今日は田主丸町水分小学校ものづくりクラブに行ってきました。
小学四年生以上の子が毎回いろんなものを作る「ものづくりクラブ」の授業の一環で、櫨キャンドル体験教室を行いました。
14名のうち、櫨を全く知らないという子は半分。紅葉した櫨の写真を見せてもなんとなくピンと来ない様子でしたが、まあいつものごとくシドロモドロに櫨の話を繰り返すうちに、次第にその櫨の実からロウソクが作られるってのはわかってくれたと思います。
ところで、水分小学校では「五人の庄屋」の話を教えていました。
「五人の庄屋」とは、江戸時代に田んぼに水を引くため、筑後川から取水し用水路を作った人々の話で、地元では半ば伝説化しています。
現在、大石長野水道と呼ばれるこの用水路の工事が行われたのは寛文4年(1664)の一月。農民達は冷たい水の中を腰までつかって全身泥だらけになりながら鍬で作業し、五人の庄屋は自らの首をかけ、私財を投げ出して挑んだと言われています。
用水路の長さはおよそ13.3km。工事期間はたったの2ヶ月。工事にあたった農民達はのべ1万5千人。工事のおかげで、水不足に悩まされた筑後川の南岸は荒れ地から沃野へと姿を変えていきました。これは車もコンピュータもない時代に行った壮大な土木事業として、今でも語られることの多い歴史的事業です。
ちなみに文献では1730年には既にこの地域で櫨が栽培されていました。盛んに櫨が栽培された背景には、干ばつや水害に影響が少なく、収益性の高い樹木として注目された面があり、こういった歴史は私としても非常に気になるキーワードです。
もしできることならこの時代にタイムスリップしてみたいもんです。
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現在、大石長野水道と呼ばれるこの用水路の工事が行われたのは寛文4年(1664)の一月。農民達は冷たい水の中を腰までつかって全身泥だらけになりながら鍬で作業し、五人の庄屋は自らの首をかけ、私財を投げ出して挑んだと言われています。
用水路の長さはおよそ13.3km。工事期間はたったの2ヶ月。工事にあたった農民達はのべ1万5千人。工事のおかげで、水不足に悩まされた筑後川の南岸は荒れ地から沃野へと姿を変えていきました。これは車もコンピュータもない時代に行った壮大な土木事業として、今でも語られることの多い歴史的事業です。
ちなみに文献では1730年には既にこの地域で櫨が栽培されていました。盛んに櫨が栽培された背景には、干ばつや水害に影響が少なく、収益性の高い樹木として注目された面があり、こういった歴史は私としても非常に気になるキーワードです。
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