ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2015/08/31 「冷血」

2015-08-31 00:00:00 | 日記
「冷血」

ペリー・スミス 犯人
ディック・ヒコック ペリーの仲間

 前科のあるペリーは、ヒコックと強盗を計画。
やがて農場主クラター家が襲われ、家族4人が殺害される事件が発生。
足跡から犯人は複数と思われ、懸賞金がかけられる。
盗んだのはたった40ドルで、警察には犯人像がつかめない。
だが、懸賞金につられて、ヒコックの囚人仲間が告白。
クラター家で働いていた彼の話に、ヒコックが関心を持っていたと言う。
ペリーとヒコックは、車泥棒の容疑で取り調べを受けるが、
実際にはクラター事件で疑われていると知る。
すると、ヒコックはペリーの仕業だと言い出した為に仲間割れ。
家に侵入した2人は、クラター氏を脅すが、金が得られず、
家族を縛り上げた挙げ句に、全員を殺害してしまったのだ。
裁判では、たった40ドルの為の殺人と非難され、死刑判決が出る。
2人の人格が融合した事により、第3の人格が生まれたと言う者もいた。
上訴によって延期されるが、やがて執行が確定される。
ペリーが刑場に到着した時には、ヒコックの処刑は済んでいた。
続いて、ペリーも絞首刑されるのだった。

 と言う訳で、実際にあった一家殺害事件を描く。
農場主一家が殺される事件が発生。
警察は私怨などの線を疑うが、
縁もない2人組が、わずか40ドルの金を奪うための犯行だったと判明。
その後、ひどい事件が映画や現実にわんさか登場し、
悲しいかな、本作程度では言うほどひどくないと感じてしまう。
ティファニーで朝食をの原作者を描いた映画カポーティでも描かれた事件。
あちらでは、実際の事件を題材に、作家が小説にまとめる体裁。
モナリザを描くダビンチの絵と言うのを見た記憶があるが、そんな趣向で、
モナリザたる事件は、どちらの映画にも描かれている訳。
違いは、作者カポーティが写っているか否か。
あちらでは、犯人ペリーをもう少し掘り下げてた気がするから、
本作はちょっと物足りない。

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