海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

「男はつらいよ」で思い出した夏休み

2022-08-19 | ただの雑感
毎週、土曜日18時30分にBS放映される番組を録画しています

今は亡き名優・渥美清氏主演の「男はつらいよ」は何回観ても飽きないし、懐かしい景色と人情に気持ちが温まって豊かになれる。
50作品を作り続けて全てがヒットする作品、半世紀に亘って日常を描いた物語がどうしてこんなに面白いのかと思ってしまう。

高校3年生の時、受験に備えて家業の仕入れに同行して大学の下見に来た時、帰りの電車時間まで兄と上野で初めて観たときの感動を今も憶えている。

懐かしい昭和の映像も楽しい(以前撮ったラーメン博物館)


撮り貯めたビデオを一杯やりながら観ていて、ふっと、高校時代の夏休みに経験した出来事を思い出した。

友達と二人で自転車旅行した時のこと、今考えると未舗装な県道を山越えして、東北地方を横断するような距離をよく走れたものだと思う。

日本海の離れ小島に渡るつもりだったけど、海況が悪く欠航になり暗くなってきた。見知らぬ街で野営場所を探してウロウロしていたら、年配の男性に声をかけられた。

こんなスマートな自転車では未舗装の山越えは無理だろう


事情を話したら、我が家に泊まるように勧められるままにお世話になった。今考えるとあり得ないような出来事である。

そのときは地元の高校が甲子園大会に出場できた年で、その寄付集めの高校生と間違えられたらしい。
当時の服装は白色の短パン・ソックス・運動靴・ポロシャツ・帽子と白づくめで自転車を漕いでいた。寄付集めの高校球児に間違われるのが自然なことだった。(と、後で思った)

声をかけてくれた男性は元高校教諭で、家族みんなで歓待してくれて、晩御飯は皆と寿司屋に連れて行ってもらった。

今思うと、考えられない親切を貰って、元気百倍で自転車旅を続けることができた。
今はもう、あんな冒険の旅にでる勇気はない。

寅さんの旅を観ていると、同じ場所・撮影地を歩いてみたくなるけど、とても歩き切れる数ではない。

この前は旅行した五島列島が舞台だった


映画の中に引き込まれて、行ったことのある風景が出てくると、楽しさ・面白さが膨らんできます。

時々、フーテンの寅さんに集中していて、ビデオの気象情報やニュース速報のテロップをリアルに勘違いしてしまいます。

映画の中で、「寅さんは故郷の塊のような人」というセリフが、人情や懐かしさ、喜怒哀楽、正直と挫折からの懲りない立ち直り、人生の明確なヒントを観ている気がします。

今年の夏は、なぜか少年時代を思い出します。年齢を重ねたせいでしょうか、懐かしい時代の楽しかったことを想い出すのはいいものです。

長い文章になってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。


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