こんにちは。
以前(5月8日)のブログで紹介させてもらった
東日本大震災の支援活動をボランティアでされているチームSake
そのメンバーの西尾さんから
現在の活動状況および、活動報告会のご案内 を頂きましたので、
以下に本文を転載させてもらいます。
たくさんの方に読んでもらえると 嬉しく思います
以下 本文転載
こんにちは、西尾です。
今度の土曜日に、チームsakeの報告会を開催します。文末にご案内をしておりま
すので、
よろしければ、お誘い合わせの上、ぜひいらしてください。
また、現在の動きを以下にご報告します。長文になりますが、どうぞお読みくだ
さい。
(転送、転載歓迎します。)
こんにちは。6陣のはるかです。
雄勝半島の船越集落の帰り道です。
今回船越へ赴いたのは、現在、船越の中心人物である中里孝一さんからの電話が
あったからでした。
船越に残っている者はここを復興していきたいと思っている。夢物語みたいに聞
こえるかもしれないけれど、本気でやっていきたいと思っている。一度出ていっ
た者も徐々に帰ってきている(又は復興する見込みがあれば帰って来る人も多い
だろう)という状況・心境にある。
船越が一つのモデル地区となるような意気込みで構想実現に向けて動いていきた
いので、人脈やアイディアなど力を貸してほしい。とのことでした。
船越へは三枝つよしがリーダーのチーム(3陣、5T)で何度か訪れています。が、
今回赴いた3人は初船越でした。
急を要している点、サケに期待をかけられた(おそらく)重大で代え難いプロセ
スの始まりであった点から、今回の訪問を急遽決めました。
環境経済学が専門で、人と自然の有機的なつながり(と言う意味の「環境」)を
考えている足立と、都市・地方計画(まちづくり)を仕事にしている松本さんと
、割と顔が広く、仕事場が省エネや自然エネルギーをやっていて、自分自身ワー
クショップをする機会があるはるかの3人でした。
訪問したことのあるメンバーから聞いていたとおり、中里さんは、遠洋漁業をし
ていた際に世界中で得た広い視野と、漁師としての誇り、みんなのことを心底思
うやさしさを持ち合わせた
魅力あるリーダーでした。
集落全体を丁寧に丁寧に紹介してくださいました。
ほとんどの家が壊滅状態で、小学校も3階まで浸水、水産加工場(仕事場)も壊滅
状態でした。
ですが、350人の集落で犠牲となったのは9名で、多くの方が助かりました。
最大の津波の後の引き潮の時に、若い人たちが動けずにいた高齢の方を助けたり
、山の上の神社に避難された方のところへ、毛布や食料を届けたりされました。
避難所の一つだったところの鍵を持っていた方は、とっさに避難所としては低す
ぎると判断し、鍵を開けずにまだ高いところへ行けと叫ばれたそうです。
一方で、もう一カ所の避難所であった曹洞宗のお寺の和尚さんが最後までお寺に
残り、流されてしまいました。
和尚さんのことを、みなさんは普段からとても誇りに思っているようでした。幼
いころの病気で言葉に障害があって、決してお経を読み上げるのは上手ではない
かもしれないけれど、心のこもったすばらしいお経だったと。奥さんとお子さん
もそれぞれ障害があって、今は遠くに避難しており、本堂や庫裏が流されたまま
になっている。なんとかしてお寺のための義援金を集めて、お寺を復興し、呼び
戻したい気持ちがある。自分たちにとってはここが唯一のお寺だから。と話され
ました。
息子さん夫妻とお孫さんを失われた方は、「最初は悪さした海をみたくねぇと思
ったけど、息子らと同じ風にあたり、同じ季節を感じて生きていきてぇから、今
は船越の復興に全力を注ぎたい」と、「これまで以上の生活は望まない。失って
初めてわかった家族、船、家、仲間の大切さ。船越の豊かさ。なんでもねぇ生活
がどんだけありがてぇか。それをまたやりてぇ。にくい海だけど、俺らはその海
の恩恵を預かってきた。また海と暮らしてぇ。」とお話してくれました。
ほかにも船越の湾がどれほど豊かであるか、一年のお仕事の移り変わりを聞いて
わかりました。ふつう集落の中には同じ名字の方が多いですが、ここは色々な名
字の方がいます。それは豊かな漁場で多くの人が入ってきた歴史があるからとの
ことでした。
湾の向き、北上川、森と沢の関係で豊かな漁場を作っていることも知りました。
これまでも様々な経験をしてきたけれど、海の自浄能力はすごい。海は必ず復活
する。とのお話も印象的です。
みなさんの構想や どんなに船越の自然が豊かで どんなに人のつながりが豊か
で
どんなに船越である必要があるのかを伺った後、私たちの方から、仮ですが、そ
れらを第三者に説明できるような図や形にして発表しました。
それまで2日間、私たちに集落全体の話をしたり、失った方のお話をしたりする中
で、たくさんのつらい出来事を話されても、とても落ち着いた中里さんでしたが
、足立が図の説明をしながら、みなさんの思いはこういうことですか?と確認を
している間、中里さんは大粒の涙を流しておられました。
今後、もっと多くのみなさんのご協力が必要になります。
船越集落のこと、頭の片隅に置いておいてください。
6陣はるか・足立・松本
【team SAKE 第5陣(ゴールデンウィーク中の3組)の報告会】
■日時:5月21日(土) 13時から15時半
■場所:京都市上京区の乾窓院本堂(仁和寺街道御前西入る北側)
■参加費:500円(会場へのお供えとして)
※12時からNHKの馬場中山集落に関する特集番組のDVDの上映をします。
馬場中山集落は、第1陣で足立と伊藤ヒデが鮭の塩漬けのお頭をいただいたとこ
ろ、チームサケ(鮭)と名付けてくれたくれたところです。
第1陣(かなり状況が厳しい頃)の足立らが写っていますし、その後の変化がず
っと継続して撮影されていて、興味深いです。
私たちがお世話になっている方たちの声や姿を見聞きしていただけると思い、
企画します。
※おひるごはんを持ち込んでいただいて、DVD観ながら食べてもかまいません
。
■アクセス
①JR山陰線「円町」駅より徒歩12分
②京都駅より市バス205系統 20分
③阪急西院駅より市バス203&205系統 15分
④京阪三条駅より市バス15系統 20分
・②③④いずれも「大将軍」バス停より東へ徒歩4分 山城温泉の東隣
■当日連絡先
09036726327 みえだつよし
大関はるか
--
★チームSAKE★
事務局メール teamsake311@gmail.com
最新情報 http://teamsake.blogspot.com/
SAKEニュース https://groups.google.com/group/teamsake-news?hl=ja
--
最新情報はhttp://teamsake.blogspot.com/
でご確認ください。携帯は一部の未対応です。
携帯で見たい場合は、
http://www.google.co.jp/gwt/x?u=http%3A%2F%2Fteamsake.blogspot.com%2F&noimg=1&btnGo=%E9%80%81%E4%BF%A1&source=wax&ie=UTF-8&oe=UTF-8
へアクセスすると見られる可能性があります。(少しタイムラグあります。)
○このメールは次の Google グループの参加者に送られています: teamSAKE-news
○このグループから退会する: teamsake-news+unsubscribe@googlegroups.com
○その他のオプションについては、次の URL からグループにアクセスしてくださ
い。 http://groups.google.com/group/teamsake-news?hl=ja
以前(5月8日)のブログで紹介させてもらった
東日本大震災の支援活動をボランティアでされているチームSake
そのメンバーの西尾さんから
現在の活動状況および、活動報告会のご案内 を頂きましたので、
以下に本文を転載させてもらいます。
たくさんの方に読んでもらえると 嬉しく思います
以下 本文転載
こんにちは、西尾です。
今度の土曜日に、チームsakeの報告会を開催します。文末にご案内をしておりま
すので、
よろしければ、お誘い合わせの上、ぜひいらしてください。
また、現在の動きを以下にご報告します。長文になりますが、どうぞお読みくだ
さい。
(転送、転載歓迎します。)
こんにちは。6陣のはるかです。
雄勝半島の船越集落の帰り道です。
今回船越へ赴いたのは、現在、船越の中心人物である中里孝一さんからの電話が
あったからでした。
船越に残っている者はここを復興していきたいと思っている。夢物語みたいに聞
こえるかもしれないけれど、本気でやっていきたいと思っている。一度出ていっ
た者も徐々に帰ってきている(又は復興する見込みがあれば帰って来る人も多い
だろう)という状況・心境にある。
船越が一つのモデル地区となるような意気込みで構想実現に向けて動いていきた
いので、人脈やアイディアなど力を貸してほしい。とのことでした。
船越へは三枝つよしがリーダーのチーム(3陣、5T)で何度か訪れています。が、
今回赴いた3人は初船越でした。
急を要している点、サケに期待をかけられた(おそらく)重大で代え難いプロセ
スの始まりであった点から、今回の訪問を急遽決めました。
環境経済学が専門で、人と自然の有機的なつながり(と言う意味の「環境」)を
考えている足立と、都市・地方計画(まちづくり)を仕事にしている松本さんと
、割と顔が広く、仕事場が省エネや自然エネルギーをやっていて、自分自身ワー
クショップをする機会があるはるかの3人でした。
訪問したことのあるメンバーから聞いていたとおり、中里さんは、遠洋漁業をし
ていた際に世界中で得た広い視野と、漁師としての誇り、みんなのことを心底思
うやさしさを持ち合わせた
魅力あるリーダーでした。
集落全体を丁寧に丁寧に紹介してくださいました。
ほとんどの家が壊滅状態で、小学校も3階まで浸水、水産加工場(仕事場)も壊滅
状態でした。
ですが、350人の集落で犠牲となったのは9名で、多くの方が助かりました。
最大の津波の後の引き潮の時に、若い人たちが動けずにいた高齢の方を助けたり
、山の上の神社に避難された方のところへ、毛布や食料を届けたりされました。
避難所の一つだったところの鍵を持っていた方は、とっさに避難所としては低す
ぎると判断し、鍵を開けずにまだ高いところへ行けと叫ばれたそうです。
一方で、もう一カ所の避難所であった曹洞宗のお寺の和尚さんが最後までお寺に
残り、流されてしまいました。
和尚さんのことを、みなさんは普段からとても誇りに思っているようでした。幼
いころの病気で言葉に障害があって、決してお経を読み上げるのは上手ではない
かもしれないけれど、心のこもったすばらしいお経だったと。奥さんとお子さん
もそれぞれ障害があって、今は遠くに避難しており、本堂や庫裏が流されたまま
になっている。なんとかしてお寺のための義援金を集めて、お寺を復興し、呼び
戻したい気持ちがある。自分たちにとってはここが唯一のお寺だから。と話され
ました。
息子さん夫妻とお孫さんを失われた方は、「最初は悪さした海をみたくねぇと思
ったけど、息子らと同じ風にあたり、同じ季節を感じて生きていきてぇから、今
は船越の復興に全力を注ぎたい」と、「これまで以上の生活は望まない。失って
初めてわかった家族、船、家、仲間の大切さ。船越の豊かさ。なんでもねぇ生活
がどんだけありがてぇか。それをまたやりてぇ。にくい海だけど、俺らはその海
の恩恵を預かってきた。また海と暮らしてぇ。」とお話してくれました。
ほかにも船越の湾がどれほど豊かであるか、一年のお仕事の移り変わりを聞いて
わかりました。ふつう集落の中には同じ名字の方が多いですが、ここは色々な名
字の方がいます。それは豊かな漁場で多くの人が入ってきた歴史があるからとの
ことでした。
湾の向き、北上川、森と沢の関係で豊かな漁場を作っていることも知りました。
これまでも様々な経験をしてきたけれど、海の自浄能力はすごい。海は必ず復活
する。とのお話も印象的です。
みなさんの構想や どんなに船越の自然が豊かで どんなに人のつながりが豊か
で
どんなに船越である必要があるのかを伺った後、私たちの方から、仮ですが、そ
れらを第三者に説明できるような図や形にして発表しました。
それまで2日間、私たちに集落全体の話をしたり、失った方のお話をしたりする中
で、たくさんのつらい出来事を話されても、とても落ち着いた中里さんでしたが
、足立が図の説明をしながら、みなさんの思いはこういうことですか?と確認を
している間、中里さんは大粒の涙を流しておられました。
今後、もっと多くのみなさんのご協力が必要になります。
船越集落のこと、頭の片隅に置いておいてください。
6陣はるか・足立・松本
【team SAKE 第5陣(ゴールデンウィーク中の3組)の報告会】
■日時:5月21日(土) 13時から15時半
■場所:京都市上京区の乾窓院本堂(仁和寺街道御前西入る北側)
■参加費:500円(会場へのお供えとして)
※12時からNHKの馬場中山集落に関する特集番組のDVDの上映をします。
馬場中山集落は、第1陣で足立と伊藤ヒデが鮭の塩漬けのお頭をいただいたとこ
ろ、チームサケ(鮭)と名付けてくれたくれたところです。
第1陣(かなり状況が厳しい頃)の足立らが写っていますし、その後の変化がず
っと継続して撮影されていて、興味深いです。
私たちがお世話になっている方たちの声や姿を見聞きしていただけると思い、
企画します。
※おひるごはんを持ち込んでいただいて、DVD観ながら食べてもかまいません
。
■アクセス
①JR山陰線「円町」駅より徒歩12分
②京都駅より市バス205系統 20分
③阪急西院駅より市バス203&205系統 15分
④京阪三条駅より市バス15系統 20分
・②③④いずれも「大将軍」バス停より東へ徒歩4分 山城温泉の東隣
■当日連絡先
09036726327 みえだつよし
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