ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2022/10/01 「地獄へ秒読み」

2022-10-01 00:00:00 | 日記
「地獄へ秒読み」(1959年米英)

エリッヒ・コートナー リーダー(ジャック・パランス)
カール・ワーツ メンバー
グロブキー メンバー
ティリグ メンバー
スルキ メンバー
ラフラー メンバー
マーゴ 未亡人
バウアー 連絡係の女性

起:コートナーらは戦争で残った不発弾の除去に取り組む。
承:メンバーが次々犠牲になる。
転:コートナーとカールが残る。
結:カールも死に、生き延びたのはコートニーだけだった。

 第二次大戦中に投下された爆弾が、不発弾として世界各地の街に残っていた。
不発弾処理の為に、ドイツでも元兵士6人が集まる。
危険な仕事だが、失業中の彼らはこれをするしかないのだ。
 6人は不発弾処理部隊を組み、コートナーがリーダーとなる。
 指定された期間をこなせば報酬がもらえる契約だ。
期間の半分を終え、36発の除去に成功。
だが、グロブキーが除去に失敗して死亡する。
コートナーは動揺し、原因追求しなければまた犠牲者が出ると心配する。
彼の提案で、どういう作業をしたかの記録を残す事に。
辞めれば失業で、続けるしかない。
 コートナーは引き継ぎ除去に取り込むが、極度のストレスを感じる。
コートナーは、未亡人のマーゴがカールの相手をしているのを咎める。
マーゴは、あなたも愛を求めているはずだと言う。

 爆弾除去していたティリグが、壁が崩れて下敷きになる。
コートニーは発火装置の解除に成功するが、壁が崩落してティレグは犠牲になる。
 マーゴはショックを受け、コートナーと慰め合う。
元建築家だったコートニーは、自身の設計したビルの瓦礫を見て複雑に想う。
 さらに事故があり、スルキが犠牲になる。
残るのは、コートナー、カール、ラフラーの3人だけに。
もうやめようと言う意見も出るが、
あと1ヶ月で報酬を得られると、カールは降りるつもりはないと言う。
 運河で爆弾が見付かる。コートナーは大量に沈んでいるはずと考える。
ラフラーと分担して対応するが、ラフラーが溺死してしまう。
マーゴは辞めるように頼むが、コートナーは信念は曲げられないと言う。

 カールが爆弾を見付け、コートナーがかけつける。
コートナーが代わりに押さえ、自由になったカールがスパナを取りに行く事に。
だが、カールはロープを引いて、コートナーを爆殺しようとする。
コートナーは無事で、カールを殴り倒す。
カールは再び爆弾に取り組みコートニーは立ち去るが、背後で爆発音がするのだった。

 彼らの活動が、再興の土台を築いた。
5人が犠牲になり、コートナーだけが生き延びたのだ。

 と言う訳で、ロバート・アルドリッチ監督による爆弾解除もの。
(そんなジャンルがあるか知らんけど)
舞台は第二次大戦直後のドイツで、
街は空襲で廃墟と化し、不発弾が大量に埋まっていた。
これらを除去しなければ街の復興は叶わないと、6人の命知らずが取り組むと言う訳。
設定は面白そうで、メンバーは次々犠牲になっていくが
「恐怖の報酬」のような、爆発物を扱うハラハラ感は弱い。
リーダーはジャック・パランスで、悪役の多いパランスだが
本作ではちょっとかっこいい印象。

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