２０２３／０８／１９ 「ボルケーノ２０２３」

「ボルケーノ２０２３」(2022年米)

モリー博士
デイビッド　モリーの友人
クリッシー　モリーの娘
クレイ　モリーの息子
エリック　モリーの夫（ウイリアム・ボールドウィン）
グリフィン　アークスターのＣＥＯ
ヨランダ　仲間
レベッカ　仲間
ナターシャ　ＦＥＭＡ

起：モリーはハワイの噴火を予測する。
承：噴火が起こるが、溶岩を迂回して被害を防ぐ。
転：西半球全体の噴火を誘発する。
結：アイスドリルで溶岩を止める。

　モリー博士は大型店舗の開発による環境破壊を訴えるが、裁判で敗れる。
知人デイビッドは、モリーの活動に協力すると言う。資金獲得できたと言うのだ。
　モリーの娘クリッシーは、アークスター社でインターンする事が決まる。
モリーはアークスターも訴えており、インターンの話に否定的だ。
モリーと子供たちは、デイビッドの誘いでハワイを訪れる事に。
　モリーらはハワイに到着し、デイビッドと合流。
デイビッドの施設は、そこで全世界を監視しているのだ。
モリーのシステムを採用しており、夢が実現すると喜ぶが、
支援者がアークスター社のＣＥＯグリフィンだと知る。
アークスターは地球破壊を続けている。
グリフィンは改心したと言うが、モリーは懐疑的だ。
　モリーのシステムは、大噴火の兆候を検知す。
世界最大の火山マウナケア山が噴火するとわかる。
噴火は大規模なものになりそうだ。
そこで溶岩の流れを推測し、迂回路を作る事に。
ＦＥＭＡ（合衆国連邦緊急事態管理庁）のナターシャに連絡し、避難を依頼する。
モリーは的確に爆破すると言うが、ナターシャは島の爆破に反対する。

　クリッシーはシステムの問題に気付き、実際には噴火まで３時間もないと判明。
ドローンで爆弾を仕掛けるが、噴火が始まる。
爆破により溶岩を誘導。海に向かわせる。
　モリーとクリッシーが乗った車は溶岩に囲まれるが、ヘリに助けられる。
ヘリにはモリーの父エリックがいて、息子クレイの携帯を追跡したと明かす。
エリックは、モリーとの離婚を考えていると言う。

　だが、まだ噴火は始まりだった。
近隣の噴火が誘発されると判明。
影響する火山の総数は１２９で、６５００キロの範囲に及ぶ。
　モリーは、グリフィンがアークスターの後始末をさせようしているのだと気付く。
アークスターは、発電目的で付近を掘削していた。
グリフィンはそれを認め、
不凍液で噴火を止める計画だったが、想定外の事態になったのだと明かす。
　ヘリで救助に向かうエリックは、上空から噴火が始まったのを見付ける。
　グリフィンは協力を約束。
アイスドリルから不凍液を出せば、連鎖を止められるかも知れない。
連鎖が起こる時間は５時間後かも知れないし、１０年後かも知れない。
マウナケアも再噴火するかも知れない。
　マグマを冷やす為に、技術者レベッカが呼び出される。
彼女は避難した方が良いと言っていたが、システムを修復すれば対応は可能だと話す。
　そんな中、ナターシャが計画中止を命じ、施設を封鎖。全員が逮捕されてしまう。
だがモリー一家は逃れており、４人で取り組む事に。
モリーとエリックが現地へ向かい、クレイらも施設で対応する。

　西半球の火山が一斉に活動し始めている。
モリーらが各所に装置を仕掛け、クレイがアイスドリルを起動。
マグマの流れは止まり、噴火は収まる。
　グリフィンはアークスターの役員を辞任し、モリーの活動を支援すると約束。
システムは、新たにカリフォルニアでの地震発生を予測。
２８時間後だと、モリーらは急行するのだった。

　と言う訳で、アサイラム作による火山もの。
ハワイの火山が噴火。
ハワイの山火事が報じられている最中に観たので、ちょっと変な気持ち。
本作に出てくるＦＥＭＡと言う機関も、ニュースに出てました。
主人公のモリー博士は、火山の噴火を予知するシステムを構築。
溶岩の流れを操作して、海に流す事で被害を防ぐと言う
本家「ボルケーノ」と同じ展開が、前半に簡単に済まされる。
後半、その噴火が西半球すべての火山に影響を及ぼすと判明。
ずいぶん大風呂敷になった感じだけど、
モリーと夫と子供たちで解決してしまうと言う話。
夫役がウイリアム・ボールドウィンだが、
そう思って見てもピンと来ないくらい人相が変わってる。