松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

大相撲で弓を落とした

2008-03-20 20:26:06 | 和弓と櫨
以前のエントリで、大相撲と弓との関係を書きました。
その中で、弓取り式の時に弓を落とした場合の事を書いたんですが、
なんと18日の弓取り式で弓を落としたという出来事があったのです。

---引用----
弓取り力士が弓落とす 大相撲で珍事


2008年03月18日21時07分

 大相撲春場所10日目の18日、結びの一番の後の弓取り式で、
男女ノ里(みなのさと)(24)が弓を落としてしまう珍事があった。
 勝ち力士に代わって行う儀式で、土俵に手をついたら負けという意味合いから、
弓は手で拾ってはいけない決まりがあり、足で浮かせて手で取った。
 正式な記録は残っていないが、自身初の失敗をした男女ノ里は「緊張しちゃった」。
土俵下の審判委員に平謝りした後、支度部屋で同じ高砂部屋の朝青龍にも舌打ちされ、
「すいません」と恐縮しきりだった。
アサヒ・コム

------引用おわり---

これはめったにない出来事だったですね。
一度見てみたいと思っていたから、念願叶いました。<おいっ
しかし力士の方も、あわてないできちんと作法通り行ったのは立派です。

2008 大相撲春場所 11日目 前日の男女の里の弓取り式ー


的前で弓を引く時も、矢を取り落としてしまう場合があり「失(しつ)」と言われます。
「失」の処理をきちんと作法通り行えるかどうかということも審査の対象になるのです。
失敗してもあわてず騒がず、淡々と…私は行えるでしょうか。

それにしても、大相撲の弓取り式の写真を大きく拡大して見たのは初めてですが
(いつもTV画面の隅っこだったから)
なんて高そうな重籐弓でしょう。何重も籐が巻いてあります。

相撲協会に電話で問い合わせた時、「10年くらい使ってる」と聞きましたが、
確かにそのくらい使わなくちゃ割に合わないよなぁって感じ。
いやぁ、おかげさまで貴重な画像を見ることができてヨカッタヨカッタ。

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