ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2018/05/02 「レディ・プレイヤー1」

2018-05-02 00:00:00 | 日記
「レディ・プレイヤー1」

 あまり候補にしてなかったんだけど、連休で時間が空いたので見ました。
CMで見ると、ガンダムとかキティちゃんとか入り乱れた世界の話らしくて
ピクセルみたいな話なのかなと気になったので。
最近スピルバーグ作品見てなかったし
近作は以前ほど評価してないんだけど、まあ見てみますか。

ウェイド・ワッツ パーシバル
サマンサ・クック アルテミス(ベイツ・モーテルのエマ)
ヘレン エイチ
ゾウ ショウ
トシロウ ダイトウ

ノーラン・ソレント IOI社幹部(ローグワンの司令官)
アイロック ソレントに雇われた殺し屋
ハリデー オアシスの生みの親。故人(ブリッジ・オブ・スパイのアベル)
オグデン・モロー ハリデーの元相棒(サイモン・ペグ)

起:仮想世界オアシスの権利をめぐって、世界中の人々が3つの謎を解こうとする。
承:仮想世界で知り合ったウェイドとサマンサが謎の2つを解く。
転:大企業IOIが金にものを言わせて謎を解こうとする。
結:ウェイドらが反撃し、3つ目の謎を解く。

①仮想世界が当たり前になった近未来。
オアシスと言う仮想世界の権利をめぐって、人々は3つの謎を解く事に。

 近未来。世界中の人々はオアシスと言う仮想世界で、
自分好みのアバターを使って気ままに生活するように。
青年ウェイドもそんな中の一人だが、
実際にはおばさんに養われ、コンテナの部屋をあてがわれていた。
オアシスの生みの親はハリデーと言う人物だが、
最近亡くなり、後継者を決める為に、3つの謎を遺していた。
これを最初に解いた者に、オアシスのすべての権利を与えると言うのだ。
オアシスの権利を得ると言う事は、今や世界の支配権を得るのと同じ。
と言う事で、世界中の人々は秘密を解こうと奮戦。
まあ、映画の世界の話だけど、世界中の人が同じゲームに取り組む訳です。
だが、いまだ1つ目の謎を解いた者もいない状態。
一方、世界の支配権を狙う大企業IOIは、
金にものを言わせて、総動員で謎を解こうとしていた。

②パーシバルと名乗るウェイドは、第1の謎でアルテミスと知り合う。

 第1の謎はレーシングゲームだ。
同じゲームを何回も挑戦でき、ウェイドはオアシスで知り合った仲間エイチと参加。
エイチは大男で、親友と感じていたが、実際に会った事はない。
エイチが良いポジションを確保してくれたのだが、
スタートするタイミングになって、ウェイドは燃料が足らない事に気付く。
そこで後ろの方に回って、そこでスタート。
前を進むプレイヤーがクラッシュすると、なぜかコインが転がって、
それを回収すると燃料になるのだ。
ウェイドの乗るマシンは、バックトゥザフューチャーのデロリアン。
彼の前に、AKIRAのバイクが現れる。
それが有名な女性プレイヤーであるアルテミスだと気付く。
周囲のプレイヤーが次々やられていく中、ウェイドとアルテミスがリード。
コースの周囲にキングコングが飛び回り、レースを妨害。
あと少しでゴールなのだが、
このままではコングにやられると気付き、ウェイドはアルテミスの行く手を遮る。
結局、2人ともゲームオーバーになってしまう。

③秘密に気付いたウェイドは第1の謎を解き、パーシバルは英雄となる。

 オアシスの中には、ハリデーの人生を記録した図書館があり、
ウェイドは何度も訪れていた。
他のプレイヤーはやみくもにレースを繰り返すが、彼は謎を解こうとしていたのだ。
ハリデーの言葉の中に、止まる事も必要だみたいなセリフがあり、
何度も聞いていたのだが、それがヒントだと気付く。
再びレースに参加したウェイドは、他のプレイヤーがスタートしても止まったまま。
おもむろにバックすると、地下に潜る入口が現れたのだ。
今まで走っていたコースの下に地下のコースがあり、地上の様子は透けて見えるが、
コングが暴れても何の影響も受けない。おかげで楽々、ゴールに到着する。
ゴールに着くと、ゲームにありがちな長老みたいな扮装のハリデーが鍵を渡す。
今まで、第1ステージの記録には誰の名前も表示されていなかったが、
ついにウェイドのゲームネームであるパーシバルが表示される。
これは他のプレイヤー、中でもIOIの連中を愕然とさせる。

④第2の謎を解くため、ウェイドはアルテミスと協力する。

 第1の謎を解決したパーシバルは、オアシスの中で英雄的存在となっていた。
最初にクリアしたウェイドには、
その商品としてプレイする上で使えるハードが現実世界に届く。
さらに大量のコインももらえたので、
この先の攻略に有利になりそうなアイテムを調達。
パーシバルのクリア方法を参考にし、アルテミスとエイチも第1の謎をクリア。
エイチからさらに、ショウやダイトウと言う連中に伝わり、彼らもクリアする。
今までそっけなかったアルテミスだが、パーシバルに接近するように。
その目的は第2の謎を解くためだ。
アルテミスはウェイドと同様に、
なぜか70~80年代のカルチャーに詳しくて意気投合する。

⑤権利を手に入れようとする大企業IOIは、現実のウェイドに魔手を伸ばす。

 アルテミスとウェイドは共に第2の謎に取り組むが
何をすればゴールとなるかは、第1の謎に比べるとわかりにくい。
一方、アルテミスに夢中のウェイドは素性を明かし、
現実の世界でも会おうと言い出す。
だが、どこで監視されているかわからない状況で、
無謀な行為だとアルテミスをあきれさせる。
案の定、パーシバルを監視していたIOIは、ウェイドの正体を知ってしまう。
IOIはパーシバルを始末しようと、その家を爆破してしまう。
実はウェイドはおばさんの恋人を怒らせて、家を追い出されていた。
おかげでウェイドは難を逃れるが、おばさんたちが死んでしまう。

⑥第2の謎はアルテミスが解く。

 第2の謎を解くため、ウェイドとアルテミス以外に、
エイチ、ショウ、ダイトウと言う5名が集まる。
何やらハリデーの過去をめぐる謎を解くと言うのが鍵らしい。
一同は映画を選ぶ事になるが、
ハリデーの過去に詳しいウェイドは、ハリデーが恋人と見たシャイニングを選択。
エイチはごっつい男だが、シャイニングを見た事がなく、ホラーと知って怖がる。
で、シャイニングを知っていればクリアできるのかと言うと、そうでもない。
いろんなトラップで次々やられるが、最後に残ったアルテミスが、
ハリデーは恋人に気持ちを伝えたかったのだと気付き、クリアする。

⑦IOIはアルテミスことサマンサを捕らえる。
ウェイドは、仮想世界の仲間ヘレンらと合流する。

 ウェイドはようやく現実世界のアルテミスことサマンサと会う事に。
彼女はIOIに反発するグループのメンバーだった。
サマンサは顔にあざがある事を気にしていたが、ウェイドは気にしないと言う。
なぜあざがあるのかは、最後まで説明がない。
IOIは抵抗勢力を捕らえ、サマンサも捕らわれてしまう。
捕らえた側は、彼女がアルテミスとは知らないでだ。
これに弱ったウェイドは、現実世界の仲間と合流。
いかつい男のエイチは実は女の子。ショウは少年だった。

⑧IOIは第3の謎を解くため、大勢導入する。
ウェイドらはそれを阻止すべく、ゲーム仲間を集める。

 続く第3の謎も何をすれば良いかよくわからず、IOIは多数のメンバーを動員。
やみくもにクリアしようとしていた。
凍った湖みたいな所で先へ進めば良いようだが、
何回チャレンジしても、アウトと判定されて、湖に落ちてしまう。
もっとも、この世界ではやられても何分か経つと再チャレンジできるのだが。
どうやらクラシックなゲームをクリアすれば良いのだが、
対象がどのゲームかわからない。
一方、ウェイドらはIOIに反旗を翻すべく、彼らを快く思わない者を集めていた。

⑨ウェイドの仲間とIOIが総決戦に。

 ウェイドらは、IOIの指導者であるソレントが見る仮想世界に入り込み、
あたかも現実世界に戻ったと錯覚させ、捕らわれていたサマンサを救出する事に成功。
IOIはウェイドらを蹴散らそうと、大勢の戦士を集めていた。
(謎をクリアしようとしてる連中とは別に)
殺し屋も雇ってたけど、あまり印象がない。
だがウェイドの方にも大勢の仲間が集結。
いろんなキャラに扮した連中が入り乱れる総決戦に。
ウェイド側はガンダムを繰り出し、IOI側はメカゴジラを出す。
激しい戦いの末、ウェイド側が勝利する。

⑩IOIは第3の謎を解くのに失敗。ウェイドが謎を解く。

 だがIOI側は、金にものを言わせて持っていた最終兵器を発動。
ウェイド側のすべてのキャラがゲームオーバーになってしまう。
今まで暫定1位と表示されていたウェイドの名前も消える。
一同は途方に暮れ、ソレントももはや自分の勝利だと確信。
ところが、ウェイドの名前だけが復活した。
実は、図書館を調べた際に、ウェイドは管理人からコインを渡されていたのだ。
そのコインが、1回だけ復活できるような魔法のコインだったのだ。
IOI軍団は湖でやみくもにクラシックなゲームに挑戦。
ようやく、これか!と言う迷路みたいなゲームを見つけ出す。
知識を総結集してゲームをクリアするが、それでも謎をクリアした事にならない。
ここへ満を持してウェイドが到着。
ウェイドは、隠し部屋こそ謎だと確信。その理屈は忘れたけど、見事謎をクリアする。

⑪ウェイドはゲームクリアするが、IOIは賞品獲得を妨害する。

 現れたハリデーは、第3の謎をクリアしたとしてウェイドに鍵を渡す。
これを鍵穴に刺すと、全クリアとなるのだ。
そうはさせじと、ソレントが妨害してきた。
ウェイドは仲間のトレーラーの荷台でプレイしていたのだが、
ソレントの車が体当たりし、車体が揺れてなかなか鍵が刺せない。
カーチェイスになった末、何とか鍵を刺す事に成功する。

⑫ウェイドは仮想世界の権利を得て、IOI幹部ソレントは逮捕される。

 ついにウェイドは仮想世界オアシスのすべての権利を得る。
トレーラーを降りると、ハリデーの元相棒で仲違したモローが待っていた。
実は図書館の管理人はモローの分身で、
彼はハリデーと仲違したことを悔やんでいたのだ。
ソレントはかけつけた警察に逮捕される。
ウェイドは、クリアしたものだけに許される権利としてハリデーと対面。
よくぞクリアしたとか、権利を譲るとかいう話をされる。
ウェイドは感激するが、
仮想世界の中なのに、ハリデーがアバターを使わず素顔なのを不思議がる。
何かハリデーの考えがありそうだが、狙いはよくわからないまま。
ウェイドはオアシスをこれまで通り皆に開放するが、
週2日は現実世界を楽しむように定める。
そして自ら率先してサマンサと過ごすのだった。

 と言う訳で、多くの人々が仮想世界に没頭するようになった近未来。
仮想世界の生みの親である人物が死亡。
彼は3つの謎を遺し、その謎を解いた者に世界の権利を譲ると言う。
近未来において、それは世界の支配権を譲るに等しい話で
大企業が金にものを言わせて謎を解こうとする。
仮想世界は言ってみれば、ネット参加のゲームみたいで、いろんなキャラが同居。
参加者は誰にでもなれるから、ガンダムやキティちゃんが登場してくる訳。
さらに主人公と相手役の彼女は、なぜか70~80年代のカルチャーに詳しくて
(その時代に生きてた訳でもないのに)
バカルーバンザイは最高!なんてセリフが出てくると
本作に出てくるアイテムをすべて理解するのは無理だなと言う気になります。
主人公はあまり裕福でない少年だが、ゲーム技術は抜きんでていた。
彼が仲間と共に、大企業を出し抜いて最終的に勝利を得る展開で
こんな話、どこかで見た事あるよね。
主人公がハッキング技術で大企業の裏をかくあたりはウォーゲーム風。
仮想世界の生みの親の境遇に詳しくて、クリアのヒントに気付くのはグーニーズ風。
なぜか映画版のシャイニングを再現しようとするようなシーンもあり、
何かその年代を対象にしてるような印象も受ける。
おかげで個人的には面白かったけど、万人に受けるかどうかは微妙。
そして、スピルバーグの悪い癖と言うか、やはり尺が2時間半と長い。
2時間くらいに収めれば、もっと面白かった気がします。

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