「シャーク・ド・フランス」(2022年仏)
マジャ・ボルドナーヴ 憲兵隊。引退が近い
ティエリー マジャの夫
ブレーズ マジャの同僚
ウジェニー マジャの同僚。新人
ルーベン マジャの上司
起:サメによる被害が出て、憲兵隊マジャは対決を決意する。
承:サメを仕留めるが、新たな犠牲者が出て、マジャが非難される。
転:マジャは再対決を決意する。
結:サメを倒し、マジャの汚名は返上される。
憲兵隊のマジャは、砂洲に突っ込んだ船を救助。
何かに体当たりされたらしく、サメを見たと言う。
マジャは5メートルのサメだと報告。
だが上司ルーベンは不確かな情報だとし、ビーチは閉鎖されない。
引退が近いマジャに対し、ルーベンは穏便に過ごせと告げる。
ビーチの遊戯施設で、バラバラになった死体の一部が見付かる。
検視官は、歯形からサメによるものと判断。
南の魚が北へ移動しており、温暖化の影響かも知れないと言う。
サメの仕業として、ビーチの閉鎖を訴える連中がデモを行う。
だが遊戯施設のオーナーらは反発し、市長は封鎖に消極的だ。
マジャはサメ退治に意欲を燃やし、ルーベンは1週間だけ働く事を許可する。
マジャは、ブレーズ、新人のウジェニーとサメ退治へ出発。
マジャが麻酔を撃ち込み、サメを仕留める事に成功する。
該当のサメは絶滅危惧種であり、殺さずにインド洋に放つ事となる。
引退パーティを終えたマジャは、夫ティエリーとビーチへ。
サメを倒した功労者として、マジャは人々に感謝される。
だが、新たにサメの犠牲らしき死体が見付かり、ビーチが再び閉鎖される。
あのサメだと騒がれ、殺さなかったマジャは非難される。
サメの報告が相次ぎ、マジャはネットで非難される。
父親をサメに殺されたと言う双子の暴行を受け、マジャ夫婦はキャンプ場へ避難。
だが、周囲の目が気になる。
マジャは再びサメと戦う事を決意。止めるティエリーを縛って出ていく。
ブレーズとウジェニーもかけつける。
マジャらは船で沖へ。
サメに体当たりされ、ウジェニーが海に転落。
ブレーズが助けるが、ブレーズは犠牲となる。
マジャは檻に入って、サメを倒そうとするが、
自分の血でおびき寄せようとするが、ブレーズの死体を目撃。
ショックを受けた所をサメに襲われる。
ウジェニーが飛び込み、気絶しているマジャを救出。照明弾でサメを倒す。
マジャらは、犠牲になったブレーズらを追悼。
マジャの汚名は返上されたが、物語は終わっていない。
ティエリーはマジャを助けようと強引に抜け出し、死んでいるのが見付かる。
小さな町には大きな事件だった。今年はサメの年だったのだ。
と言う訳で、サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の特集をしていて、二十一番目に観た代物。
今度はフランス映画。
フランス製のサメ映画と言うのも珍しいが、
本作が異色なのは、主人公が引退寸前の強面の女性だと言う点。
(男でも、若い女性でもない)
ビーチにサメが現れ、憲兵隊と言う警察みたいな組織のマディらがサメ退治に。
麻酔で仕留めて、一躍マディは英雄扱いを受ける。
だが、このサメは絶滅危惧種だとして、殺さずにインド洋に放つ事に。
インド洋からはるばる戻ったのか、移送中に逃げたのか知らんけど
再びサメは舞い戻って、犠牲者が出る。
すると世間では、殺さなかったせいだとなぜかマディを非難するように。
この理不尽な展開は、今時のSNSでありそうな話。
耐えかねたマディは、再びサメと対決する事を誓う。
ちなみに、サメを倒したのはマディではない別の人で
あれ?誰が主人公?と戸惑わされた。
映画の紹介では、コメディとなっており
「サメ映画あるある」的なクスリくらいの笑いはあれど、
あまりコメディ感は感じなかった。
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