元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

BSNHK・True Colors 過去との対峙で自分の記憶の中で悪い思いを良い思いに変えることが重要

2025-02-02 07:22:02 | 第2の人生・老後・趣味と勉強

 過去に囚われていた自分を解放し本来の自分に戻りワクワクする人生を取り戻そう!!

 色彩のディーバ―(歌姫)立花海咲は、独特の色彩感覚で脚光をあびるファッションフォトグラファー、ミラノにも認められ、今まさにフォトグラファーの頂点に立とうとしていた。しかし、過労と思い受診した大学病院の眼科医の朝倉から「錐体ジストロフィ」という進行性の難病を告げられた。視力だけでなく色覚の低下は時間とともに進んでいくフォトグラファーにとって障害となる病気。呆然自失の海咲の下に、今まで音信不通としていた妹から結婚式に来て欲しいとの知らせが届き、母とも縁を切った因縁の故郷(熊本県天草)に足を踏み入れようとする。

 海咲の場合は現実の故郷に戻ってその過去と対峙しようとするのだが、斎藤一人さんにいわせると<※>「自分さがしの旅」といって、自分の記憶の中を旅するだけで十分と言う。自分を失う前の自分、否定される前の自分、こわがり、心配性、そういった性質を持つ前の「本当の自分」に会いに行くことだという。自分本来の姿に帰って見るということだろう。

 それと同時に、過去の自分が失敗したこと、恥ずかしく思った出来事、自信を失ったことや傷ついたこととか、思い出すといい気がしないような過去を一個一個「いいこと」にひっくりかえすこと、オセロの黒を白に変えることが重要だという。

 例えば、子供の頃の自分は、親の期待を一身に背負って、一生懸命努力したけど応えられなかった自分。テストで落第点を取った自分。あの時、親のがっかりした顔を見て、自分は傷ついて落ち込んだり、自信を失った。どちらにとっても不幸。しかし、子供にとって親は十分な力量をもっているように思えるけど、自分が親になって分かるけど全然完璧でもない、未熟なんだと分かる。そこで、そのときに戻って、大人の目で未熟な親をみる。うちの親は未熟なのに、育児放棄もしないで、ちゃんとご飯を食べさせて、学校に行かせてくれた。それだけで、ありがたいとなるのではなるのではないか。

 一人さんは方程式、英語ができなかった。先生が方程式が出来ないと、また、英語が出来ないと困るよといったけど、今までそれで困ったことはない。(必要になれば必要に迫られてマスターできるのではないか。) また、一人さんは、野球も相撲もからっきしダメだけど、(努力はしたけど、私の場合は運動全般ダメで、鉄棒の逆上がりや跳び箱ではみんなの前で大恥をかいた。)、それで飯を食うわけではないという。さらに、おく病な人は、それなりに準備を整え成功に至るように、必ずしも欠点ではないというのだ。

 このように、過去の「思い」は、単なる思い違いや、軽く「思い」を変えるだけのものから、重く「思い」を転換しなければならないものまで、その思いには大小があるにしても、現在に立ち返ってみれば、その思いをいい方に変えることができるだろう。

 そんな思いは思い出せないと言う方もいるかもしれない。そのきっかけとしていい方法がある。唐突だが、あなたは、猫派、犬派。私は犬派派だ。犬も猫も人間の何倍も年を取るので、家族同然にかわいがっていた犬も猫も必ず自分とお別れの時期が来る。その時の感情を思い出してみるといい。その時に巡り合った家族やお別れした犬のこと、それに対する感情の動き。そこから思い出すと何らかの当時の何らかのいい思いとともに悪い思いも、いろいろ湧き上がってくるはずだ。

 これらの過去の悪い思いは、そのままにしておくと、とげが刺さったように、あとから、知らず知らずのうちに、あなたをがんじがらめにする。そのとげを抜き去ることにより、心の奥で知らずしらずに、過去の自分に囚われていた自分から解き放たれ、「現在の自分」が「自由に」考えをめぐらすことができるのだ。そして、ワクワクするような自分がいることに気づいたら、確実にもうあなたの人生はいい方に動きだしているのだ。

 <※>著者;斎藤一人 自分さがしの旅 kkロングセラーズ 

 なお、この本のそのまま引用する部分と自分なりに解釈して要約したところがある。そのまま引用するのは、著者も認めているので問題ないと思われるが、要約部分等については、著者の思いとは違った解釈になっているかもしれないのをお詫びし、文章全般の責任は自分にあることを記します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする