愛艇よさらば

シットオンカヤックを手放した

このカヤックはサーフィン用であるが、もっぱらシュノーケリングに活用していた。
特に、ポイントの岩礁に上陸したり、係留するのに船体を傷めることに惜し気がない。
しかし、最近は岩礁に引き上げるのが辛くなって、今年は、引き揚げない工夫をしながらシュノーケリングを楽しんだ。

これなら、シュノーケリングだけを考えれば、シーカヤックでも何とかなりそうである。

このシットオンは荒天の海でも扱いやすく、大きな波を乗り越えながら勇壮な白波を観賞するのにも向いていた。

中古市場に出して売れたのはよかったが、いざ手放すと決まったら寂しい、もう少し残しておいた方がよかったかなあ、などと未練が湧いてくる。

それでも、顔馴染みのベテランカヤッカーが買ってくれたのが幸いで大変気に入ってくれた、大事にしてくれるだろう。

シットオンカヤックにしては船体幅が細く、漕ぎやすく、軽量ポリエチレン艇なので丈夫で持ち運びも楽であった。


来年は、完全退職する予定である。
身の回りを少しでも軽くしようと、艇庫の借用も１艇を減らすことに、実は、年金生活という未経験の世界に入る準備なのです。