世界中の子供たちが いちどに歌ったら

1998年02月20日 | タカシ
 現在タカシが毎日通い,またこの4月からはアキラがお世話になる予定の幼児園にて『白百合祭』という名の催しが昨日行われた。園児たちの1年間の総決算である。タカシとアキラと母と,それから年度末超多忙の最中にある父も無理矢理時間を遣り繰りし,家族全員で一緒に出掛けた(ミーシャだけは一人でお留守番)。園に着いてまず最初は,この1年間の室内での創作活動成果である絵画や工作などさまざまな製作物の展示を見学した。我が息子も一応そこそこの作品を作っているのに安心し,感心し,かつ見直した。いや,家ではここまで根気よくモノ作りをしているのをまず見たことがない故に。

 それからホールに入り,タカシの出番でもある年長組の合唱を5曲ほど聴いた。皆,とても上手になっているのに正直驚いた。さすが年長さんだ。一人一人を見ると,口を目一杯大きく開いている子,ボソボソッとしか唄ってない風に見える子,ときどきソッポを向いたりする子などいろいろだが,全体としては元気ハツラツ,実に立派な合唱である。ちょうど3年前,タカシが入園したときに当時の年長さんたちが新入園児に対する歓迎の歌を唄ってくれたその上手さに感心したものだが,まさにそれと同じ思いを今,タカシ並びにオトモダチみんなに感じた。先生方の優しく懇切なる日々の御指導とそれに答えようとする子供らの向上心のタマモノであろうか。3年間という年月が改めて感慨深く思い起こされた。
 最後から二番めの歌は,手話を交えながら唄う歌であった。

 
   世界中の子供たちが
   いちどに歌ったら
   空も歌うだろう
   ラララ
   海も歌うだろう

 
 歌も手振りも一生懸命,6才の子供たち29名が一丸となっての共同戦線。その声,その仕草,その表情を見ているうちに,ここでも父は不覚にも涙腺が弛んでしまうのをどうにも禁じ得ない。本当は笑顔にならなきゃいけないのにね(ジャンプの原田か,ワタシは)。
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