松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

追悼射礼と初射会

2009-01-19 11:18:20 | 和弓と櫨
昨日は追悼射礼と初射会がありました。

追悼射礼とは、長年弓を引いてこられた故人を偲び、一手礼射をする儀式です。昨年末に筑前町弓道部に所属していたF先生が亡くなられました。Fさんは長年弓道部に在籍し、中学生や一般の方に弓の指導をされていた方です。脇正面にはF先生の遺影と花。そしてご招待したご遺族の方々に座って頂きました。


部員全員は上画像の通り、弓に黒いリボン記章をつけました。


ずらりと並んだ黒いリボン付きの弓。私の使っている弓も並んでます。

追悼射礼の場合、的に向かって礼をする前に、遺影に向かって正座になり、矢を一手持っている馬手をそのまま床につけて滑らせながら礼をし、それから基本の礼射を行います。つまり普段の礼射バージョンではあるのですが、少し違うだけでなかなか緊張するものです。

私はいつも一緒に練習している他の方となんとか礼を終えて的に向かい、座射を行いました。甲矢がすっと入ったので自分でもびっくりしました。乙矢はやや前に外しましたが後でT先生から、「あの甲矢は非常によかった。」とお褒めの言葉をいただきました。

追悼礼射はF先生と長いつきあいのあった他の弓道部員や、ご遺族の方達に強い印象と感動を残しながら無事に終わりました。私も、直接F先生にご指導を受けたことはありませんが、亡くなられた方に礼を尽くしながら一手を引くという儀式に参加できて本当によかったと思います。

その後は初射会。昨年は一本しか中らず今年こそ!とリベンジに燃えていましたが、終わってみたら四ッ矢二立でやっぱり1本しか中りませんでした。一手礼射でも1本。四ッ矢二立でも1本。しかも花的すら中らなかったのでボーゼン。礼射はうまく引けたのに、競射になった途端に入らなくなるのはなぜ?T先生からは「つまりそれが経験不足ってことなんよ。今年もたくさん射会に出て経験をつみなさい。」と言われました。

一方で今回は、なんと昨年1本も入らなかった算段のM子さんが3中ずつ計6中で優勝を獲得しました。今まで地道に稽古して蓄積されていた実力が、ついに表れてきたのかもしれません。努力した成果が出るって非常に喜ばしい事です。私も見習って練習がんばんなくちゃ。

今年もいろんな射会にでて弓の世界を満喫しようっと。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良い経験をされましたね〓 (元締)
2009-05-12 10:44:12
継続は力と言いますよね!慌てず焦らずマイペースで切磋琢磨、弓道修練にお励み下さい。己に求むるのみ。
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ありがとうございます。 (elster)
2009-05-14 11:47:28
元締さん、はじめまして。
なかなか上手くならない弓ですけど、周囲を見渡すと、上手な人は、それだけの練習をしているんだなぁと思う今日この頃です。焦らず少しずつ…とは思いつつ、でもやっぱり中ると嬉しいから、はやく上手になりたいなぁと…。
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