「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン」(2022年米)
ブノワ・ブラン 私立探偵(ダニエル・クレイグ)
マイルズ・ブロン 実業家(エドワード・ノートン)
クレア・デベラ 女性州知事
ライオネル・トゥーサン 科学者
バーディ かつてのファッションアイコン(ケイト・ハドソン)
デューク インフルエンサー(デイヴ・バウティスタ)
アンディ 本名カサンドラ。マイルズの元共同創設者
ヘレン アンディの双子
ウイスキー デュークの彼女
ペグ バーディの付き人
ブランの夫 (ヒュー・グラント)
[前作のざっくりしたあらすじ]
起:作家スロンビーが喉を切って死に、遺産は看護師マルタに贈られる事に。
承:実はマルタが医療ミスを犯し、スロンビーが彼女をかばったのだ。
転:マルタは証拠を隠そうとするが、探偵に疑われる。
結:遺産がもらえないと知ったスロンビーの孫が薬をすり替えていた。
起:探偵ブランらは実業家マイルズに孤島に招かれ、殺人推理ゲームをする事に。
承:参加者のデュークが本当に死ぬ。
転:ブランとヘレンは、彼女の姉を殺した人物を探っていた。
結:マイルズの仕業だと突き止める。
2020年。州知事クレアの所へ、マイルズからと書かれた荷物が届く。
マイルズはクレアを支援している実業家だ。
科学者ライオネルは、奇抜な発想を実現させている。
彼もマイルズの支援を受けていた。
バーディやデュークの所へも、同じものが届いていた。
彼らは互いに連絡し、箱に様々なパズルが仕掛けられていると突き止める。
すべてを解くと箱が開き、中からマイルズの島への招待状が出てくる。
殺人ミステリーを解いてもらうと。
世界一の探偵とされるブランの所へも箱が届く。
港に招待客たちが集まり、クルーザーでマイルズの島へ向かう。
一同は友人同士だが、新顔のブランの登場には困惑する。
さらにアンディと言う女性が到着し、一同は動揺する。
アンディは企業の共同創設者だったが、マイルズに追い出されたのだ。
マイルズはなぜ彼女を呼んだのだろうか。
島でマイルズは一同を迎えるが、アンディが来た事には驚く。
一同は、「グラス・オニオン」と言うオニオン型の建物に案内される。
一方でマイルズは、探偵ブランを招待したつもりはないと言う。
マイルズが作った箱は5人分で、誰かがリセットして送ったに違いない。
だがマイルズはこの状況を気に入り、ブランも正式に招待する。
インフルエンサーのデュークは、護身用として常に銃を持っている。
バーディはかつてのファッションアイコンだったが、
今はデュークと立場が逆転している。
バーディは、一同の共通点はマイルズの金にしがみついている点だと言う。
彼の金の為なら、友も裏切ると。
バーディの付き人ペグはマイルズに、
パーディのバングラデシュに関する声明を止めてほしいと頼む。
声明を出せばバーディはおしまいで、ペグも仕事を失う。
マイルズは、逆にペグがバーディを止めろと告げる。その様子をブランが見ている。
マイルズは、デュークの彼女ウイスキーと絡んでいた。
デュークはそれを見て愕然とし、さらにその様子をブランが見る。
夜になって、一同が集まる。
部屋にはモナリザが飾られており、マイルズは短期で借りた本物だと言う。
マイルズは、炭素排出量ゼロの発電が可能になったと言う。
ライオネルはテスト中だと言うが、
マイルズは既にこの建物にその発電を使っていると明かす。
マイルズは、今晩殺人が起こると言う。島中にヒントを隠したと。
犯人を特定し、方法と動機を解明できたものが勝者だ。
週末をかけて一同で推理する予定だったが、ブランが開始前に解明してしまう。
バーディが犯人で、像にクロスボウを仕込んでいるのだ。
庭にはヒントとして「B」と書かれていた。
バーディは、マイルズにダイヤを盗まれた事を恨んでいた。
殺人は犯行前に阻止されたとし、ブランは得意気だ。
ゲームの用意は大変だったとマイルズは不満を漏らすが、
ブランは故意に台無しにしたのだと明かす。
マイルズは、恨みを持つ7人を集め、ゲームを通じて殺人を思い付くように仕向けた。
いずれもマイルズに弱みを握られており、
少なくとも1人はそれがゲームではないと知っていると。
マイルズは、「グラスオニオン」と言う店で起業のアイデアを思い付いたと話す。
今日いるメンバーは、全員がそこにいたのだ。
マイルズはそのアイデアをナプキンに書いて残していた。
今のマイルズは、一同にとって金のなる木だ。あのバーが恋しいと言う。
ゲームがなくなり、招待客の中には帰ると言い出す者も現れる。
一方で、アンディがなぜ来たかは謎のままだ。
一同はマイルズに付き、アンディは全員に人生を奪われたと恨んでいるはずだ。
そんな中、酒を飲んだデュークが苦しみ出して死ぬ。
窒息ではないようだが、解剖しなければ死因は分からない。
ブランは警察を呼ぶと言うが、クレアはスキャンダルになると止める。
ブランは一同を部屋に戻らせ、現場を確保すると言う。
するとマイルズは、デュークの飲んだグラスがマイルズ用だったと指摘。
マイルズが狙われたが、デュークがグラスを間違えたのだ。
動揺したマイルズは、犯人を見付ければ10億ドル出すと言い出す。
そんな中、デュークの銃がなくなっていると判明。
常に持っていると思って気に留めていなかったのだ。
さらに、アンディが姿を消す。
マイルズは、用意した殺人ゲームの仕掛けが始まってしまうと慌てる。
やがて夜10時になり、屋敷の照明が消えてしまう。
一同は、アンディの仕業だと怯える。
ブランは暗闇の中を調べ回り、アンディと合流。だがブランは彼女をヘレンと呼ぶ。
やがて銃声がして、一同はアンディが死んだと騒ぐ。
照明が戻り、一同は建物に戻る。
ブランは、ゲームは島に来る前から始まっていたと告げる。
時は遡り、ヘレンがブランを訪ねる。
姉アンディが死に、自殺とされたと言う。アンディとヘレンは双子なのだ。
ヘレンは、アンディは自殺した事を信じていなかった。
アンディの家は荒らされており、マイルズから箱に入った招待状が届いていた。
一方アンディは、死の直前に一同にメールを送っていた。
「ついに見つけた。彼の帝国を崩壊させる」と言う内容で、赤い封筒を手にしていた。
誰からも返信はなく、その翌日にアンディは死亡。赤い封筒はなくなっていた。
そこでヘレンは世界一の探偵であるブランを雇い、
島へ行って謎を解決してほしいと頼んだ。
ブランは、アンディの死を知る者はおらず、1週間公表を止めるように手配。
探偵だけ行けば警戒されると、ヘレンにも島に行くように頼む。
一同はアンディの死を知らず、犯人はアンディを始末しようとするだろう。
ブランは身の安全は保証出来ないとするが、ヘレンは覚悟を決める。
ヘレンはアンディに扮する。
マイルズには動機があるが、疑われると承知で危険を冒すとは思えない。
10年前、アンディは友達をマイルズに紹介した。
当初、一同は奔放な彼に呆れていたが、出資されてマイルズを慕うように。
マイルズはアンディの発案で起業し、新しい発電にも注目するが、
アンディは危険だと反対。
彼女は会社を半分にしようとするが、マイルズは弁護士を使ってアンディを追い出す。
その際、クレアはマイルズをかばう証言をした。
デュークもバーディもライオネルもだ。
マイルズは元ネタのナプキンを偽造し、起業は自身の発案だった事にした。
アンディは本物のナプキンを見付けたが、一同の全員がマイルズを守ったのだ。
ブランとヘレンは島へ乗り込む。
ライオネルとクレアは、アンディの脅しがウソである事を祈ると話す。
ヘレンはその話を盗み聞き。バーディの会話も録音し、ブランに報告。
皆アンディを殺す動機はあるようだ。
クレアとデュークは、ヘレンを呼び止め、メールについて聞きたいと言う。
一同はメールでは応答せず、電話していたが、アンディは出なかったと言うのだ。
そこでクレアとライオネルがアンディを訪ねたが、
彼女はおらず、既にデュークがいたと言う。
後にバーディも行ったと言うが、他の連中とは会っていない。
訪ねてどうするつもりだったのかと問うが、クレアは答えない。
これもブランに報告。
マイルズはいまだにFAXを使っており、大量のFAXが届いていた。
アンディがメールした数分後に、ライオネルが封筒の写真をFAXしていた。
デュークは「最後に頼む」と電話している。
そこへデュークが現れたのでブランは隠れ、デュークとウイスキーの関係を見たのだ。
デュークは再生数を上げたいと頼み、マイルズに断わられたと怒る。
ヘレンは録音を確認。
バーディとペグは声明の件でもめていた。
バーディは工場の失敗を引き受けており、マイルズがかばっているのだ。
一同全員がマイルズに保護されており、全員がアンディが殺された現場へ行った。
その中に封筒を手に入れた人物がいて、部屋に隠しているはずだ。
ヘレンは騒ぎを起こしたフリをして退席し、一同の部屋を探し回っていたのだ。
だがヘレンは、アンディ死亡のニュースが流れたと気付き、慌てる。
ウイスキーは部屋を荒らされたと気付くが、照明が切れてヘレンは逃げ出す。
ヘレンはブランと合流。封筒は見付かっていない。
2人は封筒が屋敷にあると考える。
誰がマイルズに渡したかは不明だと話すが、ヘレンは撃たれてしまう。。
だがヘレンは生きていた。
胸ポケットにあった本で助かったのだ。
ブランは、アンディが死んだ事にして時間を稼ぐので、屋敷を探せと指示する。
一同は、アンディが撃たれて死んだと信じていた。
ブランは一同を屋敷に入れ、真相を説明できると称する。
ヘレンはその間に屋敷を探り、封筒を見付ける。
ブランは、誰もマイルズを殺そうとしていないと指摘。
デュークがグラスを間違えて死んだと言うので、一同はそれを信じた。
だが実際はマイルズがグラスを渡したのだ。
アンディがメールを出した日、
デュークのバイクにぶつかりかけた車は、マイルズのものだった。
マイルズはギリシャにいた事になっていたのだが。
ブランは、封筒を公開されて困るのはマイルズだけだと言う。
封筒はマイルズのウソの帝国を滅ぼす。
マイルズはアンディを訪ね、脅しをかけるが、効果がなかったので薬を盛ったのだ。
デュークはニュースでアンディの死を知り、こっそりマイルズに知らせていた。
デュークはパイナップルアレルギーだった。
それでマイルズは、酒に毒ではなくパイナップルを混ぜて殺害したのだ。
ニュースを見た一同は、現れたのはアンディではなく双子のヘレンだと知る。
孤島には、アンディを亡き者にしたい者たちが集まっていた。
マイルズはデュークの銃を手に入れ、停電を起こしてヘレンを撃った。
そこまで、切り札である封筒は取っておいたのだ。
ヘレンが見付けた封筒には、アンディの筆跡のナプキンが入っていた。
マイルズはどちらがオリジナルかはわからないと言うが、
アンディのナプキンには「グラスオニオン」と店の名前が書かれていた。
店はその後に潰れ、マイルズが偽装したナプキンに店名は書かれていないのだ。
だがマイルズはアンディのナプキンを燃やしてしまい、証拠はないと言い張る。
ブランも、確かに唯一の証拠だったと認める。
ヘレンは一同に証言を求めるが、マイルズにしがみつく彼らは口を閉ざす。
ブランも出来るのはここまでとし、
後は警察には従わなくてはならないと言って退席する。
するとヘレンは飲んだグラスを割り、次々と高価なガラス細工を割り始めた。
一同も面白がるが、ヘレンはさらに壊し続け、屋敷に火を着けたので一同は慌てる。
新しい発電は水素を使っており、引火して爆発を起こす。
建物は崩壊。さらにヘレンは防火装置を解除し、モナリザも燃えてしまう。
一同は屋敷の外へ逃れる。
ヘレンは、マイルズの新しい発電が名画を燃やしたと言う。
マイルズの名前は永遠に残ると。
それでもマイルズは口裏を合わせようと言う。
だが、さすがに観念した一同は、
マイルズがナプキンを燃やしたのを見た、銃を取るのを見たと言う。
アンディの家から逃げるのを見たと言う者もいた。
立ち去ったヘレンは、見物していたブランの所へ。
懲らしめてやったと言い、警察の船が到着するのだった。
と言う訳で、ダニエル・クレイグが刑事を演ずるシリーズの第2弾。
前作はなかなか面白かったけど、本作はネットフリックスでしか観られないと言う形。
こういうの、何とかならないんすかね。
クレイグ扮する探偵ブランは、富豪のエドワード・ノートンに招かれて孤島へ。
ノートンは実業家で、集まった連中は皆彼の恩恵を受けていた。
一方で、ブランを招待したつもりはなかったのだが
殺人謎解きゲームを企画していたノートンは、その状況を面白がる。
ブランはゲーム開始前に謎を解いてしまい、場は白けた感じに。
ところが、参加者の1人が本当に殺され、
ノートンは犯人が自分を狙っていたのだと怯える。
さらに、ノートンに追い出された元共同創業者も殺され、現場は大混乱。
ここまでいろんな人間模様が交錯して、理解しようとするのに必死だったが
そこで、実は。。と言う秘密が明かされ、だんだん事情が分かってくると言う流れに。
真相はともかく、犯人はそこそこ早めにわかって
追い詰める方法は、推理と言うよりは感情に訴えた印象。
前作のブランは、迷探偵かと思わせて、名探偵だったと言う点が面白かったが
本作では迷探偵ぽさはなくて、ちょっと違うけど展開はなかなか面白かった。
ちなみにブランはゲイらしくて、結婚相手としてヒュー・グラントがちらっと登場。
そこは掘り下げられない。
ブノワ・ブラン 私立探偵(ダニエル・クレイグ)
マイルズ・ブロン 実業家(エドワード・ノートン)
クレア・デベラ 女性州知事
ライオネル・トゥーサン 科学者
バーディ かつてのファッションアイコン(ケイト・ハドソン)
デューク インフルエンサー(デイヴ・バウティスタ)
アンディ 本名カサンドラ。マイルズの元共同創設者
ヘレン アンディの双子
ウイスキー デュークの彼女
ペグ バーディの付き人
ブランの夫 (ヒュー・グラント)
[前作のざっくりしたあらすじ]
起:作家スロンビーが喉を切って死に、遺産は看護師マルタに贈られる事に。
承:実はマルタが医療ミスを犯し、スロンビーが彼女をかばったのだ。
転:マルタは証拠を隠そうとするが、探偵に疑われる。
結:遺産がもらえないと知ったスロンビーの孫が薬をすり替えていた。
起:探偵ブランらは実業家マイルズに孤島に招かれ、殺人推理ゲームをする事に。
承:参加者のデュークが本当に死ぬ。
転:ブランとヘレンは、彼女の姉を殺した人物を探っていた。
結:マイルズの仕業だと突き止める。
2020年。州知事クレアの所へ、マイルズからと書かれた荷物が届く。
マイルズはクレアを支援している実業家だ。
科学者ライオネルは、奇抜な発想を実現させている。
彼もマイルズの支援を受けていた。
バーディやデュークの所へも、同じものが届いていた。
彼らは互いに連絡し、箱に様々なパズルが仕掛けられていると突き止める。
すべてを解くと箱が開き、中からマイルズの島への招待状が出てくる。
殺人ミステリーを解いてもらうと。
世界一の探偵とされるブランの所へも箱が届く。
港に招待客たちが集まり、クルーザーでマイルズの島へ向かう。
一同は友人同士だが、新顔のブランの登場には困惑する。
さらにアンディと言う女性が到着し、一同は動揺する。
アンディは企業の共同創設者だったが、マイルズに追い出されたのだ。
マイルズはなぜ彼女を呼んだのだろうか。
島でマイルズは一同を迎えるが、アンディが来た事には驚く。
一同は、「グラス・オニオン」と言うオニオン型の建物に案内される。
一方でマイルズは、探偵ブランを招待したつもりはないと言う。
マイルズが作った箱は5人分で、誰かがリセットして送ったに違いない。
だがマイルズはこの状況を気に入り、ブランも正式に招待する。
インフルエンサーのデュークは、護身用として常に銃を持っている。
バーディはかつてのファッションアイコンだったが、
今はデュークと立場が逆転している。
バーディは、一同の共通点はマイルズの金にしがみついている点だと言う。
彼の金の為なら、友も裏切ると。
バーディの付き人ペグはマイルズに、
パーディのバングラデシュに関する声明を止めてほしいと頼む。
声明を出せばバーディはおしまいで、ペグも仕事を失う。
マイルズは、逆にペグがバーディを止めろと告げる。その様子をブランが見ている。
マイルズは、デュークの彼女ウイスキーと絡んでいた。
デュークはそれを見て愕然とし、さらにその様子をブランが見る。
夜になって、一同が集まる。
部屋にはモナリザが飾られており、マイルズは短期で借りた本物だと言う。
マイルズは、炭素排出量ゼロの発電が可能になったと言う。
ライオネルはテスト中だと言うが、
マイルズは既にこの建物にその発電を使っていると明かす。
マイルズは、今晩殺人が起こると言う。島中にヒントを隠したと。
犯人を特定し、方法と動機を解明できたものが勝者だ。
週末をかけて一同で推理する予定だったが、ブランが開始前に解明してしまう。
バーディが犯人で、像にクロスボウを仕込んでいるのだ。
庭にはヒントとして「B」と書かれていた。
バーディは、マイルズにダイヤを盗まれた事を恨んでいた。
殺人は犯行前に阻止されたとし、ブランは得意気だ。
ゲームの用意は大変だったとマイルズは不満を漏らすが、
ブランは故意に台無しにしたのだと明かす。
マイルズは、恨みを持つ7人を集め、ゲームを通じて殺人を思い付くように仕向けた。
いずれもマイルズに弱みを握られており、
少なくとも1人はそれがゲームではないと知っていると。
マイルズは、「グラスオニオン」と言う店で起業のアイデアを思い付いたと話す。
今日いるメンバーは、全員がそこにいたのだ。
マイルズはそのアイデアをナプキンに書いて残していた。
今のマイルズは、一同にとって金のなる木だ。あのバーが恋しいと言う。
ゲームがなくなり、招待客の中には帰ると言い出す者も現れる。
一方で、アンディがなぜ来たかは謎のままだ。
一同はマイルズに付き、アンディは全員に人生を奪われたと恨んでいるはずだ。
そんな中、酒を飲んだデュークが苦しみ出して死ぬ。
窒息ではないようだが、解剖しなければ死因は分からない。
ブランは警察を呼ぶと言うが、クレアはスキャンダルになると止める。
ブランは一同を部屋に戻らせ、現場を確保すると言う。
するとマイルズは、デュークの飲んだグラスがマイルズ用だったと指摘。
マイルズが狙われたが、デュークがグラスを間違えたのだ。
動揺したマイルズは、犯人を見付ければ10億ドル出すと言い出す。
そんな中、デュークの銃がなくなっていると判明。
常に持っていると思って気に留めていなかったのだ。
さらに、アンディが姿を消す。
マイルズは、用意した殺人ゲームの仕掛けが始まってしまうと慌てる。
やがて夜10時になり、屋敷の照明が消えてしまう。
一同は、アンディの仕業だと怯える。
ブランは暗闇の中を調べ回り、アンディと合流。だがブランは彼女をヘレンと呼ぶ。
やがて銃声がして、一同はアンディが死んだと騒ぐ。
照明が戻り、一同は建物に戻る。
ブランは、ゲームは島に来る前から始まっていたと告げる。
時は遡り、ヘレンがブランを訪ねる。
姉アンディが死に、自殺とされたと言う。アンディとヘレンは双子なのだ。
ヘレンは、アンディは自殺した事を信じていなかった。
アンディの家は荒らされており、マイルズから箱に入った招待状が届いていた。
一方アンディは、死の直前に一同にメールを送っていた。
「ついに見つけた。彼の帝国を崩壊させる」と言う内容で、赤い封筒を手にしていた。
誰からも返信はなく、その翌日にアンディは死亡。赤い封筒はなくなっていた。
そこでヘレンは世界一の探偵であるブランを雇い、
島へ行って謎を解決してほしいと頼んだ。
ブランは、アンディの死を知る者はおらず、1週間公表を止めるように手配。
探偵だけ行けば警戒されると、ヘレンにも島に行くように頼む。
一同はアンディの死を知らず、犯人はアンディを始末しようとするだろう。
ブランは身の安全は保証出来ないとするが、ヘレンは覚悟を決める。
ヘレンはアンディに扮する。
マイルズには動機があるが、疑われると承知で危険を冒すとは思えない。
10年前、アンディは友達をマイルズに紹介した。
当初、一同は奔放な彼に呆れていたが、出資されてマイルズを慕うように。
マイルズはアンディの発案で起業し、新しい発電にも注目するが、
アンディは危険だと反対。
彼女は会社を半分にしようとするが、マイルズは弁護士を使ってアンディを追い出す。
その際、クレアはマイルズをかばう証言をした。
デュークもバーディもライオネルもだ。
マイルズは元ネタのナプキンを偽造し、起業は自身の発案だった事にした。
アンディは本物のナプキンを見付けたが、一同の全員がマイルズを守ったのだ。
ブランとヘレンは島へ乗り込む。
ライオネルとクレアは、アンディの脅しがウソである事を祈ると話す。
ヘレンはその話を盗み聞き。バーディの会話も録音し、ブランに報告。
皆アンディを殺す動機はあるようだ。
クレアとデュークは、ヘレンを呼び止め、メールについて聞きたいと言う。
一同はメールでは応答せず、電話していたが、アンディは出なかったと言うのだ。
そこでクレアとライオネルがアンディを訪ねたが、
彼女はおらず、既にデュークがいたと言う。
後にバーディも行ったと言うが、他の連中とは会っていない。
訪ねてどうするつもりだったのかと問うが、クレアは答えない。
これもブランに報告。
マイルズはいまだにFAXを使っており、大量のFAXが届いていた。
アンディがメールした数分後に、ライオネルが封筒の写真をFAXしていた。
デュークは「最後に頼む」と電話している。
そこへデュークが現れたのでブランは隠れ、デュークとウイスキーの関係を見たのだ。
デュークは再生数を上げたいと頼み、マイルズに断わられたと怒る。
ヘレンは録音を確認。
バーディとペグは声明の件でもめていた。
バーディは工場の失敗を引き受けており、マイルズがかばっているのだ。
一同全員がマイルズに保護されており、全員がアンディが殺された現場へ行った。
その中に封筒を手に入れた人物がいて、部屋に隠しているはずだ。
ヘレンは騒ぎを起こしたフリをして退席し、一同の部屋を探し回っていたのだ。
だがヘレンは、アンディ死亡のニュースが流れたと気付き、慌てる。
ウイスキーは部屋を荒らされたと気付くが、照明が切れてヘレンは逃げ出す。
ヘレンはブランと合流。封筒は見付かっていない。
2人は封筒が屋敷にあると考える。
誰がマイルズに渡したかは不明だと話すが、ヘレンは撃たれてしまう。。
だがヘレンは生きていた。
胸ポケットにあった本で助かったのだ。
ブランは、アンディが死んだ事にして時間を稼ぐので、屋敷を探せと指示する。
一同は、アンディが撃たれて死んだと信じていた。
ブランは一同を屋敷に入れ、真相を説明できると称する。
ヘレンはその間に屋敷を探り、封筒を見付ける。
ブランは、誰もマイルズを殺そうとしていないと指摘。
デュークがグラスを間違えて死んだと言うので、一同はそれを信じた。
だが実際はマイルズがグラスを渡したのだ。
アンディがメールを出した日、
デュークのバイクにぶつかりかけた車は、マイルズのものだった。
マイルズはギリシャにいた事になっていたのだが。
ブランは、封筒を公開されて困るのはマイルズだけだと言う。
封筒はマイルズのウソの帝国を滅ぼす。
マイルズはアンディを訪ね、脅しをかけるが、効果がなかったので薬を盛ったのだ。
デュークはニュースでアンディの死を知り、こっそりマイルズに知らせていた。
デュークはパイナップルアレルギーだった。
それでマイルズは、酒に毒ではなくパイナップルを混ぜて殺害したのだ。
ニュースを見た一同は、現れたのはアンディではなく双子のヘレンだと知る。
孤島には、アンディを亡き者にしたい者たちが集まっていた。
マイルズはデュークの銃を手に入れ、停電を起こしてヘレンを撃った。
そこまで、切り札である封筒は取っておいたのだ。
ヘレンが見付けた封筒には、アンディの筆跡のナプキンが入っていた。
マイルズはどちらがオリジナルかはわからないと言うが、
アンディのナプキンには「グラスオニオン」と店の名前が書かれていた。
店はその後に潰れ、マイルズが偽装したナプキンに店名は書かれていないのだ。
だがマイルズはアンディのナプキンを燃やしてしまい、証拠はないと言い張る。
ブランも、確かに唯一の証拠だったと認める。
ヘレンは一同に証言を求めるが、マイルズにしがみつく彼らは口を閉ざす。
ブランも出来るのはここまでとし、
後は警察には従わなくてはならないと言って退席する。
するとヘレンは飲んだグラスを割り、次々と高価なガラス細工を割り始めた。
一同も面白がるが、ヘレンはさらに壊し続け、屋敷に火を着けたので一同は慌てる。
新しい発電は水素を使っており、引火して爆発を起こす。
建物は崩壊。さらにヘレンは防火装置を解除し、モナリザも燃えてしまう。
一同は屋敷の外へ逃れる。
ヘレンは、マイルズの新しい発電が名画を燃やしたと言う。
マイルズの名前は永遠に残ると。
それでもマイルズは口裏を合わせようと言う。
だが、さすがに観念した一同は、
マイルズがナプキンを燃やしたのを見た、銃を取るのを見たと言う。
アンディの家から逃げるのを見たと言う者もいた。
立ち去ったヘレンは、見物していたブランの所へ。
懲らしめてやったと言い、警察の船が到着するのだった。
と言う訳で、ダニエル・クレイグが刑事を演ずるシリーズの第2弾。
前作はなかなか面白かったけど、本作はネットフリックスでしか観られないと言う形。
こういうの、何とかならないんすかね。
クレイグ扮する探偵ブランは、富豪のエドワード・ノートンに招かれて孤島へ。
ノートンは実業家で、集まった連中は皆彼の恩恵を受けていた。
一方で、ブランを招待したつもりはなかったのだが
殺人謎解きゲームを企画していたノートンは、その状況を面白がる。
ブランはゲーム開始前に謎を解いてしまい、場は白けた感じに。
ところが、参加者の1人が本当に殺され、
ノートンは犯人が自分を狙っていたのだと怯える。
さらに、ノートンに追い出された元共同創業者も殺され、現場は大混乱。
ここまでいろんな人間模様が交錯して、理解しようとするのに必死だったが
そこで、実は。。と言う秘密が明かされ、だんだん事情が分かってくると言う流れに。
真相はともかく、犯人はそこそこ早めにわかって
追い詰める方法は、推理と言うよりは感情に訴えた印象。
前作のブランは、迷探偵かと思わせて、名探偵だったと言う点が面白かったが
本作では迷探偵ぽさはなくて、ちょっと違うけど展開はなかなか面白かった。
ちなみにブランはゲイらしくて、結婚相手としてヒュー・グラントがちらっと登場。
そこは掘り下げられない。
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