ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2020/09/22 「search/サーチ」

2020-09-22 00:00:00 | 日記
「search/サーチ」

デビッド・キム 父親(スタートレックのスールー)
マーゴット デビッドの娘。16歳
ピーター デビッドの弟
ローズマリー・ヴィック 担当刑事
パム デビッドの妻

起:デビッドの娘マーゴットが音信不通になる。
承:警察が捜査する一方、デビッドもネットに手掛かりを探す。
転:誘拐犯が自殺し、マーゴットは死亡したとされる。
結:息子の事故を隠滅しようとする担当刑事の偽装で、マーゴットは無事だった。

 デビッドのPCには家族の記録が残されていた。
幼い娘マーゴットがピアノを始める。
妻パムは病で入院し、退院する事なく亡くなる。
デビッドは成長したマーゴットと頻繁にチャットするが、
パムについて触れるのは思いとどまる。
パムの動画を見付けて懐かしむが、ファイルは見えない場所に移動する。
 デビッドは、寝ている間にマーゴットから不在着信があった事に気付く。
かけ直すが応答はない。そのまま半日が経過。
仕事しながらも気になって連絡するが、留守電にもチャットにも応答はない。
 ピアノのレッスンに行っていると考え、先生に電話する。
だがマーゴットは半年前にやめたと知らされる。
そうとは知らずに、デビッドはレッスン料を渡し続けていたのだ。
弟ピーターは友人に聞いてみろとも言うが、
デビッドは誰がマーゴットの友人なのか知らない。
 パムのアカウントを調べたデビッドは、友人アイザックの存在を知る。
アイザックの母親に電話すると、キャンプに行って携帯はつながらないと言う。
どうやらマーゴットは学校をさぼったようだ。
翌日になり、アイザックと連絡がつくが、マーゴットはキャンプに来なかったと言う。
 動揺したデビッドは警察に連絡。ヴィック刑事が担当となる。
デビッドはいろいろ調べ回るが、ヴィックは聞き込みは警察に任せろと言う。
 デビッドはマーゴットのパスワードを初期化し、メールを調べる。
そこにあった友人たちに連絡。
最後にマーゴットを見たのはいつかを確認し、一覧表を作成する。
ネット上の付き合いばかりで、現実の友人と言える相手はなかなか見付からない。
アビゲイルと言う女生徒が、マーゴットと勉強会をやったと判明。
彼女がマーゴットに最後に会った人物のようだ。
だがあまり仲良かった訳ではなく、マーゴットは途中で帰ったと言う。
 監視カメラの映像から、マーゴットは市外へ出たらしいとわかる。
デビッドはピアノのレッスン料を渡し続けていたが、
マーゴットはその金を貯めて、6日前に2200ドルをどこかへ送金していた。
マーゴットのインスタグラムに反応するエリスに注目。
エリスに電話するが、失踪の日にはコンサートに行っていたと言う。
 ヴィックは、マーゴットが免許証を偽造していたと突き止める。
それを利用し、自分へ送金していたのだ。
いわゆるマネーロンダリングで、犯罪を隠しているのかも知れないと言う。
だが、デビッドには信じられない。
 マーゴットがよくアクセスしていた動画配信サイトを発見。
マーゴットは、ハンナと言う20歳の学生と何回かやりとりしていた。
ハンナの親も病気だと言う。
 ヴィックは様々なサイトで接触した相手を調べたが、
問題のある人物は見付からなかったと言う。
デビッドは、娘を知らなかったと感じる。
自身も子供を持つヴィックは、子供のすべてはわからないと話す。
 デビッドは、マーゴットがバルボサ湖に行った際の動画に注目。
マーゴットはそこが気に入ったらしく、湖に行ったのだと気付く。
湖から水没した車が見付かるが、車内にマーゴットの姿はない。
ダッシュボードには血痕があり、ヴィックは誘拐事件と判断する。
 テレビ各局がマーゴット捜索を報じる。
嵐で捜索は進まず、「マーゴットを探せ」がネットで注目されるキーワードになる。
一方で、「親の責任」「税金の無駄遣い」と言う声も確認される。
注目を浴びようと、アピゲイルはマーゴットと親友だったと発言。
 エリスはマーゴットと一緒にいると称し、怒ったデビッドが病院送りにする。
その動画もまたネットにアップされる。
ヴィックは、デビッドが冷静でないと指摘。
警察に任せて、不確かな情報で動かないでほしいと告げる。
 デビッドは、車にあった服のマークに注目。
同じアイコンの人物と、マーゴットはチャットでやりとりしていたのだ。
その内容から、相手の正体がピーターだと気付く。
ピーターを追及すると、マーゴットとドラッグをやっていたと認める。
事件とは関係ないと思い、隠していたのだ。
マーゴットは、母親を思い出すとピアノを嫌がっていた。
デビッドが母親の話をしなくなったと、マーゴットは距離感を感じていたのだ。
 ヴィックから連絡が入り、デビッドはショックを受ける。
カートフと言う男がマーゴットに近付き、殺害したとの証言を残して自殺したのだ。
 訃報を知ったサイトから、思い出の写真をアップするサービスの連絡が入る。
デビッドは大半の写真をアップするが、
マーゴットが最高のパパだと話す動画は削除する。
そんなデビッドは、サイトのモデルになっている女性がハンナだと気付く。
デビッドはハンナに電話するが、
警察とは話しておらず、チャットの事も知らないと言う。
何者かがハンナと称して、マーゴットとチャットしていたのだ。
 デビッドはヴィックに連絡を取ろうとする。
電話に出た同僚はヴィックを褒め、志願して事件の担当になったと話す。
だがデビッドは、ヴィックが任命されたと聞いていた。
ヴィックは、サイトに大勢と写る写真をアップしていた。
デビッドは、その中に犯人カートフを見付ける。
 マーゴットの追悼式が行われるが、参加していたヴィックは警察に拘束され、
殺人容疑で取り調べを受ける。
失踪当日、ヴィックは息子ロバートから電話を受けていた。
マーゴットを渓谷に落としてしまったと言うのだ。
ロバートは女性になりすまし、サイトでマーゴットと知り合う。
交流を続ける内、親の病気の話をマーゴットは本気にし、送金してきたのだ。
ロバートは実際に会って事情を説明しようとしたが、
マーゴットは騒ぎ出し、もみ合う内に渓谷に転落したのだ。
それを知ったヴィックは、証拠隠滅を図る。
遺体のある地区は捜索済みにし、早期に捜査を終わらせようとしたのだ。
そして、カートフを雇って殺人を偽装した。
 マーゴットの生死は確認していないが、
生きていたとしても水なしで5日間は生きられないだろうと言う。
だがデビッドは、途中に嵐があったと指摘。水がないのは2日間だ。
捜索が再開され、救助隊がマーゴットを発見する。
 デビッドは回復したマーゴットとチャットで話す。
ピアノ学校の合否連絡を待つマーゴットに、
デビッドは母さんも誇りに思うと伝えるのだった。

 と言う訳で、ネットを舞台にしたサスペンス。
主人公は映画版スタートレックでスールーを演じている人。
娘マーゴットが音信不通に。
警察も捜査するが、彼自身も手掛かりを探そうとして、
マーゴットのSNSやらメールやらを覗く。
SNSとかがツールとして登場する映画はあるが、
本作は終始出っぱなしで、ネットのいろんな問題点も描かれる。
PCの画面をずっと映した定点カメラ的な発想も面白いし、
事件の真相もちょっとひねってて面白い。
スールーは別にネットに詳しい訳ではないが、
父親ならではの必死さで真相を突き止めるあたりも好感が持てる。
コメント
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