

ほんとうに多くなりました、ハクビシンのご相談が。

早速おじゃまさせていただきました。

後ろに山を背負っていらっしゃる。まさにハクビシンが好む環境です。



屋根の上にも、



雨樋にも、



しっかりハクビシンの足跡が残っています。

さてさて、どこから室内に潜り込んでいるのか。必ず入り口があるものです。上屋と下屋の隙間をくまなく捜索。ハクビシンが年中出入りしているということは、その部分だけ埃がなかったり、不自然にきれいだったりするものです。

まずは一カ所目。軒天井の板がずれ落ちていました。ここから直に天井に入り込めます。



そして、2カ所目。

左側の瓦には埃がたくさん載っているのに、真ん中の瓦には埃がありません。



カメラを中に突っ込んで写真を撮ると、



上部が黒くなっているのがわかるでしょうか。ハクビシンの背中が擦って黒くなっているのです。ここの部分は隅木と呼ばれる部分で、茅屋根に板金の屋根をかぶせた際に十分な施工ができなかった場所であることがわかります。この奥から天井に廻り込めるようになっています。

もう一カ所怪しいところがあるのですが、写真に収められませんでした。

まずは2カ所の原因は特定できました。。。。がしかし、、、、、、どうやってこれを塞いだらいいのか。。。

1カ所目は板がずれ落ちているのですが、狭くて手が入らない。作業のできるスペースがない。

2カ所目は更に奥で、室内側の天井を壊すなどの大手術をしなければならない。

塞ぐといっても、上屋と下屋の間に大きな空間があって、ただ塞いでも全く意味をなさない。。。

ふぅ~、、、。OB施主様と共に、よーく対策を考えたいと思います。

かしこいなぁ、やつら。

ではまた。

おさむ



O様邸解体工事

2013年06月02日 13時07分36秒 | 家づくり
河内町で大規模なリフォーム工事中のO様邸。浴室をのぞきリビングダイニングキッチンの床壁天井解体工事が完了しました。リフォーム工事では解体しなければわからない部分が多い。今回も想定したものと異なる部分がありましたが、相当いい感じで仕上がっていくのではないかとわくわくな私です。

この正面にキッチンが設置されます。いままで北側の奥にあったキッチンを、明るい生活の中心に配置換え。



こちらは18畳のリビングになる予定。



あえて柱のキズや彫り込みを生かし、梁も現しにします。



家づくりの仕事は創意工夫。おもしろいです。

ではまた。

おさむ





東京思風塾 6月例会

2013年06月01日 18時25分17秒 | Weblog
今日は東京思風塾6月例会でした。またたくさんのことを学ばせていただきました。メモをとりましたので、よろしかったらご覧ください。これは私のメモですので、思風先生のおっしゃっている学問とは異なる部分も多々あることをご了承ください!!(笑)

東京思風塾6月例会

人生の鉄則→成功への鉄則
あらゆる生命の目的はふたつに集約される。自己保存と種族保存
そのふたつが人間といういのちから現れるとき、自己保存の欲求は意志となり、種族保存の欲求は愛となる。
人生とは、意志と愛のドラマなのである。

≪第一原理≫
人生の舞台は社会(娑婆)。その人生における幸せ・成功とは、他人から信頼され信用される存在となること。『信じるに足る自己をつくる』ということ。
信じるに足る自己とは、いのちから自信が湧き上がってくるもの。意識・作為を超えたもの。⇒いや~、いいなぁ!この言葉、『信じるに足る自己とは』だが、自信だけでは自信過剰となり傲慢になる。『自信』と『謙虚さ』が一対となって初めて、現実を生きる力となる。謙虚さだけでもダメ。弱さやこびへつらいとなる。
『自信』→人間は不完全である。人間的な自信。人間的な自信とは、理性・感性・肉体という3つの要素が有機的につながって相乗効果を生み出す。
理性的な自信→学問的な自信をもつこと。あらゆる学問とは物事に根拠をもたせるもの。体験だけの自信は個の限界を持つ。学問的根拠に根差した体験こそ、真の自信となる。⇒なるほど!!!!学問は人間に強さを与える。現実的に言えば、目の前の仕事(家づくりという仕事)の学問的な知識を学び続けることによって、理性的な確固たる自信を持って仕事に臨むことができる。
感性的な自信→感性とは感じる力。人間における感性とは『こころ』という次元にまで成長した感性。人間のこころとは、『意味と価値を感じる感性』である。人間以外の生命における感性は意味や価値を感じることができない。感性の究極は、『このためなら死ねる』という感性。いのちは、生きたい生きたいと思っている。しかしそのいのちが最も激しく燃えるのは『死んでもいいと思える対象と出会ったとき』。⇒人生は一度だ。燃えてこそ人生。だからこそ、『このためなら死ねる』という対象を求め求め、そして出会って燃え尽くす人生を歩め。死に得るものとの出会いこそ最高の人生。
それは他所にあるのではない。目の前の仕事の中に、他に替えがたいその仕事だけの意味や価値や素晴らしさが必ずある。その意味と価値を見い出す力を養え。
肉体的な自信→肉体というものを持っている人間的な価値とは、『体験』である。体験とは真実を語る力。学問的に知っているだけでは真実を語れない。生まれてからずっと我々は『体験』を通して真実を語る力を成長させてきている。体験を通して人間的な自信を積み重ねていくことによって、他人から信頼され信用される存在となる。

滲み出てくる謙虚さ、とは。
不完全性を自覚する。神(という言葉含む)も動物も不完全性を自覚することができない。神は完全であり、動物は完全を意識することができない。
『自覚』だけでは知識であり意識であり作為である。それが滲み出て、肉化されるためには。弱さでなくこびへつらいでない人間らしい『謙虚さ』とは。
謙虚さ⇔傲慢さ
人間として傲慢さほど恐ろしく醜いものはない。
人間は誰でも、長所半分短所半分なんだ、という深い理解。(対原理・動的平衡という宇宙摂理)人間らしいとは、短所があること。短所はなくならないし、必要だし、なければならない。
短所がその人間を謙虚にする。短所が無くなったら(なくそうとしたら、なくなったと思ったら)人間は傲慢になる。短所は相手の長所を生かす素晴らしい能力だ。助けることと助けてもらうことは、同じだけの価値があるんだ。『活人力』。
自分の短所をさらけだして、自分の不得手な部分を助けてもらうことによって人が育ち、活力ある組織となる。自己の短所を活かすんだ。支配と命令と管理の縦型社会から、愛と対話とパートナーシップの横型社会へ。長所は人の役に立つためにある。短所は人を活かすためにある。

理性革命
人間の本質は理性である。理性を原理とした合理化こそ真理であるという現代社会の猛省。離婚・虐待・自然の破壊・人間性の破壊・戦争・・・・。理性は画一性を追求する。ジャッジする。
現代人は理性に支配され、理性の奴隷となっている。理性とは合理的に考えることのできるすばらしい能力であるが、合理的にしか考えることのできない有限で不完全な能力である。人間は肉体がある以上、その位置からしか見えない。だから、偏見がある。偏っている。正しいけれど偏っている。理性的に物事を歪めているのだ。有機性を分断するのだ。生まれた時は感性と肉体。成長と共に言語を通して理性を獲得する。言語とは抽象であるから、実態とは異なる。したがって理性は有限で不完全な能力であるといえる。その有限で不完全な能力に支配されることなく、積極的に使いこなしていくためには。
理性の半分は本当のことを言える。もう半分は事実でないことを言える。理性とは、事実でないことや将来に向かっての夢や希望を語ることができる能力である。人類は理性能力による事実に拘束されない能力(嘘をつく能力)によって発展してきたといえるのである。
理性とは客観性と普遍性の能力という限界がある⇒ひゃ~!!難しくなってきたぁ!!!渦中にある問題を客観的に見ることができる。自分の欲求だけでなく全体を見ることができるという普遍性。
感性論哲学も偏見である。理性社会から感性社会への移行に必要なだけ。時代とともにまた新たな原理が必要とされる。

理性社会が生まれた背景→中世の非合理で不合理な抑圧社会から、合理への欲求が目覚めた。やがて理性的で合理的な社会の限界→感性社会への欲求の目覚め。

いくら理性的に正しいとわかっても、得だとしても、いのちから湧いて出てくるものでなければ、燃えない。

理屈を超えて生きるとは、『矛盾を内包した真実に生きる』ということだ。⇒これだ!!

理性は矛盾を排除しようとする。感性は異なるものを有機的に結び付ける。性格の違う人、考え方の違う人、宗教の違い思想の違いを超えて結びつけることができるのは、感性以外にない。対立とは、自分にないものを相手が持っているという証。自分にないものを相手から学ぶという謙虚さが、異なるものを結びつける。対立の原因5つ。
① 体験 ②経験 ③知識情報 ④解釈 ⑤出会い
『夫婦関係とは、最も困難な人間関係である』

東洋的対立解決法→『三人寄ればもんじの知恵』自分はこう思う、あなたはこう思う、あの人はこう思う。その知恵を有機的に結び付けて統合して結論を出す。西洋にはない発想。

急がば回れ、大器晩成等々、東洋には古来より矛盾を活かす生き方が伝えられてきた。

愛は矛盾を生きる力。真実の愛とは矛盾を生きる力なんだ。矛盾だらけだからこそ、愛が必要なんだ。問題が起こらず、矛盾がないならば愛は必要ない。理性的に完結する。愛は対立を乗り越える力だ。愛は矛盾を生きる力だ。

≪第二原理≫
ほんとうに納得のいく人生を送るためには、自分で自分を教育する。
① 理想を持つこと 理性で持つ理想は作為的だから窮屈だ。つらく苦しい。欲求として理想を持つ。欲求とはいのちがしたいこと。いのちから湧き上がってくる欲求を理想として持つ。⇒いいね、いいね、いいねぇ~!!したいことをしてこそ人生。いのち掛けで成し遂げたいことをやってこそ人生。
② 問いを持つこと 問いがないと成長が止まる。常に問いを抱え、問題を乗り越えることで成長するんだ。感性で感じる『現実の異和感』。問題を避けてはならない。恐れてはならない。
③ 成長意欲を持つこと 人間としてもっともっと成長したいという欲求をもつ。いのちは停滞することをしない。停滞は死だ。感性は常に変化を求める。より良い方向への変化を求める。

≪第三原理≫
限界への挑戦。知力の限界、気力の限界、体力の限界への挑戦。限界に挑戦する意志の強さは、いのちから湧いてくる欲求欲望の強さである。欲求欲望の強さは、その対象の意味や価値の成長の度合いによって強まる。だから、意味や価値をどれだけ深めることができるかによって、欲求欲望の強さが成長する。
限界への挑戦によって、いま自分が持っている(気づいている)能力ではいかんともできない問題を超えることができる。限界を超えることによって潜在意識から答えが引っ張り出される。
いのちにはいのちを生かす力が働いている。寝ていても死なない。意識を超えた存在がある。

≪第四原則≫
決断にかける 人生はどんな道を選択しても問題は起こる。『問題のない現実はない』⇒これ大好き!!自分が選んだ道から起こる問題を乗り越え続ける以外に、人生を幸せに豊かにする道はない。問題がないことを願うのは、楽をしたいだけだ。逃げたいだけだ。問題のない現実はないんだ。
『決断』とは、選び取ることだけではない。決断とは、『断』である。⇒すばらしい!!あらゆる可能性を断ち切る。起こる問題を片っ端から乗り越えていく以外に、ない。それが結果として人間的な成長となる。

≪第五原則≫
意味と価値の確認 人間が意味と価値のある人生を送りたいと思ったら、その意味と価値を感じ、深めていかなければならない。無意味なことには何一つない。
自分のことで想う。同じ家づくりをしてきていたのに、6年ぐらい前からまったく変わった。それは、この『家づくりという仕事』の中に、ぼくのいのちから湧き上がってくるほどの欲求と共に、意味と価値が現れた。そしてそれがどんどん深く濃くなって、いま家づくりの仕事が大好きでたまらない。それは、『家』という建築物ではなかった。その建築物の先に在るものがはっきりと見えたから。

今回もいっぱいお勉強しました。(笑)

ではまた。

おさむ