リーダーが仮定の質問に答えられないではどうなのか!会社に置き換えるとどうなのか。 `21/1/14
首都圏の非常事態宣言時の会見(1/7)で、1か月の期限が満了した時に、感染が止まらなかった(レベル3相当に達するということ)ときはどうされるんですかとの質問に、「首相は、仮定の質問には答えられない」と答えた。首相は、そう答えたときに、多分しまったと思ったのか、苦笑いをしたように思えた。これは、いただけない。首相の言い訳をすれば、官房長官の時代の言い方が抜けきらないというのもわかる。
官房長官であれば、こういった紋切型で、それ以上は答えられないというのもいいのだが、一国の総理が、国民が一番聞きたい質問にこういった答え方は、出来ないはずである。確かに、仮定の話であるが、企業のリーダーであれ一国のリーダーであれ、もしもの場合の次の一手は、用意しておくべきである。具体的に、詰めていないにしても、少なくとも方向性ぐらいは示すべきである。
国民にとって、すでに3波の非常事態宣言である。コロナ疲れもあるし、事業者にとっては、もう耐えられない、廃業も検討するというところまで来ているというのが実態である。一か月で非常事態宣言が終わるのかは、重大問題である。ここで、紋切型の回答は、まったく国民の感覚からずれているしか思えない。
この質問は、非常事態宣言の期限を切った時に、当然考えられる質問だったと思う。その質問に対する返答がこの答え方であった。想定問答として、用意すべきものであったように思う。首相自身もそうだが、首相周辺の対応がぎくしゃくしているとしか思えないのである。
会社であれば、こうなったらこうする、こうなったらこうなるというような場合分けをした適切かつ即座の対応をするはずである。部下も経営者の指し示す目標を共通のものとしなければならないのである。そうでないと、会社はすぐに経営は成り立たなくなるのである。首相が全く考えなかったはずはなく、いろいろ考えてはいたはずであるが、定まった結論がなく、そのため仮定の質問には応じられないとなったのであろう。もしも本当にその考えがないとすれば、危機意識がないと言われても仕方がない。この首相の答えには、国民はがっかりしたように思う。
尾身会長は、のちの会見(1月13日)で緊急事態宣言解除に向けたシナリオを作る考えを示し、感染者数横ばい・極めて緩やかの減少の場合はさらに強い対応も必要、うまくいった場合でも、一気に解除するのは避けて一部は継続しなければ、リバウンドが起こるとした。国民が求めていた回答はこのことで、非常事態宣言時に、具体的・詳細に説明することは無理でも、少なくともこういった方向性だけでも示して欲しかったのである。
首都圏の非常事態宣言時の会見(1/7)で、1か月の期限が満了した時に、感染が止まらなかった(レベル3相当に達するということ)ときはどうされるんですかとの質問に、「首相は、仮定の質問には答えられない」と答えた。首相は、そう答えたときに、多分しまったと思ったのか、苦笑いをしたように思えた。これは、いただけない。首相の言い訳をすれば、官房長官の時代の言い方が抜けきらないというのもわかる。
官房長官であれば、こういった紋切型で、それ以上は答えられないというのもいいのだが、一国の総理が、国民が一番聞きたい質問にこういった答え方は、出来ないはずである。確かに、仮定の話であるが、企業のリーダーであれ一国のリーダーであれ、もしもの場合の次の一手は、用意しておくべきである。具体的に、詰めていないにしても、少なくとも方向性ぐらいは示すべきである。
国民にとって、すでに3波の非常事態宣言である。コロナ疲れもあるし、事業者にとっては、もう耐えられない、廃業も検討するというところまで来ているというのが実態である。一か月で非常事態宣言が終わるのかは、重大問題である。ここで、紋切型の回答は、まったく国民の感覚からずれているしか思えない。
この質問は、非常事態宣言の期限を切った時に、当然考えられる質問だったと思う。その質問に対する返答がこの答え方であった。想定問答として、用意すべきものであったように思う。首相自身もそうだが、首相周辺の対応がぎくしゃくしているとしか思えないのである。
会社であれば、こうなったらこうする、こうなったらこうなるというような場合分けをした適切かつ即座の対応をするはずである。部下も経営者の指し示す目標を共通のものとしなければならないのである。そうでないと、会社はすぐに経営は成り立たなくなるのである。首相が全く考えなかったはずはなく、いろいろ考えてはいたはずであるが、定まった結論がなく、そのため仮定の質問には応じられないとなったのであろう。もしも本当にその考えがないとすれば、危機意識がないと言われても仕方がない。この首相の答えには、国民はがっかりしたように思う。
尾身会長は、のちの会見(1月13日)で緊急事態宣言解除に向けたシナリオを作る考えを示し、感染者数横ばい・極めて緩やかの減少の場合はさらに強い対応も必要、うまくいった場合でも、一気に解除するのは避けて一部は継続しなければ、リバウンドが起こるとした。国民が求めていた回答はこのことで、非常事態宣言時に、具体的・詳細に説明することは無理でも、少なくともこういった方向性だけでも示して欲しかったのである。