感動：宇津井健さん

数日前、俳優の宇津井健さんが亡くなった

若い頃から悪役は似合わない、正義の味方がよく似合う俳優だった。
清潔すぎて、芸能人としては少し不自然な魅力のあるスターだったと思う。

年輪を増すごとに味が出て、よき父親役がよく似合い、
一層人間味豊かな人物像を演じていたと感じる。

演じていたというより、本人の人柄が滲み出ていたのだと改めて思った。
どんなに他人を演じても、きっとどこかにその人となりが見えてしまうのだろうか。

宇津井健さんの死亡に関わる記事を読んで、
改めて素晴らしい男らしさに感心してしまった。

奥様を亡くされ、お一人で頑張ってから素晴らしい女性と巡り合い、
自分の死を受け入れ、自分の葬儀の喪主をその女性に託し、
しかも、亡くなる数時間前に入籍して「籍も無事に入れて、よかった、よかった」
と納得して息を引き取ったという。

本物のラブストーリを見た想いである。
実にかっこいい、誰もが憧れる最期だと思う。

銀幕のスターがまた一人いなくなったのは寂しいけれど、
いい俳優像を長い間観せてもらったことに感謝して、心からお悔やみ申し上げます。



いろんな記事を読むと、実の子供の育て方も立派だったのだろうと想像でき、
私生活でも、本物のお父さんだったことに感激し、
最近にない感動をもらい、思わずブログに書かせてもらいました。ー合掌ー